今月の菜園スケジュール 3月|定植前の土づくり

三寒四温を繰り返しながら、日も長くなり、いよいよ春夏野菜の栽培がスタートします。まずはジャガイモの植えつけ。梅雨や厳しい暑さを迎える前に収穫するため、適期を逃さないよう遅れずに植えつけます。

トマトなど果菜類の定植はまだ少し先。畑に直接種をまくエダマメやトウモロコシも、家庭菜園では地温が上がる4月以降に。

今のうちに畑の片付けと、土作りの準備をします。支柱やネット、マルチなどの資材も点検をしておくとよいでしょう。

ジャガイモの植えつけ。(今月中!)

植えつけ適期は、温暖地では2月下旬~3月下旬、寒冷地では3月下旬~5月上旬。ジャガイモは冷涼な気候を好むので、他の春夏野菜より早く、厳しい寒さが少し一段落したところで植えつけます。

畑の準備ができたら、家庭菜園では畝に黒色のマルチをすると、春先の地温の確保、雑草防止に加え、土寄せの手間が省けます。植えつけの少し前にマルチングをして地温を上げておきます。

植えつける1~2日前か当日に種イモの重さを量ります。1個の大きさが30~40gになるように、80~100gくらいのイモは2分割、150gくらいのイモは4分割となるよう切り分けます。切り口には草木灰かケイ酸塩白土、ハイフレッシュ(粉)をまぶしておくと、腐敗防止になります。

種イモは晴れた日に切り、腐敗防止のため、切ったイモは風通しのよい場所で保管し、切り口を乾かしておきます

種イモは晴れた日に切り、腐敗防止のため、切ったイモは風通しのよい場所で保管し、切り口を乾かしておきます

春まき、春夏野菜の土作り(4月まで)

トマト、ナス、キュウリなど、多くの春夏野菜は4月下旬~5月が苗の定植時期になります。トウモロコシやエダマメなど、畑に直接種をまく場合も、同じ時期が適期です。
定植や種まきの2週間前から畑を耕し、土作りを行います。作る野菜により若干異なりますが、およその手順は次の通りです。

  1. 定植予定の2週間以上前に苦土石灰をまいて深く耕します。
  2. 1週間前には堆肥と元肥をまいてよく耕します。
  3. その後、定植までの間に畝を作り、マルチをします。

石灰が土になじむのに2週間くらい必要なため、2週間以上前から土作りを始めます

石灰が土になじむのに2週間くらい必要なため、2週間以上前から土作りを始めます

文・編集:園芸通信編集部

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