ジニア(百日草)の育て方・栽培方法
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生育条件
- 用途
- 花壇、鉢植え、切り花
- 日当たり
- 日なた
- 耐寒性
- 弱
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栽培管理
- 地植え適所・土質
- 日当たり風通しのよく有機質に富む水はけのよい土を好む
- 植え付け
- 15~20cm間隔
栽培暦

※早まきする場合は、フレームを用い発芽温度を確保します
※上記の区分は目安です。実際の栽培地の条件により異なる場合があります
※上記の区分は目安です。実際の栽培地の条件により異なる場合があります
ジニアとは
暑さと日照りに強く、花期が長く、また多くの耐病性をもつジニア。近年、サカタのタネが開発した「プロフュージョンシリーズ」をはじめ、さまざまな花型と豊富な花色をもつジニアは、春まき草花の代表種です。
種まき
発芽適温は20~25℃、種は大きくまきやすいので、4~5月ころ、箱かまき床にすじまきし、5mmくらい覆土します。発芽日数は7日前後。発芽適温を確保して、速やかに発芽させることが大切です。発芽するまでは乾かさないよう注意します。
5~6cm間隔に浅くまき溝をつけ、すじまきにして5mmくらい覆土する
育苗
発芽したらよく日に当て、本葉が2~4枚になったら6~7.5cmポットに植え替えて育苗します。育苗用土は、赤玉土5、腐葉土かピートモス4、くん炭1の配合土を使います。植え替え後10日くらいたったら、週に一度液肥を与えるようにし、しっかりした苗を作るようにします。
本葉が2~4枚でたらポットに1本ずつ植える
定植
日当たり風通しのよい場所が適地。連作すると立ち枯れ病が発生しやすいので注意します。有機質に富む水はけのよい土を好むので、堆肥、腐葉土をすき込み、数回耕して土ごしらえをして植えつけるようにします。植えつけの間隔は20~25cm。プランターの場合は、15~20cm間隔に植えつけます。花期の長い草花なので、月に一度置き肥を与えるようにします。
ポットに根が回ったら定植する。茎が伸びだしたら摘芯すると、枝が多くなり花数も増える。根づいたら株元に置き肥を与える
病害虫
立ち枯れ病予防のため、連作を避けます。立ち枯れ病が発生した場合は、根元から土ごと掘り捨て、土壌病害用の液剤をかけて殺菌します。古い花をときどき摘みとるようにすれば、灰色かび病(ボトリチス病)の発生を防ぐことができます。黒斑病、うどんこ病は発生初期のうちに殺菌剤をかけ、防除します。アオムシ、アブラムシはスプレー式の殺虫剤で簡単に駆除できます。
監修:髙木 誠