スイートピーの育て方・栽培方法
難易度:マークが多いほど難易度が上がります。
- 用途花壇、鉢植え、切り花
- 日当たり日なた
- 耐寒性強
- 地植え適所・土質日当たりや水はけ、風通しのよい場所が適地
- 植えつけ20~25cm間隔
スイートピーとは
スイートピーの「スイート」は香りのよさを意味し、その名のとおり、甘い香りのかわいらしい花です。ピンクや水色、赤、紫、白など、花色の豊富さも人気の理由の1つです。
種まき
発芽適温は15℃、早まきすると低温障害を受けるので、まき急がず、10月中~下旬にまくようにします。種皮が硬い硬実種子(こうじつしゅし)なので、一晩吸水させてからまくようにします。
20~25cm間隔に2~3粒ずつ点まきし、1cmほど覆土します。移植時に根を傷めると花がつかないので、直まきがおすすめですが、まく場所が空いていない場合は、ポットにまいて育苗します。
育苗
ポットにまいたものが発芽したらよく日に当て、本葉が2~3枚出たら元気のよいものを1本だけ残すように、地際からハサミで切って間引きます。
ポットの底まで根がまわったら定植します。寒地では、苗をひとまわり大きなポットに植え替え、冬期はフレームで保護し、春に定植するようにします。
定植
日当たりや水はけ、風通しのよい場所が適地です。酸性土を嫌うため、苗を植える2週間前までに苦土石灰をまき、酸度矯正をしておきます。
根が深く伸びる植物なので、40cmぐらいの深さまでよく耕しておくことが大切です。
スイートピーは豆科の植物で、チッ素過多を嫌うため、元肥はリン酸、カリ分の多い配合肥料を使うようにします。植えつけ間隔は20~25cm。深植えにならないよう注意して植えつけます。
定植後1~2週間したら摘心し、わき枝を出させるようにします。温暖地でも寒さが厳しい地方では、霜除けをしてやります。
病害虫
アブラムシがつきやすいので注意し、発生初期のうちに殺虫剤をまいて駆除します。春になるとエカキムシ(ハモグリバエ)がつくことがあるので、浸透移行性殺虫剤を株元にまき防除します。
気温が上がる5~6月頃、うどんこ病が発生するので、長雨のあと、殺菌剤をかけ駆除します。