暦では立春ですが、寒さは一番厳しい季節。越冬野菜は引き続き防寒対策をして、1月のうちに土の改良作業ができなかった畑はメンテナンスを忘れずに。
下旬になると暖地・温暖地ではジャガイモの種イモを植える時期。2週間前から土作りをして準備しましょう。
加温下で種まきできる環境があれば、トマトなど果菜類の種まき時期が始まります。ビギナーは苗から育てた方がカンタンなので、どの品種にしようかそろそろ決めておきましょう!
春まき野菜(果菜類)の種まきと育苗スタート(4月まで)
トマトやナス、ピーマンなどを自分で種から育てて苗を作る場合、ゴールデンウィークの植えつけ適期に間に合わせるには、2月から種まきを開始します。
トマトは苗作りに時間がかかるので、中旬頃から。ナスやピーマンは下旬頃にはポットに種をまきましょう。 気温が低いため暖かい室内でまくか、加温する設備が必要なので、整えておきましょう。
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秋まき、秋植え野菜の追肥をする(3月まで)
秋に苗を植えたタマネギや、種をまいたエンドウ、ソラマメは、冬の間も少しずつ成長するので、追肥を施します。
作物の開花や肥大がはじまる2月頃から根からの肥料の吸収が多くなり、元肥の肥料分だけでは足りなくなるので、追肥により不足分を補う必要があります。
スナックえんどうは冬の間も少しずつ成長。春から収穫を迎えます
ジャガイモの土作り(今月中!)
暖地・温暖地では2月下旬から植えつけ適期になるので、2週間前には畑を耕しておきます。堆肥や苦土石灰を施して植えつけの準備をします。弱酸性の土壌が適しているので、土壌酸度計で土の酸度を測定しましょう。強い酸性土壌の場合は苦土石灰を施し、よく耕します。
苦土石灰は多すぎると害になるので、土壌酸度計をよく見て調整しましょう
文・編集:園芸通信編集部