キンギョソウの育て方・栽培方法


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生育条件
- 用途
- 花壇、鉢植え、切り花
- 日当たり
- 日なた
- 耐寒性
- 強
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栽培管理
- 地植え適所・土質
- 有機質に富む肥沃な土
- 植え付け
- 一季咲き性品種は、株間20~25cm、四季咲き性品種は15~20cm間隔
栽培暦

※上記の区分は目安です。実際の栽培地の条件により異なる場合があります。
キンギョソウとは
バラエティーに富んだ品種群を持つ1年草で、その金魚のような愛らしい花型で、多くの人に愛されています。
四季咲き性の品種も増え、用途に合わせさまざまなシーンで活躍します。
四季咲き性の品種も増え、用途に合わせさまざまなシーンで活躍します。
種まき
発芽適温は15~20℃、非常に微細な好光性種子なので、ピートバンかジフィーセブンにまいて、覆土はせずに受皿に水を入れ、底から吸わせるようにします。雨、風に当てないよう、フレームか室内の窓辺に置いて発芽させます。
発芽したら受皿の水は捨て、よく日に当てて乾かしぎみに管理すると、根張りのよい、しっかりした小苗に育ちます。
種はばらまきし、覆土はせず、水は底から吸わせる
育苗
苗が密に生えると徒長しやすいので、何回かに分けて間引くようにし、本葉2~4枚になったら移植します。根がもろく、傷みやすいので、丁寧に根をほぐし、6~7.5cmのポットに1本ずつ仮植して育苗します。
仮植後2週間ほど経過したら、週に1度液肥を与え、しっかりした苗に育てましょう。
本葉が2~4枚ほど出たらポットに1本ずつ植える
密に生えたところは間引き、苗を徒長させないようにする。
定植
日当たり、水はけのよい場所が適地です。酸性土を嫌うため、苗を植える1週間前までに苦土石灰をすき込み、酸度矯正をしておくことが大切です。有機質に富む肥沃な土を好むので、堆肥や腐葉土などの有機物、元肥の化成肥料をまき、よく耕して土ごしらえをしておきます。
秋にまいた苗は、寒くなるまでに定植します。株が大きくなる一季咲き性品種は、株間20~25cm、四季咲き性品種は15~20cm間隔に植えます。ポットに根がまわったら速やかに植え替えます。なお、比較的寒さに強い草花ですが、真冬は霜除けをしたほうが安全です。
病害虫
幼苗時に苗立枯れ病が出やすいので、種まきや育苗の土は新しい清潔なものを使うことが大切です。
害虫はアブラムシがつきやすいので、よく観察し、発生初期のうちに殺虫剤をかけて駆除します。
監修:髙木 誠