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失敗しない栽培レッスン(花)

野菜

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クルクマ

難易度
  • 春植え
  • 地植え
  • 鉢植え

難易度:マークが多いほど難易度が上がります。

  • 学名Curcuma L.
  • 和名/別名ウコン
  • 英名Turmeric
  • 分類ショウガ科ウコン属 非耐寒性球根

生育条件

  • 用途地植え・鉢植え・切り花
  • 日当たり日なた
  • 耐寒性
  • 耐暑性
  • 土壌酸度弱酸性

栽培管理

  • 地植え適所・土質日当たりのよい、乾きにくい場所で、腐葉土、牛ふん、ピートモスなどの多く入った通気のよい腐植質土
  • 鉢植え用土腐葉土、牛ふん、ピートモスなどの多く入った腐植質に富んだ土
  • 鉢サイズ・種類18~24cm鉢、やや深い標準鉢
  • 植えつけ[地植え]間隔約20~30cm、深さ4~5cm [鉢植え]間隔約20cm、深さ約4cm

栽培暦(関東標準)

クルクマとは

独特の花型、花色や草姿で夏の庭をトロピカルなムードに演出してくれます。原産地は熱帯アジア、アフリカ、オーストラリアで約50種類の原種があります。ほかの草花が暑さで弱って花が咲かなくなるときでも、クルクマは暑さにはびくともせずによく育ちます。むしろ暑ければ暑いほどよく生育し、花色も一段と鮮やかになり、大きな花を咲かせます。

カレー粉などに使われるターメリックを球根に含むロンガ種は、ウコンとも呼ばれ江戸時代より栽培されています。近年、人気が高いのはアリスマティフォリア種です。ハスの花に似た感じで、桃色や白色の花を咲かせます。高温でよく生育し、日当たりのよい場所で肥培します。厚弁の造花のような花は夏でも花もちよく、切り花にしても2週間くらいもちます。アリスマティフォリア種は球根の大きさよりも肥培や高温、長日の条件がそろわないと開花しません。

ポイント

地植えがおすすめです。
高温多湿でよく生育する植物なので、日当たりのよい場所で暖かくして栽培する。早く芽が出て生育し、生育開花期間が長く保てるよう、十分に肥培して多くの花が咲くようにする。

植えつけ

クルクマは高温を好む植物なので、球根の植えつけは5月中旬頃からが適期となります。日光が不足すると株が大きくならず、花立ち本数も少なくなるので、必ずよく日の当たる場所に植えます。軟らかく肥沃な土を好むので、完熟牛ふんや腐葉土の多く入った、根張りのよくなる土に植えます。球根は発芽体と養分貯蔵体に分かれたやや長い球根なので、深い穴を掘って発芽体の上に4~5cmくらいの土がかかる深さに植えます。

ただ、植えただけにしておくと、発芽には1カ月くらいかかるので、スーパーの大きなレジ袋などを利用してトンネルを作り、保温すると発芽が早まります。トンネルをかけない場合の花立ち本数は、半分くらいになります。

発芽後の管理

トンネルをかけた場合は、6月中旬頃になると発芽が始まります。晴れた日にはトンネル内は30℃を超えますが、地温を上げて生育を促進するため、トンネルは梅雨が明けるまでかけておきます。7月になりトンネル内の温度が上がりすぎて葉の縁が焼ける場合は、3cmほどの換気用の穴を上の方に3~4個あけてやります。梅雨が明けると気温が高くなりトンネルは不要となるので、すぐに取り除きます。クルクマは土が乾くことを嫌い、土が乾くと草丈の伸びが悪くなります。1週間くらい雨が降らない時は、夕方、葉を洗うようにたっぷりと水をかけてやります。

肥料

クルクマは多肥を好み、高温期は特に肥料を多く必要とします。生育の旺盛になる時期に肥料が不足すると、草丈が伸びず花立ち本数も少なくなります。元肥は完熟堆肥、腐葉土、ピートモスなどの土をやわらかくする有機物を、土の量に対して3割程度入れておきます。さらに元肥として、1株につき小さじ1杯程度の緩効性化成肥料を全層によく混ぜ合わせるように施しておきます。トンネルを取った直後、雨による泥はね防止にわらやピートモスを敷きますが、そのとき、置き肥として大粒の固形化成肥料を7~8粒ばらまきます。7月下旬~10月上旬の生育旺盛期は月に2~3回、液肥を水やり代わりに与えると、葉色が濃くつややかになり、花を引き立ててくれます。

病害虫

クルクマは強健な植物で、夏の間はまったくといってよいほど病気は発生しません。害虫は花の内部にアブラムシがつくことがありますが、家庭園芸用のエアゾール式の殺虫剤をかければ簡単に防除できます。ほかにはヨトウムシなどが葉を食害したり、ナメクジやカタツムリが新芽の部分に小さな穴をあけるので、早めに見つけて捕殺駆除します。

花後の管理

クルクマの花はビニール細工に似た厚い花弁をもち、花もちもよく、特に花後に花がら摘みをしなくても見苦しく感じられません。もし、花色が悪くなった花が気になるようだったら、花梗の付け根から切ります。秋雨シーズンが終わる10月中~下旬になると、夜温が下がって生育は停滞します。開花途中で生育が止まった場合は、切り花にして暖かい室内に入れると咲き続けます。11月中旬頃に、晴天が3~4日続いて土が乾いたころを見計らって掘り上げます。掘り上げた球根は水洗いをして泥を落とし、葉をつけたまま10℃以下にならない暖かい場所で乾燥させます。2~3週間で葉が枯れて球根と分離するので、紙袋に入れて10℃以下にならない暖かい場所で越冬させます。

JADMA

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