季節の花めぐり サクラ

2026年、早くもあちこちで花が色づき始めています。暖冬傾向だった一方で記録的な降雪もあり、この冬は花の見ごろを読むのが難しいシーズンでした。それでも、必ず春はやってきます。

今回は、神奈川県と大阪府、それぞれのサクラの名所をご紹介します。気候によって見ごろは前後しますが、例年の様子を参考に、春の散策計画づくりのお供にしていただけたらうれしいです。

※こちらは2026年3月時点の情報です。お出かけの際は、公式ホームページなどで最新の開花状況をご確認ください。

三溪園(さんけいえん)

三溪園を代表する景観です。「大池」の対岸に咲く「ソメイヨシノ」と三重塔の調和が美しい。

「三溪園」は1906年に実業家の原三溪(さんけい)が神奈川県横浜市に創設した、約17万5千平方メートルもの広大な日本庭園です。京都や鎌倉などから集められた歴史的建造物が巧みに配置され、四季折々の花々と古建築が調和した風情あふれる景観が広がります。3月下旬~4月上旬は9種類250本のサクラが咲き誇り、原三溪の出身地である、岐阜県ゆかりのサクラも愛(め)でることができます。

ライトアップを実施している期間は、サクラだけではなく「旧燈明(とうみょう)寺三重塔」をはじめとした歴史的建造物にも光を照らし、黄金色に光り輝く姿をご覧いただけます。広大な日本庭園で、昼と夜で異なる情趣を見せるサクラと歴史的建造物の競演をお楽しみいただけます。

昼間とは風情の異なる幻想的な夜桜を楽しめます。

岐阜県の柳津町ゆかりのサクラ「タカクワホシザクラ(高桑星桜)」。花弁の先がとがり白色の花が星型に見えるのが特徴です。

4月下旬~5月上旬にかけてフジが見ごろを迎えます。

「三溪園」創設者の原三溪がとりわけ愛したハス。早朝観蓮会では咲いたばかりのハスをご覧いただけます。

三溪園

〒231-0824
神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
電話番号:045-621-0634
休園日:12月26~31日
開園時間:9:00~17:00(最終入園16:30) ※「桜ライトアップ」開催中は、21:00閉園(最終入園20:30)
入園料:大人 900円、小人(小・中学生) 200円
駐車場:有料駐車場60台
サクラの見ごろ: 3月下旬~4月上旬

関連イベント

●「桜ライトアップ」

開催期間: 2026年3月27日(金)~4月5日(日)
期間中は、夜間のライトアップを実施します。

三ツ池公園(みついけこうえん)

「中の池」に写る「ソメイヨシノ」。池越しのサクラが公園の代表的な光景です。

神奈川県にある「三ツ池公園」は、「日本さくら名所100選」に選ばれるほど、サクラの名所として名高く、およそ70品種1000本のサクラが次々と咲き続け、水辺を華麗に彩ります。2月の「カンザクラ(寒桜)」から始まり、4月中旬の「ベニユタカ(紅豊)」や「カンザン(関山)」(別名、セキヤマ)など、早咲きから遅咲きまで多様な品種があることで、長い期間サクラを楽しめるのも同園の特徴です。

この他、公園内には林の中の散策路やロングすべり台などの遊具もあり、自然観察やレジャー公園としても楽しめます。

満開の「ソメイヨシノ」。

「下の池」でのお花見風景。お花見シーズンには多くの方が訪れます。

「中の池」で咲き誇るのは、「ベニユタカ」などの八重桜。4月中下旬まで花を咲かせます。

パークセンター周辺の「タイリョウザクラ(大漁桜)」、「シュウゼンジカンザクラ(修善寺寒桜)」。例年の見ごろは3月上中旬。

三ツ池公園

〒230-0013
神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園1-1
電話番号:045-581-0287
休園日:年末年始(12月29日~1月3日)
開園時間:24時間ご覧いただけます。ただし、パークセンターは8:30~17:00
入場料:無料
駐車場:有料駐車場146台。駐車場のご利用可能時間は、5:30~19:30(11月1日~3月15日は、5:30~17:30)
サクラの見ごろ: 2月中旬~4月中旬

関連イベント

●「さくらまつり」

開催期間:2026年3月16日(月)~4月15日(水)
期間中は、土日を中心にキッチンカーが出店します。

万博記念公園(ばんぱくきねんこうえん)

サクラのメインスポットとなる東大路(ひがしおおじ)。「ソメイヨシノ」の約200mの並木道が満開になる姿は圧巻です。(写真提供:万博記念公園マネジメント・パートナーズ)

大阪府にある「万博記念公園」は、1970年に開催された「日本万国博覧会(大阪万博)」跡地に整備された文化公園です。都心から近い場所で自然を感じられます。芸術家 岡本太郎のデザインにより建てられた「太陽の塔」を中心に約260haの広大な敷地では四季折々の花々を楽しめるほか、さまざまなイベントが開催されています。園内にはアスレチックタワーや巨大迷路、サイクルボートなど、小さなお子さまでも遊べる遊具や手軽に手ぶらで本格的なバーベキューを体験できる施設もあります。

さらに「万博記念公園」は「日本さくら名所100選」にも選ばれているサクラの名所です。敷地内には12品種、約5500本のサクラがあり、種類も早咲きの「カンヒザクラ(寒緋桜)」や「カワヅザクラ(河津桜)」が3月中旬より開花し始めます。続いて「ソメイヨシノ」や「ジンダイアケボノ(神大曙)」、最後に遅咲きの「サトザクラ(里桜)」が満開となる4月中旬まで、長期間にわたって公園全体でいろいろなサクラの表情をお楽しみいただけます。

東大路の中ほどから「太陽の塔」を振り返ると、サクラのトンネルに包まれた「太陽の塔」が撮影できます。 (写真提供:万博記念公園マネジメント・パートナーズ)

見ごろの時期に合わせて夜間のライトアップも。幻想的な夜桜の美しさをご堪能ください。 (写真提供:万博記念公園マネジメント・パートナーズ)

華やかな濃桃色で、人気が高いサクラ「陽光(ようこう)」は、本数は少ないものの、開花するとたちまち人気の撮影スポットとなります。 (写真提供:万博記念公園マネジメント・パートナーズ)

公園の西側エリアの「桜の流れ」では、「シダレザクラ(枝垂れ桜)」と「ソメイヨシノ」の並木道など、ゆったりとお花見が楽しめます。 (写真提供:万博記念公園マネジメント・パートナーズ)

万博記念公園

〒565-0826
大阪府吹田市千里万博公園
電話番号:0570-01-1970または、06-6877-7387(万博記念公園コールセンター)
休園日:毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は直後の平日)、年末年始
※4月1日~5月2日と10~11月は無休
開園時間:9:30~17:00 (入園時間は閉園の30分前まで)
入園料:自然文化園・日本庭園共通入園料 大人260円 小中学生80円
※2026年4月1日(水)より、大人(高校生以上)450円 小人無料へ変更となります。
※園内には「太陽の塔」(大人720円、小中学生310円)や「EXPO’70パビリオン」(高校生以上500円)など有料の施設があります。
駐車場:有料駐車場約4300台。普通車は、平日2時間まで410円、土曜日・日曜日・祝日2時間まで620円。
サクラの見ごろ:3月下旬~4月上旬

関連イベント

●「SAKURA EXPO 2026」

開催期間:2026年3月20日(金)~4月5日(日)

期間中のお祭り広場では、入場無料の「SAKURAフードコート」(3月26日(木)〜4月5日(日)予定)を開催し、20~40店の飲食店が並びます。「東大路の桜並木ライトアップ」は、開花状況をみて開催日を決定するため、詳細は「SAKURA EXPO 2026」の公式サイトをご覧ください。

※万博記念公園の公式サイトで開花情報をご確認の上、ご来園ください。
※イベント期間中は周辺道路が大変混雑しますので、公共交通機関でのご来園にご協力お願いします。
※掲載内容は事前の予告なく変更・中止になる場合があります。

文・編集/園芸通信 編集部

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