ケイトウの育て方・栽培方法
難易度:マークが多いほど難易度が上がります。
- 用途花壇、鉢植え、切り花
- 日当たり日なた
- 耐寒性弱
- 地植え適所・土質日当たりと水はけのよい場所が適地。有機質に富む土を好む。
- 植えつけ[わい性種]15~20cm間隔 [中高性種]25~30cm間隔
ケイトウとは
熱帯原産の春まき1年草で、夏から秋の強い日射しのもとで色鮮やかな花をつける多様な品種があります。色づく部分は茎が変形した花序で、形によりトサカけいとう、羽毛けいとう、ヤリけいとうに分けられています。
種まき
発芽適温は25℃前後。まき急がず、5月上旬以降になってからまくようにします。移植を嫌うので、直まきか、種が小さいので、6~9cmポットに用土を入れ、5~10粒ずつまいて育苗します。
育苗
発芽日数は5~7日。芽が出たらよく日に当てます。双葉のうちに密に生えたところを間引きますが、安全のため数回に分けて間引くようにします。本葉が出始めたら週に一度液肥を与えます。けいとうは肥料切れや乾かしすぎなどのストレスを与えると、小苗で花穂がついてしまうので注意します。
定植
ポットに根がまわったら、苗が老化しないうちに定植します。日当たりと水はけのよい場所が適地です。有機質に富む土を好むので、あらかじめ堆肥、腐葉土などの有機質を多めにすき込み、よく土ごしらえしておきます。
植えつけの間隔は、わい性種で15~20cm、中高性種で25~30cmにします。なお、けいとうの生育、開花にはカリ肥料が大きく影響するので、元肥、追肥ともにカリ分が多く含まれる化成肥料を用いるようにします。
病害虫
幼苗期に立枯病が出やすいので、種まき、育苗に使用する用土は新しいものを使います。ネマトーダがつきやすいので、連作を避けることも大切です。葉や茎を食害するヨトウムシ、ズイムシが多いので、定期的に殺虫剤を散布します。