ペチュニアの育て方・栽培方法

植え時期 ・まき時期
植え場所
栽培難易度
※★マークが多いほど難易度が上がります。
学名

Petunia hybrida Vilm.

和名/別名
ツクバネアサガオ
英名
Petunia
原産地/生産地
アルゼンチン ラプラタ川流域
分類
ナス科ペチュニア属 一年草
発芽地温
20~25℃
  • 生育条件

    用途
    花壇、鉢植え
    日当たり
    日なた
    耐寒性
    土壌酸度
    弱酸性~酸性
  • 栽培管理

    地植え適所・土質
    日当たり、風通しのよい場所が適地
    有機質に富む肥沃ひよくで水はけのよい土壌を好む
    鉢植え用土
    市販のペチュニア専用用土を使うか、赤玉土3、鹿沼土3、腐葉土3、ピートモス1の配合土を使うようにする
    植え付け
    20~25cm間隔

栽培暦

※発芽温度が高いので、屋内で保温してまきます。秋まきすれば、春に開花します
※上記の区分は目安です。実際の栽培地の条件により異なる場合があります

ペチュニアとは

初夏から秋にかけて長く咲き続ける花壇草花の王様です。花色、花型が豊富で花期が長く、ほふく性や立ち性など、飾る用途に応じて品種を選ぶことができ、夏の花壇やプランター植えに最適です。

種まき

ケシ粒よりも小さな好光性種子なので、ピートバンかジフィーセブンにまき、覆土はせず、水は底から吸わせるようにします。発芽適温は20~25℃と高いので、屋内の窓辺に置き、ビニール袋などをかぶせ保温します。発芽日数は10日前後、発芽がそろったら受皿の水は捨て、乾いてきたら吸水させるようにすれば、根張りのよいしっかりした苗に育ちます。

コーティング種子は、発芽するまで1日1回霧吹きで水をかける

コーティング種子は、発芽するまで1日1回霧吹きで水をかける

種はばらまきし、覆土しない

種はばらまきし、覆土しない

発芽適温を保つよう、温度が低い日や夜間はビニールをかける

発芽適温を保つよう、温度が低い日や夜間はビニールをかける

育苗

苗が密に生えたところは間引き、葉が触れ合う程の間隔を保つようにします。種まき後30~40日、本葉2~3枚になったら移植の適期です。ピンセットか先をとがらせた竹箸の先で根をほぐし、6cmポットに植えつけます。用土は市販の育苗用土か、赤玉土6、ピートモス4の配合土を使います。10日くらいたち、よく根づいたら、週に一度液肥を与え、屋外でよく日に当てて育てます。

定植

本葉が10枚くらいになり、ポット内によく根が回ったら、20~25cm間隔に定植します。日当たり、風通しのよい場所が適地です。有機質に富む肥沃ひよくで水はけのよい土壌を好むので、植えつける前によく土ごしらえをしておきます。

ペチュニアは弱酸性~酸性の土を好むので、プランターに植える場合は、市販のペチュニア専用用土を使うか、赤玉土3、鹿沼土3、腐葉土3、ピートモス1の配合土を使うようにします。よく日に当て、月に一度リン酸、カリ分の多い配合肥料を与えれば、絶え間なく長く咲き続けます。夏の終わりごろ、伸びすぎた枝を1/3程に切りつめれば、若い枝が再生し、秋の開花が楽しめます。

連作を避けるよう、新しい配合土を使う弱酸性~酸性の土がよい

連作を避けるよう、新しい配合土を使う弱酸性~酸性の土がよい

病害虫

アブラムシ、スリップスなどウイルス病を媒介する害虫は早めに駆除します。長雨の後など湿度が高いと灰色かび病(ボトリチス病)が発生しやすいので、咲き終わった花や枯れた葉は、こまめに取り除くようにします。

監修:髙木 誠

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