お手元に届いたカタログには、花といっても草花の種や苗、球根、花木の苗木までたくさんの種類が掲載されています。その多くは春から咲きだす植物なので、花咲く春にちょっと思いをはせてみませんか。
暑いなか種をまいて、秋から春まで長く花を見ていたい。じっくり苗や球根を育てて、春、可憐な花を楽しみたい。 落葉期に苗木を植えて、いつか咲く花を待ってみたい。
いずれにせよ、いつくしみ育てた花は目に入れても痛くないですね。
花を育てると笑顔があふれる、そんな時間を楽しむ方のために自信をもっておすすめする花10選をお届けいたします。
まずは今秋の新品種&新登場の花を紹介します。今までにない花色や特性をチェック!
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横浜生まれのバラをサカタのタネが先行発売!
バラ「ル ポール ロマンティーク」
花つき、花もち抜群の横浜生まれの新品種が登場。株いっぱいに花がうつむき加減に咲き、満開時には花があふれ咲くような見ごたえのある景色を演出できます。花色はまさにローズ色で、大輪のカップ咲き。樹勢が強く、初心者でも育てやすいつるバラです。微香。
バラ科 販売形態:苗木
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珍しいブルーのチューリップ
チューリップ「ブルーベリーアイス」
チューリップに貴重なブルーの新品種が登場。花形も名が表すとおり、アイスクリームのような八重咲き種で、存在感抜群です。チューリップは日もちが短いことが難点ですが、「ブルーベリーアイス」は花茎がしっかりしていて、しっかり花を咲かせ続けます。花色、花形、花茎の3つに特徴をもつ、注目の新品種です。
ユリ科 販売形態:球根
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鮮明な花色がインパクト抜群
オリエンタルユリ「バカルディ」
豪華な雰囲気をもつオリエンタルユリに鮮烈な花色の新品種が登場。「バカルディ」は鮮やかな赤色の花弁の中心に、すっきりした黄色の模様が入り、まるで星が輝いているかのような美しさ。庭でも、コンテナでも、切り花にしても香りとともに印象に残る一輪になるでしょう。
ユリ科 販売形態:球根
早く育って花がよく咲き、病気に強くて手間いらず。そんな育てやすい品種をセレクトしました。
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寒さに強くて花もちがよい
ガーデンシクラメン
パンジーばかりの庭では物足りない…そんな方におすすめしたいのがガーデンシクラメンです。寒さに強いシクラメンを選抜した小さなシクラメンで、パンジーなどとの寄せ植えにもぴったり。10~3月まで花を咲かせます。最近では花色も葉色も花形もバラエティー豊かになり、さまざまなシーンで活躍すること間違いなしです。
サクラソウ科 販売形態:苗
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ツヤツヤ輝く花弁がすてき
ラナンキュラス「長崎ラックス」
ワックスをかけたような光沢と質感をもつ花弁の「長崎ラックス」は、他の植物には見られないキラキラ輝く花が特徴。満開の花壇は一面まぶしいほど、輝かしくなります。それは旺盛な生育力と花数の多さも要因でしょう。長い花茎を生かして切り花にすれば、ビタミンカラーの元気なアレンジに。
キンポウゲ科 販売形態:苗

芸術の秋をパンジーで表現 ボリュームあるフリルと気品ある花色
「絵になるスミレ」は、花弁が豊かに波打つフリルと、濃淡がある美しい花色が魅力のパンジー。従来のフリル咲きパンジーは、秋に開花するものは少なく、夏に種をまくとフリルが弱くなることや、株ばかりが大きくなって花が咲かないなどの問題がありました。
そこで、この問題を解決すべく、夏に種をまいても徒長しにくくフリルがしっかり入り、秋からボリュームある花が咲く性質をもたせた「絵になるスミレ」を開発しました。その名のとおり、秋に咲く立体感のあるフリルが入った花形と華麗な花色は芸術の秋にピッタリですね。
花統括部 富田純子


ブリーダーが長い年月をかけて育成した自信作のサカタのタネ オリジナル品種。
毎年育てているサカタのタネ社員も多い、確かな品質の定番品種です。

生まれ変わったガーデンプリムラ「アラカルト」花はより鮮やかに、より大きく!
リニューアルした「アラカルト」は花色がより鮮やかに、より花が大きく生まれ変わりました。花色もプリムラで人気のイエローやレッド、ピンクなどのメインカラーがそろい、大きくなった花の存在感は抜群です。もちろん冬の寒さに強い特性も併せもつので、秋冬の庭の主役になること間違いなし。花がらは早めに摘み取り、咲き終わった花茎は根元から切り落とすのが長くきれいに楽しむポイント。また、株元が葉で混み合ってきたら古い下葉を整理することで風通しよく、すっきりとまとまります。
生まれ変わったアラカルト、そのよさを育てて実感してください!
小売商品統括部 田中雄介

