ストックの育て方・栽培方法

植え時期 ・まき時期
植え場所
栽培難易度
※★マークが多いほど難易度が上がります。
学名

Matthiola incana R.Br.

和名/別名
アラセイトウ
英名
Stock
分類
地中海沿岸
発芽地温
20℃前後
  • 生育条件

    用途
    花壇、鉢植え、切り花
    日当たり
    日なた
    耐寒性
  • 栽培管理

    地植え適所・土質
    弱アルカリ性の水はけのよい土

栽培暦

※寒地、寒冷地では、発芽温度を保つよう室内やフレーム内で種まき、育苗を行いましょう
※上記の区分は目安です。実際の栽培地の条件により異なる場合があります

ストックとは

長い花穂にあでやかな香り高い花をつける半耐寒性の一年草で、冬から春の切り花に広く利用されているストック。一重咲きや八重咲きの表情の違いで、アレンジしてみましょう。

種まき

発芽適温20℃前後、8月中にまけば年内に開花します。移植を嫌うので、6cmポットに3~4粒ずつ直まきし、5mmくらい覆土します。発芽するまでは日除けをし、水を切らさないよう注意します。
発芽は早く3~4日なので、苗が徒長しないよう日除けを外すことが大切です。発芽後10日くらい、子葉のうちに八重咲きの株を残すように間引きをします。

3~4日で発芽、10日くらいで八重咲きを残すように間引く

3~4日で発芽、10日くらいで八重咲きを残すように間引く

育苗

本葉が出始めたら、週に一度液肥を与えて育てます。本葉が4枚くらい、ポットの底から根が出始めたら、10.5cmポットに移し替えます。
育苗の用土は、水はけのよい鉢物用用土を使います。鉢底に固形の配合肥料を入れておくと、追肥の手間がはぶけます。

本葉2~4枚になり、ポットの底まで根がまわったら、10.5cmポットに植え替える。鉢底に肥料を入れておくとよい

本葉2~4枚になり、ポットの底まで根がまわったら、10.5cmポットに植え替える。鉢底に肥料を入れておくとよい

定植

花が数輪咲き始めたら、コンテナや花壇に植えつけます。弱アルカリ性の水はけのよい土を好むので、苗を植えつける1週間前までに、苦土石灰を混ぜ、酸度を矯正しておきます。

花が咲き出したら花色を見て定植する。葉が触れ合うほどの間隔に植える水はけのよい弱アルカリ性の配合土がよい。苦土石灰を混ぜて酸度矯正しておく

花が咲き出したら花色を見て定植する。葉が触れ合うほどの間隔に植える水はけのよい弱アルカリ性の配合土がよい。苦土石灰を混ぜて酸度矯正しておく

病害虫

気温の高い夏の間は、苗立ち枯れ病が出やすいので、種まき、育苗の用土は、清潔な新しいものを使います。ときに茎に白いカビを生ずる菌核病は、早期に殺菌剤をまいて防除します。ヨトウムシ、コナガ、アブラムシなど育苗中によくつく害虫は、早期に殺虫剤を散布します。

監修:髙木 誠

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