ニチニチソウの育て方・栽培方法
難易度:マークが多いほど難易度が上がります。
- 学名Catharanthus roseus G. Don
- 和名/別名別名:ビンカ
- 英名Madagascar periwinkle
- 原産地/生産地マダガスカル、スンダ列島
- 分類キョウチクトウ科カサランサス属
- 発芽地温25℃前後
- 用途花壇、鉢植え
- 日当たり日なた
- 耐寒性弱
- 地植え適所・土質日のよく当たる、水はけのよい場所が適地。堆肥、腐葉土をすき込み、よく耕す。長雨時に株元に水が溜まらないよう、花壇の土は少し盛り上げておく。
- 植えつけ株間25~30cm
栽培暦
※寒地および寒冷地では、ポットにまいてフレームで育苗する。暖地では7~8月まきで、10~12月に咲かせることもできる。遅まきでは、切り花用品種がよく咲く
※上記の区分は目安です。実際の栽培地の条件により異なる場合があります
ニチニチソウとは
強い日差しを好み、真夏の炎天下でよく咲くニチニチソウ。日本の気候にも適合するので、夏花壇にぜひ使いたい花です。
種まき
発芽適温は25℃前後と高いので、十分気温が上がってからまくようにします。また、直根性で移植を嫌うため、育苗トレーか、小さなポットに2~3粒ずつまきます。
発芽日数は10日くらいなので、発芽するまでは新聞紙などで覆い、乾かさないように管理します。発芽温度の確保が重要なため、夜はビニールトンネルをかけるようにします。
育苗
発芽したら十分日光に当てるようにします。気温が高い時期で、光線不足だと苗が徒長しやすいので注意が必要です。
本葉が2~3枚になったら1本に間引き、週に1度、ハイポネックスの1000倍液をジョウロで与えるようにします。
若苗のうちに摘心すると、枝数が多くなり、草姿よく咲かせることができます。
定植
日のよく当たる、水はけのよい場所が適地です。堆肥、腐葉土をすき込み、よく耕して土作りをします。長雨時に株元に水が溜まらないよう、花壇の土は少し盛り上げておきます。ポットの底まで根が回ったら、植え付けの適期です。株間25~30cmに植え付けます。
過湿を嫌うので、プランターや鉢の水やりは、表土が少し乾いてきたら、たっぷり与えるやり方にします。露地植えの場合は、定植時にたっぷりやっておけば、その後は与える必要はありません。
花期の長い花なので、肥料切れしないよう、月に1度、リン酸、カリ分の多い配合肥料を、株元に置き肥として与えるようにします。
病害虫
アブラムシ、スリップスなどの害虫が付くと、モザイク病(ウイルス病)が発生するので、害虫防除が大切です。
若い葉が萎縮したり、葉にモザイク斑が出た病株は、感染源になるので、早めに抜き捨てるようにします。