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家庭菜園に挑戦!おいしいキュウリを育てるポイントとは?

2018/04/12

自宅のちょっとしたスペースを活用して、家庭菜園に挑戦したいと考えている人も多いことでしょう。中でも比較的育てやすいとされ、みずみずしさが楽しめるキュウリは人気の高い野菜です。

では、おいしいキュウリを育てるには、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。せっかく育てるのであれば、おいしいキュウリを育てたいですよね。そこで今回のアンケートでは、キュウリを育てたことがある人に、おいしく育てるための最も大切なポイントについて質問しました。

キュウリを育てた経験がある人に質問!おいしいキュウリを育てるために最も気を付けるべきポイントは何だと思いますか?

■調査地域:全国
■調査対象:【性別】女性 【年齢】30 - 39 40 - 49 50 - 59 60 - 【結婚】既婚
■調査期間:2018年05月24日~2018年06月07日
■有効回答数:100サンプル
(サグーワークス調べ)

おいしいキュウリ栽培に欠かせないのは日当たり!

アンケートの結果、多くの方が「日当たりなどの環境」と回答されました。回答者のコメントをいくつかご紹介します。

「日当たりなどの環境」を選択した方のコメント

・日当たりです。以前、雨の多い年に実ったキュウリは細くてスカスカしていました。間引きや肥料も大切だけど、一番というなら日当たりです。(40代/女性/専業主婦)

・ルーフバルコニーで育てたものと、庭で育てたものでは、ルーフバルコニーで日当たりがよい方がずっとおいしくて、大きいキュウリが採れました。(40代/女性/正社員)

・初めて育てたとき、日当たりがあまりよくない場所で水やりをしていたら根が腐ってしまいました。2回目は日当たりを考えて育てたところ、成功しました。(30代/女性/専業主婦)

うまく育つよう、さまざまな条件を整えても、日当たりが悪い場所で育てた結果、おいしく育たなかったという経験者が多くいました。雨続きの年に不作だったり、日陰で根腐れを起こしたりといった苦い体験に裏打ちされていました。家のどこで栽培するか、最適な場所選びが、キュウリの出来を左右する重要なポイントです。

病害虫対策は必須!健やかに育てるには土づくりや整枝にも配慮する

「日当たりなどの環境」の次に多かった回答は、「病気・害虫対策」でした。次いで「土づくり」、「整枝・誘引のやり方」の順に回答が集まりました。それぞれのポイントについて、回答者のコメントをご紹介します。

「病気・害虫対策」を選択した方のコメント

・うどんこ病やハダニにやられてしまい、あまり収穫できないうちに苗を駄目にしてしまったことがあります。病気に強いタイプの品種もあるので、品種選びのときから気を付けるとよいと思います。(40代/女性/専業主婦)

・キュウリは虫が付きやすいので病害虫対策は必須です。こまめに食品成分由来の薬品などで事前に対処した方がよいです。(30代/女性/無職)

「土づくり」を選択した方のコメント

・キュウリは成長が速く、成長期に必要な栄養分が初期生育にたくさん必要になるので、最初の土づくりが肝心になると思います。(40代/女性/専業主婦)

・根がしっかり張れるとおいしいキュウリが採れるので、根が張りやすくなるように深く土を耕します。水はけをよくするために高畝にすることも大切です。(30代/女性/専業主婦)

「整枝・誘引のやり方」を選択した方のコメント

・摘芯や最初は実を付け過ぎさせないなど、まずは株を疲れさせないようにすることが大切です。最初の実からもっと大きくしようとして採らなかったりすると、後から実の付きが悪くなったりするし、葉ばかり育ったりとよいことがありません。整枝に気を配ったり、日の当たりが片寄ったりしないように誘引をするとよいと思います。(30代/女性/専業主婦)

・放置してしまうと収拾がつかなくなるほど成長してしまうので、誘引などの管理が大切だと思います。(40代/女性/パート・アルバイト)

キュウリは病気や害虫の心配があるので、早めの対処が必須です。栽培中も小まめに状態をチェックして、被害にあっている部分を見つけたら、すぐに食品成分由来の薬品などで対処するようにしましょう。

キュウリがすくすく育つには、土づくりも重要です。植え付け前に適切な肥料を配合し、生育中は追肥も忘れずに行いましょう。初心者の方は、園芸専門店などで売られている安全で品質がよく、あらかじめ肥料が配合された野菜用の培養土を使用すると安心です。

さらに、伸びてきた葉をそのままにしておくと日当たりや株の成長に影響するため、整枝や誘引も欠かさずに行いましょう。

家庭菜園でおいしいキュウリを育ててみよう

経験者の回答を基に、おいしいキュウリを育てるポイントをご紹介しました。たくさんの意見がありましたが、やはり野菜作りには欠かせない日当たりが一番重要なポイントです。キュウリの成長に差が出るので、日当たりのよい場所を確保し、必要な栄養を含んだ土づくりをしっかりと行ってください。

病気や害虫の発生を心配する声もありましたが、耐病性のある品種を選んだり、日ごろからよく観察して早めに対処すれば、問題なく育てられます。経験者のアドアイスを参考に、家庭菜園でおいしいキュウリをぜひ育ててみてください。

JADMA

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