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初心者向け!ミョウガの栽培方法・育て方のコツ

2018/03/15

独特の風味と食感がクセになる香辛野菜「ミョウガ」。あまり手をかけなくても栽培できることから、家庭菜園でも人気の野菜です。今回はミョウガの栽培方法・育て方のコツをお伝えします。

家庭菜園でミョウガ栽培が人気の理由

ミョウガ栽培が人気の理由は主に二つあります。一つは、病害虫被害がなく、一度植え付けてしまえばほとんど手をかけずに毎年収穫できるので、初心者の方にもおすすめです。

そしてもう一つは、野菜の栽培には日当たりのよい場所が必要不可欠ですが、ミョウガは湿気があって暗いところを好むため、直射日光を必要とせず、日当たりの悪い場所でも育てることができること。家庭菜園に適した場所を確保できない方でも栽培できる野菜として人気があります。

ミョウガの育て方とコツ

ここでは、ミョウガの栽培で失敗しないためのポイントを中心に、家庭菜園の流れをご紹介します。ミョウガは2月から球根(地下茎)を購入できます。

事前準備のポイントと注意点

プランター

ミョウガは地下茎で増えていくので、深さ30cmぐらいの大きめのプランターを用意すると安心です。

園芸専門店で売られている安全で品質のよい野菜用の培養土を使用します。水持ちがよく、通気性もよい腐葉土が多く含まれた土がおすすめです。

1. ミョウガの球根(地下茎)を2月~4月初旬の間に購入します

球根(地下茎)の選び方

ミョウガは太い根のようなものが塊になった状態の球根(地下茎)を購入します。球根は大きいものがいいでしょう。
通常、太くしっかりした大きな球根(地下茎)を15㎝くらいの長さに切って植えるのですが、2~3芽ごとに細かく切ってしまうと大株になるまで時間がかかり、収穫は翌年以降になってしまうので、球根はあまり細かく切らず、ある程度購入したままの状態で植えると、その年のミョウガの収穫率が高くなります。

2. ミョウガの球根(地下茎)を植え付けます

ミョウガの球根を購入したら、気温は気にせずすぐに植え付けます。球根は深さ5cmくらいのところに埋め、上に堆肥をのせて、さらにわらを、なければ腐葉土を上に置きます。

3. 水やりをします

ミョウガは乾燥を嫌い、乾き過ぎると蕾が付かず、花が咲かなくなってしまうので、水やりはしっかりと行います。わらを敷いている場合は、わらの上からで大丈夫です。

4. 追肥をします

ミョウガの芽が出て葉が立ち上がり、ある程度成長したら、化成肥料でプランター当たり20gほど追肥をします。わらを敷いている場合は、わらの上から肥料をやって大丈夫です。

5. 株周りの風通しをよくします

葉が茂り、株周りが混み合ってきたら、葉が開ききったところで根元から切り、7~8㎝間隔に間引きます。ミョウガは乾かしてはいけませんが、風通しをよくしましょう。

6. ミョウガを収穫します

土から顔を出したばかりのところを摘み取ります

3月にスタートした場合、8~9月ごろにミョウガを収穫できます。ただし、植えた年は収穫の時期が安定せず、場合によっては収穫できないこともあります。株が安定すれば、翌年以降は7月の終わりごろから収穫できるようになります。

収穫の際は、花の根元をつかみ、ねじりながら引っ張るように採ります。花が咲くと食感が悪くなり味が落ちるため、収穫は早めに行いましょう。

7. 翌年に備えて準備をします

ミョウガの収穫が終わると葉だけになるので、地上部が枯れて自然に倒れるのを待つか、地上部を地際で切っておきます。手間をかけて育てるのであれば、その後に一度球根を掘り出し、土に堆肥を入れて耕して再び球根を植えて、肥料をまいておきます。

鉢植えの場合はそのままにしておくと土が乾いてしまうので、翌年、ミョウガの栽培を再開するまでは土の上に堆肥を少しのせ、定期的に水やりをして土を湿らせ、球根が枯れないようにします。雨の当たる場所の場合は不要です。そうすることで翌年、春になったらまたミョウガの芽が出てきます。

8. 2年に1度、植え替えをします

ミョウガは球根で増えていくので、新芽が動きだす前の2~3月ごろ、2年に1度くらいのペースで植え替えを行います。

球根の土を一度全部落とし、球根が増えて大きくなっていたらプランターを大きなサイズに変えるか、古い球根やよぶんな根を除いて、昨年伸びた、太く新しい球根を残すように、全体の半分くらいに整理して植え替えをしましょう。

初心者が家庭菜園でミョウガの栽培を成功させるポイント

ミョウガは乾燥を嫌い、株が乾くと蕾を付けず、収穫ができなくなるので、直射日光には当てないようにします。鉢やプランターで栽培している場合は、水を切らさないように水の管理に気を付けましょう。

また、育てるのに適している場所は、暗くて湿気のあるジメジメした場所といわれることが多いですが、実際は、完全な日陰よりは木陰などの日が少し入るような風通しのよい、明るい日陰が適しています。

自家栽培のミョウガをプラスして、旬の香りとおいしさを楽しむ

ミョウガの栽培方法・育て方のコツをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ミョウガは栽培が比較的簡単で、湿気がある半日陰を好むため、初心者の方はもちろん、庭やベランダの日当たりがよくないと家庭菜園を諦めていた方でも気軽に育てられる野菜。

初夏から秋にかけてが旬で、漬物や冷やっこ、みそ汁などさまざまな料理で重宝します。家庭菜園で育てたミョウガをいつもの料理にプラスして、旬の香りとおいしさをお楽しみください。

JADMA

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