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失敗しない栽培レッスン(花)

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パンジー、ビオラの育て方・栽培方法

難易度
  • 秋まき
  • 地植え
  • 鉢植え

難易度:マークが多いほど難易度が上がります。

  • 学名パンジー、ビオラ
  • 和名/別名パンジー
  • 英名Pansy
  • 原産地/生産地ヨーロッパ
  • 分類スミレ科スミレ属
  • 発芽地温20℃前後

生育条件

  • 用途花壇、鉢植え、切り花
  • 日当たり日なた
  • 耐寒性

栽培管理

  • 地植え適所・土質日当たり、風通しのよい場所が適地。パンジーは酸性土を嫌うため、必ず石灰肥料をまいて、土壌酸度を矯正しておく。
  • 植えつけ15~20cm間隔

栽培暦

※寒地、寒冷地では冬期マルチング、霜除けなど、多少の保護が必要 
※上記の区分は目安です。実際の栽培地の条件により異なる場合があります

パンジー、ビオラとは

秋、冬、そして春と長く楽しめ、色の種類も豊富なパンジー、ビオラです。花壇草花として人気の高い花を、種から育ててみませんか。

種まき

発芽適温は20℃前後、秋の彼岸頃がまきどきですが、秋から咲かせるためには、夏まきします。夜温が下がり始める8月中旬以降、冷房の効いた室内で発芽させるとよいでしょう。
まき土は、病気や害虫の心配がない新しい用土を使うようにします。市販の種まき専用土を使うか、赤玉土5、川砂1、ピートモス4の配合土を使うようにします。ピートバンを利用してもよいでしょう。まく容器は、小鉢や、アイスクリームの空カップなどの底に穴を数カ所あけ、よく洗って使うようにします。
用土を入れたら、表面を平らにならし、種が重ならない程度の密度にばらまきし、バーミキュライトで種が隠れる程度に薄く覆土します。発芽するまでは、鉢受皿を使い底面灌水にしておけば種が流失しません。

仮植

芽が出たら、苗が徒長しないよう戸外に出し、朝夕の日光に当ててやります。水やりは、細かいハス口のあるジョウロで、表土が乾いてきたら静かに与えるやり方で、過湿にならないよう管理します。
本葉が出始めたら、薄めの液肥を与えます。苗の小さな間は、特に強い雨風に当てないように注意します。

本葉が2~3枚になったら、6cmポットに植え替えます。育苗の用土は、市販の培養土に腐葉土2割ぐらいを混ぜたものか、赤玉土5、腐葉土2、堆肥2、くん炭1の配合土を使うようにします。

定植

ポットに根がまわったら15~20cm間隔に定植します。パンジーは酸性土を嫌うため、必ず石灰肥料をまいて、土壌酸度を矯正しておきます。日当たり、風通しのよい場所が適地です。
1平方メートル当たり、苦土石灰100gをまいてよく耕しておき、定植直前に、堆肥3kg、化成肥料100gをすき込んでおきます。
プランターに植える場合も、新しい培養土を使う場合は、そのまま定植できますが、古土を使う場合は、土をいったんあけて、古根を取り除き、苦土石灰を用土10Lに20~30g、堆肥や腐葉土を1kg、元肥の化成肥料20gを混ぜてよく土ごしらえしておくことが大切です。
定植する苗が根鉢が固まっているものは、少しほぐして植えること。深植え、浅植えにならないよう注意して植え付けることが大切です。

ポットに根がまわったら、石灰をまいてよく土ごしらえした場所に定植する

開花

花を長く咲かせ続けるには、エネルギーの補給として追肥が必要です。リン酸、カリ分の多く含まれている配合肥料を月に1度与えるようにします。
表土が固まると、根の活動が弱まるので、長雨の後に除草、中耕をしてやります。

終わった花は花梗の元からかきとる

病害虫

アブラムシがつきやすいので、早期発見、早期駆除が大切です。アブラムシがつくと、ウイルス病を媒介することもあるので、根や葉からも吸収して殺虫効果のある浸透移行性の殺虫剤をときどき散布します。雨で傷んだ花を早めに取り除けば、ボトリチス病の予防になります。

JADMA

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