プリムラポリアンタの育て方・栽培方法
難易度:マークが多いほど難易度が上がります。
- 学名Primula polyanthus Group
- 和名/別名クリンザクラ
- 英名Polyanthus
- 原産地/生産地園芸交配種 交配親はヨーロッパ
- 分類サクラソウ科サクラソウ属
- 発芽地温15~20℃
- 用途花壇、鉢植え
- 日当たり日なた
- 耐寒性強
- 地植え適所・土質有機質に富む弱酸性の土が適地。赤玉土6、腐葉土4の配合土に、苦土石灰を混ぜ、酸度矯正をした用土
- 鉢サイズ・種類小鉢作りは8~9cm、大鉢作りは10~12cmのポット
- 植えつけプランターに定植するときは、12~15cm間隔
栽培暦
※早咲き品種は花芽分化温度が高いので、寒冷地では10月、温暖地では11月に開花します
※寒さには強いですが、強い霜に当たると傷むので、冬期はフレームで越冬するとよいでしょう
※上記の区分は目安です。実際の栽培地の条件により異なる場合があります
プリムラポリアンタとは
開花期間が長く、耐寒性も強い「プリムラポリアンタ」は、プリムラの中で最も花色が多く、大輪から小輪までバラエティーに富んだ品種があり、ガーデニング素材として人気があります。
種まき
発芽適温は15~20℃。暑くなる前、梅雨の前半にまくようにします。
樹間の低湿地に生える植物で、好光性種子なので、ピートモスか水苔にまき、覆土はせず、水は毎日霧ふきでかけ、半日陰で発芽させます。
育苗
暑さを嫌うので、夏の間は屋外の風通しのよい半日陰で育苗します。夏の間は根を傷めると枯れてしまうので、移植はしないこと。密に生えた所を間引いて、しっかりした苗に育てます。暑い日は一日数回葉水を与え、気化熱で熱を奪うようにすれば丈夫に育ちます。朝夕涼しくなる8月下旬になったら液肥を与え、9月上・中旬に6~7.5cmポットに仮植します。
定植
有機質に富む弱酸性の土を好みます。赤玉土6、腐葉土4の配合土に、苦土石灰を混ぜ、酸度矯正をした用土に植えるようにします。
仮植したポットの底に根がまわったら定植の適期です。寒くなる前、10月中~下旬に定植を終えます。小鉢作りは8~9cm、大鉢作りは10~12cmのポットを使います。プランターに定植するときは、12~15cm間隔に植えつけます。定植後2週間ぐらいしてから置き肥を与え、よく日に当てて育てます。
病害虫
高温期に種まき、育苗を行うので、苗立枯病が発生しないよう、用土は新しく清潔なものを使うようにします。
害虫は、アブラムシ、ヨトウムシ、ナメクジなど。発生の多い8~9月は、2週間に一度、殺虫剤をまいて駆除します。