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失敗しない栽培レッスン(野菜)

野菜

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ブロッコリー

難易度
  • 春まき
  • 夏植え
  • 秋まき
  • 地植え

難易度:マークが多いほど難易度が上がります。

  • 学名Brassica oleracea L.var.itarica Plen
  • 和名/別名ブロッコリー
  • 英名broccoli、Sprouting broccoli、Italian broccoli
  • 原産地/生産地地中海沿岸
  • 分類アブラナ科アブラナ属
  • 発芽地温20~25℃
  • 生育適温15~20℃

生育条件

  • 日当たり日なた
  • 土壌酸度弱酸性

栽培管理

  • 植えつけ株間40cm

栽培暦(関東標準)

ブロッコリーとは

ブロッコリーはゆでると鮮やかな緑色で、料理の彩りとなり、風味も好まれています。また、ビタミンAやCが豊富な緑黄色野菜で、抗酸化成分や抗がん成分も含むことから、健康野菜として消費が伸びています。

品種にはタネまきから収穫までの日数が120日以下の早生種、145日以上の晩生種があります。この中間は中生種です。花蕾の元となる花芽ができるには低温が必要です。早生種はその温度が比較的高い品種。晩生種はその温度が比較的低く、株が大きくならないと花芽ができません。

また、花蕾のつき方から、主枝に大きな花蕾がつく頂花蕾型と、主枝と側枝両方につく頂・側花蕾型の二つに分けられます。家庭菜園では、頂・側花蕾型の早生種や中生種を中心に組み合わせて栽培すれば、花蕾を次々と収穫でき、楽しみが増すでしょう。

ポイント

キャベツなどと同じ仲間で、原産地はヨーロッパ地中海沿岸です。「ブロッコ」の語源は若芽や若木を指すイタリア語(日本語では花蕾)です。冷涼な気候を好みますが、暑さや寒さにも割合強く、タネまきは冬、春、夏と可能です。しかし、冬まきでは加温育苗やトンネル栽培が必要ですので、家庭菜園では夏まきで秋~冬に収穫する品種が作りやすいでしょう。

タネまき

箱まきの場合は深さ1cmほどのU字溝を8cm間隔で作り、1粒ずつ1cm間隔でまきます。ポット(7cm前後)まきの場合、直径3cmで深さ1cmの穴を作り、3~4粒をお互いに離してまきます。覆土はタネが隠れる程度にして、たっぷりと水やりをします。

〈POINT〉 夏まきは高温対策をしっかりと!

用土は市販の野菜用用土が便利でしょう。高温対策として、夏まきでは日ざしを和らげるために、箱またはポットの上を、寒冷紗あるいはよしずで覆います。冬まきでは加温・保温して育苗する必要があります。

発芽・間引きなど育苗管理

箱まきの場合、葉が混み合わないうちに適宜間引きして、本葉2枚程度になったらポットに移植します。ポットまきでは1週間ほどで2本立ちに間引きし、本葉2枚になる頃に1本立ちにします。定植が近くなったら苗を露地条件に慣れさせるため、寒冷紗をはずします。

〈POINT〉 湿害を避ける!

水やりは朝に行いますが、過湿に弱いので夕方には表面が乾く程度にして、がっちりとした苗を育てましょう。育苗期間は夏まきが30日(本葉は5~6枚)、冬・春まきは35日(本葉4枚程度)が目安です。

定植~収穫までの栽培管理

定植の2週間以上前に苦土石灰を全面散布して深く耕し、1週間前に元肥を施します。定植は株間を40~50cmとして、深植えにならないよう株元が少し高くなるくらいに植えつけ、水やりをします。よい花蕾を取るには大きく充実した株にすることが重要です。生育状態を見ながら、速効性の液肥や追肥用の化成肥料を施します。

〈POINT〉 追肥を的確に!

1平方メートル当たり、苦土石灰は約100g、元肥は完熟堆肥約2kg、化成肥料(N:P:K=8:8:8)2握り(約100g)とします。追肥(1株あたり化成肥料1握り)は1回目は活着して生育を始める頃、2回目は花蕾が見え始める頃とし、同時に中耕と土寄せをします。

病虫害

比較的強健なので病気は少ない方ですが、害虫では生育前半にヨトウムシ、コナガ、アオムシなどがつきやすいので、見つけ次第捕殺するか、殺虫剤を散布します。あるいは防虫ネットをトンネル状にかけると被害を抑えることができます。

〈POINT〉 防虫ネットを上手に使う!

防虫ネットをかける時は、土との間にすき間ができないように。育苗時に立枯病が発生しないように、株元に水をやり過ぎないこと。

収穫

頂花蕾は全体が十分に発育し、硬くしまった塊のうちに主枝をナイフなどで切り取ります。側花蕾は側枝をハサミで切って収穫します。頂・側花蕾型の場合、立派な側花蕾を収穫するためには、多少若い頂花蕾を短めに切り取った後、追肥をした方がよいでしょう。

〈POINT〉 よい側花蕾を取るには追肥を!

追肥は化成肥料を、1株当たり1握り施します。冬になると花蕾が紫色になることがありますが、ゆでると緑色になるので問題ありません。

JADMA

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