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失敗しない栽培レッスン(花)

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ネモフィラの育て方・栽培方法

難易度
  • 秋まき
  • 地植え
  • 鉢植え

難易度:マークが多いほど難易度が上がります。

  • 学名Nemophila insignis Dougl.
  • 和名/別名ルリカラクサ
  • 英名Baby Blue-Eyes
  • 原産地/生産地北アメリカ・カリフォルニア
  • 分類ハゼリソウ科ネモフィラ属
  • 発芽地温15~20℃

生育条件

  • 用途花壇、鉢植え
  • 日当たり日なた
  • 耐寒性

栽培管理

  • 地植え適所・土質日当たり・水はけのよい場所が適地。酸性土を嫌う。
  • 鉢サイズ・種類15~20cm間隔
  • 植えつけ15~20cm間隔

栽培暦

※寒地、寒冷地の種まきは室内で行う。温暖地でも厳寒期はフレームか霜除けした内で育苗する 
※上記の区分は目安です。実際の栽培地の季節により異なる場合があります

ネモフィラとは

ブルー系の爽やかな花色が春花壇に映えるネモフィラ。種から育てやすいので、人気の高い花です。

種まき

発芽適温は18~20℃。普通は秋まきで、9月下旬~10月上旬に種をまきますが、寒地では春まきにします。
発芽日数は8~10日、小さな種ですが、茎葉が折れやすく、移植しにくいので、小さなポット(6cmポット)やセルトレーに直まきして苗を育てます。
1ポットに3~4粒ずつ種を落とし、3mmくらい覆土し、発芽するまでは特に乾かさないよう注意して管理します。

育苗

芽が出たらよく日に当て、本葉が出始めたら、2週間に1度の間隔で液肥を与えます。
苗が元気に育ち、本葉が3~4枚になったら間引いて1本にします。
育苗容器の底まで根がまわったら植え替えの適期です。ひとまわり大きなポットに、市販の草花用の培養土を使って植えるようにします。自分で配合する場合は、赤玉土5、腐葉土4、くん炭1の配合土を用います。過湿に弱いので、深植えにならないよう注意して植え付けます。

耐寒性は、マイナス3℃に耐える程度、暖地では戸外で楽に越冬しますが、寒さの程度で多少の保護が要ります。暖房のある室内に入れるのは、苗が徒長しやすいので禁物です。
昼間は外気と直射日光に当て、夜間だけ凍らないよう覆いをするような、過保護にしない育苗管理をすると、枝数が多く、よくしまった株に育ちます。
なお、冬期も月に1度置き肥を与えるようにします。

本葉3~4枚になったら間引いて1本にする

6cmポットの底まで根がまわったら9cmポットに植え替える

6cmポットの底まで根がまわったら9cmポットに植え替える

定植

日当たり・水はけのよい場所が適地です。酸性土を嫌うため、苦土石灰を1平方メートル当たり100g、堆肥、腐葉土などの有機物を2~3kg、元肥として化成肥料100gを施し、冬の間によく耕しておきます。

定植は春の彼岸頃、株元に水が溜まると根腐れを起こしやすいので、花壇の表土は中高(なかだか)になるようにならし、15~20cm間隔に植え付けるようにします。
枝が地表を這うように広がるので、鉢の縁に植え、枝先が垂れるように咲かせるのもおもしろいでしょう。

開花

適地に植えれば、放任状態でよく花をつけます。水のやり過ぎやチッ素過多は、茎葉が軟弱に茂りすぎ、花つきも悪くなるので注意が必要です。
花つきをよくするには、日当たり・風通しのよい環境を保つために、除草や枯れ葉取りを2週間に1度定期的に行います。
開花中は長雨に弱いので、プランターや吊り鉢仕立てのものは、強い雨の当たらない軒下やベランダに置くと長く楽しめます。

病害虫

アブラムシが大敵です。春暖かくなると発生が多くなるので、広がる前の育苗中に殺虫剤をまいて駆除しておきます。
病気は日当たり・風通しが悪いと発生が多くなるボトリチス病が主な病気です。ボトリチス病の菌は死物寄生で、枯れ葉からの発生が多く、フレームや霜除けトンネルの中でも発生するので、暖かくなり始めたら、定期的に枯れ葉や傷んだ葉を取り除くようにして発生を予防します。

JADMA

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