ストックの育て方・栽培方法
難易度
難易度:マークが多いほど難易度が上がります。
- 用途花壇、鉢植え、切り花
- 日当たり日なた
- 耐寒性中
- 地植え適所・土質弱アルカリ性の水はけのよい土
ストックとは
長い花穂にあでやかな香り高い花をつける半耐寒性の一年草で、冬から春の切り花に広く利用されているストック。一重咲きや八重咲きの表情の違いで、アレンジしてみましょう。
種まき
発芽適温20℃前後、8月中にまけば年内に開花します。移植を嫌うので、6cmポットに3~4粒ずつ直まきし、5mmくらい覆土します。発芽するまでは日除けをし、水を切らさないよう注意します。
発芽は早く3~4日なので、苗が徒長しないよう日除けを外すことが大切です。発芽後10日くらい、子葉のうちに八重咲きの株を残すように間引きをします。
育苗
本葉が出始めたら、週に一度液肥を与えて育てます。本葉が4枚くらい、ポットの底から根が出始めたら、10.5cmポットに移し替えます。
育苗の用土は、水はけのよい鉢物用用土を使います。鉢底に固形の配合肥料を入れておくと、追肥の手間がはぶけます。
定植
花が数輪咲き始めたら、コンテナや花壇に植えつけます。弱アルカリ性の水はけのよい土を好むので、苗を植えつける1週間前までに、苦土石灰を混ぜ、酸度を矯正しておきます。
病害虫
気温の高い夏の間は、苗立ち枯れ病が出やすいので、種まき、育苗の用土は、清潔な新しいものを使います。ときに茎に白いカビを生ずる菌核病は、早期に殺菌剤をまいて防除します。ヨトウムシ、コナガ、アブラムシなど育苗中によくつく害虫は、早期に殺虫剤を散布します。