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サカタのタネ品種名鑑(花)

カスミソウ(ジプソフィラ) ジプシー シリーズ

この品種の特徴

花壇、コンテナ用品種です。草丈が短く、株元から分岐を多く発生し、こんもりとした半球状の草姿となります。
花は小さく、一重~八重咲きで、開花盛期には株全体が花で覆われます。
鉢栽培にも向き、寄せ植えなどでは他の植物とあわせやすく、幅広い用途に利用できます。

※栽培時期、環境により、同一品種でも生育に差が生じ、不ぞろいになる場合があります。

プロ向け
一般向け

難易度

難易度:マークが多いほど難易度が上がります。

開花期

6~7月

耐寒性

  • 耐性 強

日照

  • 日なた

草丈

20~30cm

花径

約1cm

用途

  • 花壇・庭植え
  • 鉢・コンテナ植え

生育分類

ナデシコ科ギプソフィラ属 一年草
原産国:ヨーロッパ

株間

20cm以上

主な病気と害虫

窒素肥料の多用、密植による風とおしの悪さ、深植えによるムレ、頻繁な水やりによる過湿などのような管理では生育も悪く立ち枯れも出やすいので注意します。
春の気温の上昇とともにアブラムシ、高温乾燥によるハダニの予防をします。

発芽地温

20℃前後 好光性

栽培環境

かすみ草の仲間は多年草が多いですが、この品種は一年草です。
寒さに比較的強いので暖かい地域では秋まきにします。
低日照、低温条件下において、よりコンパクトな草姿となることがあります。

タネまき~植え付け

寒い地域では葉桜のころ、暖かい地域ではススキの穂が出るころがタネまきの適期です。
タネは好光性で非常に細かいので、ピートバンにごく薄くバラまきにして、タネが流れないように底面給水、または霧吹きで行います。苗がそろい、込み合うところは間引きます。

本葉が2~3枚になったころ、肥沃で水はけのよい清潔な用土を入れた小鉢に植え替えます。
小鉢での水やりもやや乾かしぎみにします。

植えつけは1㎡当たり完熟堆肥約5kg、化成肥料約30g(約1握り)、苦土石灰100gほどをすき込み、株間は約30cmでやや浅植えにします。
コンテナでも肥沃な用土に赤玉土の小粒を30%と腐葉土を20%ほど混ぜて水はけをよくします。

管理ポイント

暖かい地域の秋まきで、日差しが強く残暑が厳しいときは涼しい環境で管理します。
秋の植えつけは厳しい寒さが来る前に終らせます。霜柱が立つ地域では霜よけをすると安心です。

植えつけは日当たりのよい場所に化成肥料は控えめにして、有機質の完熟堆肥や腐葉土を多用して水はけをよくします。
株間も20cm以上に植えるとこんもりとした草姿になり風とおしもよく、立ち枯れの防止にもなります。

楽しみ方など

コンテナでも花壇植えでも株間を十分にとるとこんもりとした半円形の草姿を楽しむことができます。
寄せ植えにすると互いの植物が引き立ち縁どりにすれば花壇全体が引き立ちます。

農林水産省登録品種

ホワイト:品種登録第24468号(登録名:SAKGYP001)

受賞暦

ジプシー ホワイト:フロロセレクト(FS)
ジプシー ピンク:オールアメリカセレクションズ(AAS)・フロロセレクト(FS)
ジプシー ディープローズ:オールアメリカセレクションズ(AAS)・フロロセレクト(FS)

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