ペチュニアの育て方・栽培方法


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生育条件
- 用途
- 花壇、鉢植え
- 日当たり
- 日なた
- 耐寒性
- 中
- 土壌酸度
- 弱酸性~酸性
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栽培管理
- 地植え適所・土質
- 日当たり、風通しのよい場所が適地 有機質に富む肥沃ひよくで水はけのよい土壌を好む
- 鉢植え用土
- 市販のペチュニア専用用土を使うか、赤玉土3、鹿沼土3、腐葉土3、ピートモス1の配合土を使うようにする
- 植え付け
- 20~25cm間隔
栽培暦

※上記の区分は目安です。実際の栽培地の条件により異なる場合があります
ペチュニアとは
種まき
ケシ粒よりも小さな好光性種子なので、ピートバンかジフィーセブンにまき、覆土はせず、水は底から吸わせるようにします。発芽適温は20~25℃と高いので、屋内の窓辺に置き、ビニール袋などをかぶせ保温します。発芽日数は10日前後、発芽がそろったら受皿の水は捨て、乾いてきたら吸水させるようにすれば、根張りのよいしっかりした苗に育ちます。
コーティング種子は、発芽するまで1日1回霧吹きで水をかける
種はばらまきし、覆土しない
発芽適温を保つよう、温度が低い日や夜間はビニールをかける
育苗
苗が密に生えたところは間引き、葉が触れ合う程の間隔を保つようにします。種まき後30~40日、本葉2~3枚になったら移植の適期です。ピンセットか先をとがらせた竹箸の先で根をほぐし、6cmポットに植えつけます。用土は市販の育苗用土か、赤玉土6、ピートモス4の配合土を使います。10日くらいたち、よく根づいたら、週に一度液肥を与え、屋外でよく日に当てて育てます。
定植
本葉が10枚くらいになり、ポット内によく根が回ったら、20~25cm間隔に定植します。日当たり、風通しのよい場所が適地です。有機質に富む肥沃ひよくで水はけのよい土壌を好むので、植えつける前によく土ごしらえをしておきます。
ペチュニアは弱酸性~酸性の土を好むので、プランターに植える場合は、市販のペチュニア専用用土を使うか、赤玉土3、鹿沼土3、腐葉土3、ピートモス1の配合土を使うようにします。よく日に当て、月に一度リン酸、カリ分の多い配合肥料を与えれば、絶え間なく長く咲き続けます。夏の終わりごろ、伸びすぎた枝を1/3程に切りつめれば、若い枝が再生し、秋の開花が楽しめます。
連作を避けるよう、新しい配合土を使う弱酸性~酸性の土がよい
病害虫
アブラムシ、スリップスなどウイルス病を媒介する害虫は早めに駆除します。長雨の後など湿度が高いと灰色かび病(ボトリチス病)が発生しやすいので、咲き終わった花や枯れた葉は、こまめに取り除くようにします。
監修:髙木 誠