これからちょっとした家庭菜園を楽しんでみたい…そんな初心者さんにピッタリなハーブは何といってもバジル。育てやすさも使い勝手もバツグンのバジルは、料理にどんどん使えるようにタネからの栽培がおすすめです。ちょっとつまんでポンと料理にのせるだけでワンランクアップできちゃう、お手軽ハーブのバジル栽培を始めてみませんか?
摘みたてが最高!バジルは鮮度が命
バジルは鮮度が落ちやすいので、家庭菜園の摘みたてを味わうのが一番。葉が育ってきたらどんどん摘んでどんどん使いましょう。
少し専門的な話をすると、シソ科であるバジルは葉の表面に香りの分子があります。だから、水やりのたびに分子がはじけて、とってもいい香りに包まれるのです! 自宅で育てていれば、そんな幸せも味わえます。
これだけおさえておけばOK バジルの育て方
種まきは暖かくなってから
バジルの種は、土の温度・気温ともに20~25℃にならないと発芽しません。関東地方では4~6月が種まき時期です。
梅雨が明けたら乾燥を防ぐ
日照りが続くと葉がかたくなって風味が落ちてしまうので、敷きわらなどで乾燥を防ぎます。8月上旬ごろに強く刈り込むと、新しい枝が出てきます。
新鮮な葉をどんどん摘んでいこう
気温の上昇とともに、大きく育ってきます。7月中旬には、シソの花に似た形の白い花が咲きます。花が咲き終わって種をつけてしまうと株が弱ってしまうので、花穂は早めに摘みとります。
もしも一度にたくさん採れたら…
バジルの葉を洗って水分をよく拭き取り、湿らせてかたく絞ったキッチンペーパーでくるんでから保存容器に入れて野菜室で保管すると、鮮度を長く保つことができます。 簡単に加工して保存するなら、バジルを使った代表的なソースのジェノベーゼがおすすめです。 バジルの葉、オリーブオイル、松の実、ニンニク、粉チーズ、塩・こしょう適量をミキサーなどに入れて細かくし、ペースト状になったら完成。各材料のバランスはお好みで♪ 冷凍保存しておいても便利です。
まとめ
初めての方に特におすすめのバジルをご紹介しました。 栽培中から香りを楽しめて、料理にも使いやすいバジル。夏野菜のトマトとは、料理はもちろん栽培でも相性ぴったりです。 一緒に植えると害虫除け効果も期待できるので、ぜひ取り入れてみてください。
次回は女性に大人気のパクチーの魅力を更新予定です。お楽しみに!
文・編集:園芸通信編集部