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プランターで家庭菜園を始めよう!プランターを選ぶときのポイントとは?

2017/07/27

野菜作りを楽しめる、新鮮な野菜が食べられるなど、家庭菜園にはいろいろなメリットがあります。そんな家庭菜園は、ある程度の広さが必要と思われがちですが、プランターを上手に使うことでベランダや日当たりのよいカウンター、テラスなどの限られた場所でも楽しむことができます。

では、どういうプランターを選んだらいいのでしょうか。一言にプランターといっても、素材や形、大きさなどさまざまなものがあるので、何を選べばいいのか悩んでしまう方もいるでしょう。

そこで、プランターを選ぶときのポイントについて、家庭菜園経験者を対象にアンケートを取りました。

家庭菜園経験者に質問!プランター菜園でのプランターを選んだときのポイントは何ですか?

■調査地域:全国
■調査対象:【性別】女性 【年齢】30 - 39 40 - 49 50 - 59 60 -【結婚】既婚
■調査期間:2017年09月15日~2017年09月29日
■有効回答数:100サンプル
(サグーワークス調べ)

最も大事なのはサイズ!作りたい野菜だけでなく置き場所も考慮して

多くの家庭菜園経験者がプランターを選ぶ際のポイントに挙げたのが、「サイズ(深さ・大きさ)」でした。アンケートの回答をいくつかご紹介します。

「サイズ(深さ・大きさ)」を選択した方のコメント

・育てる植物に合ったサイズのプランターを使うことが大事だからです。ミニトマトやナスなどは根を深く張るので、深さのあるものが適しています。ホウレンソウなどの葉物は浅くても大丈夫です。大きさに関しては、小さいと育ちにくいですし、たくさんの株を植えられないので、できるだけ大きめのプランターを選んでいます。(50代/女性/個人事業主)

・野菜が十分に根を張れるだけの深さのあるプランターを選ばないと、野菜がよく育たなくて収穫できないからです。また、小さいプランターはすぐに土が乾いてしまいます。(30代/女性/専業主婦)

・ベランダの広さによって育てられるものが違います。今のベランダは広いので、大きなサイズを購入しました。チンゲンサイやレタスなどを育てています。(30代/女性/個人事業主)

・わが家のベランダでも使える大きさかが一番のポイントでした。それで小さめの細長いものに決めました。(60代/女性/専業主婦)

育てる野菜やプランターを置く場所の広さに合わせたサイズを選ぶことが大事だと考える家庭菜園経験者が多数を占めました。
育てたい野菜がどれくらい成長するのか、あらかじめ調べてから適したサイズのプランターを準備しましょう。また、プランターを置く場所の広さを把握しておくことも大事です。野菜を健康的に育てるために、栽培環境への配慮を忘れないようにしましょう。

デザインや形など!見栄えや使い勝手だけでなく処分方法も大切

次に多かった回答が、「デザイン」でした。その他にも「形(丸形・角形)」「価格」「素材」などさまざまな選択ポイントがありますので、併せてご紹介します。

「デザイン」を選択した方のコメント

・出窓に置きたかったので、インテリアとしてかわいいデザインを探しました。(30代/女性/専業主婦)

「形(丸形・角形)」を選択した方のコメント

・ベランダが狭いので、あまり幅を取らずに収まる形を探して購入しました。(40代/女性/個人事業主)

「価格」を選択した方のコメント

・たくさん育てたくて数が必要なので、デザインより価格の安さで選んでいます。 (40代/女性/専業主婦)

「素材」を選択した方のコメント

・マンション住まいなので、処分するときのことを考えてプラスチック製ではなくフェルト素材のものにしました。(30代/女性/専業主婦)

・素焼きのプランターはかわいいけれど、土を入れたら重くなります。持ち運びを重視してプラスチック製のプランターを選びました。(40代/女性/専業主婦)

室内に置く場合は、家具とのバランスを考えて色やデザインを大事にする方が多いようです。実用性重視の方は、スペースを取らない形や土を入れた際の重さ、価格が安いことなどを選ぶ際のポイントにしていました。また、処分するときのことを考えて素材で選んでいる方も。それぞれの環境、目的に合わせて選ぶポイントも違うのでしょう。

家庭菜園はスペースに合わせて始められる!これを機に野菜作りに挑戦を

さまざまな意見がありましたが、いかがでしたでしょうか。家庭菜園経験者の多くの方が支持されたように、育てる野菜と置き場所、両方の条件を満たした「サイズ」が理想的なようです。

プランターの置き場所はベランダだけではないため、それぞれの空間に合わせたプランター選びが大事です。プランターを購入するときは、まずは育てる野菜に合ったサイズや形を選び、その上で素材やデザインなどいろいろな面から総合的に判断することも大切でしょう。

家庭菜園は少しの空間であっても、プランターや野菜選びの工夫次第で始めることができます。これを機にプランターでの家庭菜園を始めてみませんか。

JADMA

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