失敗しない栽培レッスン(草花)

ジニア(百日草)の育て方・栽培方法

植え時期 ・まき時期
植え場所
栽培難易度
※★マークが多いほど難易度が上がります。
学名

Zinnia elegans Jacq.

和名/別名
ヒャクニチソウ(百日草)
英名
Zinnia
原産地/生産地
中央メキシコ
分類
キク科ヒャクニチソウ属 一年草
発芽地温
20~25℃
  • 生育条件

    用途
    花壇、鉢植え、切り花
    日当たり
    日なた
    耐寒性
  • 栽培管理

    地植え適所・土質
    日当たり風通しのよく有機質に富む水はけのよい土を好む
    植え付け
    15~20cm間隔

栽培暦

※早まきする場合は、フレームを用い発芽温度を確保します
※上記の区分は目安です。実際の栽培地の条件により異なる場合があります

ジニアとは

暑さと日照りに強く、花期が長く、また多くの耐病性をもつジニア。近年、サカタのタネが開発した「プロフュージョンシリーズ」をはじめ、さまざまな花型と豊富な花色をもつジニアは、春まき草花の代表種です。

種まき

発芽適温は20~25℃、種は大きくまきやすいので、4~5月ころ、箱かまき床にすじまきし、5mmくらい覆土します。発芽日数は7日前後。発芽適温を確保して、速やかに発芽させることが大切です。発芽するまでは乾かさないよう注意します。

5~6cm間隔に浅くまき溝をつけ、すじまきにして5mmくらい覆土する

5~6cm間隔に浅くまき溝をつけ、すじまきにして5mmくらい覆土する

育苗

発芽したらよく日に当て、本葉が2~4枚になったら6~7.5cmポットに植え替えて育苗します。育苗用土は、赤玉土5、腐葉土かピートモス4、くん炭1の配合土を使います。植え替え後10日くらいたったら、週に一度液肥を与えるようにし、しっかりした苗を作るようにします。

本葉が2~4枚でたらポットに1本ずつ植える

本葉が2~4枚でたらポットに1本ずつ植える

定植

日当たり風通しのよい場所が適地。連作すると立ち枯れ病が発生しやすいので注意します。有機質に富む水はけのよい土を好むので、堆肥、腐葉土をすき込み、数回耕して土ごしらえをして植えつけるようにします。植えつけの間隔は20~25cm。プランターの場合は、15~20cm間隔に植えつけます。花期の長い草花なので、月に一度置き肥を与えるようにします。

ポットに根が回ったら定植する。茎が伸びだしたら摘芯すると、枝が多くなり花数も増える。根づいたら株元に置き肥を与える

ポットに根が回ったら定植する。茎が伸びだしたら摘芯すると、枝が多くなり花数も増える。根づいたら株元に置き肥を与える

病害虫

立ち枯れ病予防のため、連作を避けます。立ち枯れ病が発生した場合は、根元から土ごと掘り捨て、土壌病害用の液剤をかけて殺菌します。古い花をときどき摘みとるようにすれば、灰色かび病(ボトリチス病)の発生を防ぐことができます。黒斑病、うどんこ病は発生初期のうちに殺菌剤をかけ、防除します。アオムシ、アブラムシはスプレー式の殺虫剤で簡単に駆除できます。

監修:髙木 誠