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失敗しない栽培レッスン(野菜)

野菜

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トマト

難易度
  • 春まき
  • 地植え
  • 鉢植え

難易度:マークが多いほど難易度が上がります。

  • 学名Lycopersicon esculentum Mill.
  • 和名/別名トマト
  • 英名Tomato
  • 原産地/生産地中南米
  • 分類ナス科トマト属
  • 発芽地温20~30℃
  • 生育適温20~30℃

生育条件

  • 日当たり日なた
  • 土壌酸度中酸性~中性

栽培管理

  • 植えつけ株間50cm前後

栽培暦(関東標準)

トマトとは

ビタミンC、カロテン(体内でビタミンAになる)、リコピン(活性酸素を消す作用をもつ)を多く含み、栄養や機能性に優れたトマトを好きになることは健康な生活を送る第一歩になるでしょう。文字どおり「トマトが赤くなると医者が青くなる」といえます。

トマトの品種は用途から、生食用と調理用・加工用に分けられます。大部分の品種は生食用で、大きさは大玉、中玉(ミディ)、小玉(ミニ)に分けられます。これらを果色でみると、大玉は主として桃色、中玉・小玉では赤色が主となっていますが、一部、黄色や橙色の品種もあります。調理用・加工用は赤色です。家庭菜園ではスーパーなどで売っていない黄色種や調理用トマトを栽培するのも楽しいのではないでしょうか。

ポイント

トマトは強い光を好み、多湿を嫌います。生育適温は20~30℃で、栽培では比較的冷涼で昼夜の温度差が大きいと有利です。トマトはタネまき~定植、定植~収穫開始までそれぞれ2カ月前後かかります。定植が遅いと収穫開始は暑い時期になってしまうのでできるだけ早く定植すべきですが、トマトは霜に弱いため露地への定植は早くても晩霜の恐れがなくなる時期とします。タネまき時期はそのような定植時期になるように合わせます。

タネまきと間引きなど育苗管理

タネまきが低温期になる場合は、ポットまき、箱まきといずれの場合も加温や保温によって発芽適温を確保しましょう。間引きや移植の時、極力根を傷めないようにしましょう。定植適期苗は本葉が7~8枚で、第1花房第1花が咲き始めている苗です。定植適期までの育苗日数は55~65日程度です。

〈POINT〉 発芽適温20~30℃を確保!

発芽後は保温温度を徐々に下げるとともにできるだけ日に当て、徒長しないようにします。加温・保温装置がない時やタネまきの適期を過ぎてしまった時は、苗を園芸店などで購入してください。

畑の準備と定植

定植予定の2週間以上前に苦土石灰をまいて深く耕し、1週間前には堆肥と元肥(化成肥料、リン酸質肥料)をまいてよく耕します。その後、定植までの間に畝を作り、マルチをします。また支柱を合掌式または直立にしてしっかりと立てます。定植当日にマルチに育苗ポットより大きめの植え穴を開け、苗を花房の向きが通路側になるように(後からの花房もすべて同じ向きになります)植えます。

〈POINT〉 元肥の施用量を守る!

施用量(1平方メートルあたり)は苦土石灰約150g、堆肥3~4kg、化成肥料(N:P:K=8:8:8)約150g、熔リンなどのリン酸質肥料約30gとします。チッ素が多いと花が咲いても実が止まらなかったり、果実の先端部が黒くへこむ尻腐れ症がでやすくなります。マルチはシルバーマルチを使うとアブラムシの害をかなり防げます。

定植後の栽培管理

主枝の誘引は支柱に20~30cm間隔でひもで8の字になるように結びつけます。本葉のつけ根から出るわき芽はすべてかき取ります。収穫目標の花房(3~5段)が咲きだしたら、その上の葉を2~3枚残して主枝を摘み取ります。追肥は第1花房および第3花房の果実がピンポン玉程度の大きさになった時の2回を基本として、後は草勢をみて適宜行います。

〈POINT〉 追肥は果実肥大を確認してから!

わき芽や主枝の摘み取りはハサミを使うとウイルス病を伝染させる恐れがあるので、手で行います。また、晴天日の午前中に行います。追肥の方法は、マルチをまくり、1株当たり化成肥料軽く1握り(約25g)を畝肩部の中心にばらまき、軽く土寄せして、マルチを再度かけます。

病虫害

トマトの露地栽培では苗が根づいて育ち始めた頃からさまざまな病虫害が発生するので、殺菌剤や殺虫剤を散布して病虫害の防除に努めます。主要な病害は青枯れ病、疫えき病、灰色かび病、ウイルス病など、主要な害虫はアブラムシ、オンシツコナジラミ、アザミウマ類などです。

〈POINT〉 梅雨期の防除が重要!

害虫防除のため定植時に殺虫剤を株元にばらまくと効果があります。トマト、ナスなどを連作した畑は連作障害(青枯れ病など)が発生しやすいので、抵抗性台木に接いだ接ぎ木苗を購入し、定植するとよいでしょう。

着果管理~収穫まで

第1花房の第1花を確実に着果させることが重要ですので振動授粉と着果ホルモン剤処理を行います。ただし、ホルモン剤処理は3段花房までで終わりにします。大玉トマトでは一つの花房に多く着果した場合、4~5果になるよう摘果します。ミニトマトの場合は摘果しません。赤く熟したものを朝の涼しいうちにハサミで切り取り収穫します。

〈POINT〉 着果と摘果は確実に行う!

振動授粉は支柱をたたくか、開花した花を軽くはじきます。着果ホルモン剤処理は1花房内で2~3花開花した日に蕾も含めて噴霧します。

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