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ダイコンQ&A ダイコンQ&A

2017/09/07

サカタのタネ お客様相談室にいただいたダイコンについてのお問い合わせを多かった順にご紹介します。
ブリーダーの回答を参考に、いっそうおいしく立派なダイコン作りにお役立てください!

私たちがお答えします!

ダイコンのブリーダー 高山光義(左)、岡田建(右)

ブリーダーとは?

品種開発担当者のこと。新しい品種を開発するのがブリーダーの仕事です。開発する品種の目標に合った親の選抜を行います。優れた品種を生み出すために、選抜した親同士を組み合わせます。
そのため、1年間で交配する組み合わせの数は数百にも及びます。

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雨が続きタネをまくことができません。まき時期が遅くなっても晴れるまで待った方がよいでしょうか? それとも少しくらいの雨ならまくべきでしょうか。
AA
あまり遅くなってしまうと、お持ちのタネに適した作型から外れてしまい、その品種本来の形状にならなかったり、生育不良になったりしてしまうことがあります。そのため、できることなら適期にタネをまくのが理想です。畑の準備がすでにできているようであれば、多少の雨ならまいても大丈夫です。もし気になるようなら無理にまかず、天気のよい日に少し株間を広めにしてタネをまけば、多少のまき遅れは挽回できます。
まだ暑い日が続きますがタネまきしても大丈夫でしょうか? 何か対策を取るべきでしょうか。
AA
もし暑さへの対策をするのであれば、秋ダイコンではなく夏まき品種のダイコン(「献夏青首」など)をまくという方法もあります。夏にまいた場合よりも根長が短くなることがありますが、暑さに対して秋ダイコンよりも強いので、安心して作ることができます。ただし、急な寒さに当たってしまうと生育が遅くなってしまうので、その点は注意が必要です。その他には、涼しくなるまで待つ、地温を下げるための白黒マルチを利用するといったことを検討してみてください。また、発芽するまでの間に土が乾いてしまうと発芽不良の原因となるので、その場合は適度に水やりを行ってください。
秋まきでマルチは必要でしょうか?おすすめのマルチはありますか?
AA
マルチをしなくても生育に問題はありません。使うのであれば、雑草防除、保水性向上を目的とした黒マルチの利用がおすすめです。
タネをまくときの深さはどれくらいがいいでしょうか? タネまきの注意点があれば教えてください。
AA
畑の土質や条件にもよりますが、深さは2~3cmほどがよいでしょう。浅いと乾燥の影響を受けやすく、深いと発芽しづらくなります。そのため、降雨が予想されれば浅め、しばらく雨がないようであれば深めにするのがおすすめです。抽苔の可能性のある作型であれば深めにまくのがよいでしょう。抽苔防止の効果があるといわれています。また、1穴に複数粒まくことで欠株を少なくすると同時に、互いを競わせることで生育を促す効果も期待できます。この場合は本葉4~5枚で間引きして1本立ちにします。
漬物やダイコンキムチに向くようなパリパリした品種を探してます。おすすめの品種は何でしょうか。
AA
たくあん漬け用であれば白首ダイコンの「はっかい」がおすすめです。暑さや病気に強く作りやすい品種で、歯切れのよい食感がたくあんによく合います。浅漬けや酢漬けには紫首の「あやめっ娘」や表皮が朱色の「紅化粧」、そして内部がスイカのように真っ赤な「天安紅心2号」はいかがでしょうか。それぞれの色彩を生かした漬物は、食卓を華やかにしてくれます。ダイコンキムチにはしっかりした肉質で甘みのある「ころっ娘」がよいでしょう。水分が少ないので、キムチの味が薄まらずに漬け込むことができます。「はっかい」以外はミニダイコンなので扱いやすく、深くまで耕すのが難しい家庭菜園でも比較的栽培しやすい品種です。
栽培説明書に「堆肥を施す」と書いてあることが多いですがどのような堆肥がおすすめでしょうか。
AA
大事なポイントは完熟した堆肥であることです。未熟なものは害虫の発生を助長したり岐根の原因となるので注意が必要です。弊社で取り扱いのある「バイテクバイオエース」には、有効微生物が含まれており、通気性、排水性、保水性の構築に必要な有機質が豊富なので、植物の根張りもよくなります。カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分もバランスよく入っています。また、完熟しているので堆肥特有のにおいも少なくサラサラしており、扱いやすいことも特徴です。なお、堆肥は畑になじむまでに日数がかかるので、タネまきの直前にならないようにしてください。
収穫したダイコンが辛かったのですが。
AA
イソチオシアネートというものが辛みの主成分ですが、代謝が活発で生育の早い時期で、なおかつ地温が高いほど含量が高くなるというデータがあります。分かりやすく言い換えると、高温や乾燥した日が長いと辛くなりやすいということです。もちろん、辛くなりやすい品種となりにくい品種もあります。
岐根や曲がったダイコンができてしまいます。
AA
石などの障害物や、虫による食害、肥料焼けや薬害など、根の成長点が障害を受けることで岐根となります。畑を作る際には、できるだけ障害物となりうるものを除くようにしましょう。肥料や殺虫剤、殺菌剤の施用は、播種の直前にならないように注意します。除草剤を使用した後に畑を作る際には、効果が残ってないかどうか、数粒まいて発芽した根を確かめてからにすると安心です。
曲がりについては、葉ができると風の影響を受けやすく、曲がりの原因となるので窒素過多にならないように注意します。土寄せも効果的です。葉が小さい品種を利用するのもよいでしょう。また、土が硬いと抽根部が抜き出やすくなるので、タネをまく前に畑をよく耕し、粘土質などの土質の重い畑では有機物を使うなど土壌改良をおすすめします。
すが入ってしまいました。
AA
す入りは老化現象の一つで、肥料切れや急激な肥大が主な原因です。ダイコンが大きくなるほど、すが入りやすくなります。肥料は切らしてもダメですが、収穫前に急に肥料が効いてしまうのも問題です。割れや腐りの原因になってしまいます。そのため、収穫まで緩やかに肥料が効いている状態にしながら、適期収穫に努めます
ダイコンの肌が汚くなってしまいます。
AA
ゴツゴツした粒が残った畑や、水分バランスの悪い畑では、ダイコンの肌が荒れやすくなります。まずはできるだけキメの細かい土にしましょう水がたまりやすい畑では、高畝栽培にするとよいでしょう。乾燥しやすい畑であれば、堆肥などを入れて水はけをよくしたり、適度な水やりを行ってください。 高温期の栽培は肌が荒れる傾向にあるので、無理な早まきは避けてください。虫による食害も肌荒れの主な原因の一つですので、被害が大きな畑では殺虫剤の利用を検討してみてください。

※お問い合わせの期間:2016年9~10月
この時期のQ&Aとしてご参考にしてください。

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