文・編集
園芸通信編集部
ヒマワリ
2018/06/05
日差しが少しずつ強くなり、夏の足音が聞こえるようです。夏の風物詩といえば、ギラギラと照りつける太陽、真っ青な空、そしてヒマワリ。澄み切った青色の空と黄色のヒマワリとのコントラストを鮮烈に記憶されている方も多いはず。なじみ深いヒマワリですが、実はさまざまな種類があります。草丈2~3mにもなる花壇向きの高性種、ベランダや鉢植え向きの草丈1m以下のわい性種、草丈30~40cmの極わい性種。花色も黄色だけでなく、ワイン色、白みがかったレモン色、花弁は黄色で花芯の周りだけが茶色になるものなど。花形も一重咲きだけでなく、細かい花弁が重なった八重咲きもあります。見渡す限り一面に広がるヒマワリ畑を堪能しつつ、ヒマワリの品種の違いに注目してみてはいかがでしょうか。親しんだヒマワリに新しい発見があるはずです。
成田ゆめ牧場
千葉県成田市にある成田ゆめ牧場は、約9万坪(東京ドームの約7倍)の敷地面積を持つ広々とした観光牧場です。明治20(1887)年からこだわり続けた牛乳で作った自慢のソフトクリーム、チーズ、ヨーグルトを楽しむことができます。また、ウシやヤギなどの動物と触れ合うふれんZOO広場、野菜の収穫体験や季節の花を観賞できるゆめ牧場農園など、家族で一日中遊べる施設が充実しています。7月に入ると牧場の名物であるヒマワリの開花が始まります。青空を背景に咲く広大なヒマワリ畑は圧巻の一言。ヒマワリで作られた「ひまわり迷路」の今年の定植本数は、過去最大の約11万本(開催期間中の総本数)。ぜひ見ていただきたい景色です。開花時期をずらして咲くように工夫されているので、8月下旬まで楽しむことができます。場内でたっぷり遊んだ後は、牧場自慢のソフトクリームで疲れを癒やしてはいかがでしょうか。
施設概要
〒289-0111
千葉県成田市名木730
電話番号:0476-96-1001
休園日:年中無休
開園時間:12~2月/平日10:00~16:00 休日9:30~17:00、3~11月/9:00~17:00
入園料:大人1400円、65歳以上1200円、小人700円(3歳未満は無料)
駐車場:有料駐車場あり
ヒマワリの見ごろ:7月上旬~8月下旬(開花状況は気温により変動するため事前にご確認ください)
明野ひまわり畑
日照時間が日本で一番長い山梨県北杜市明野町には、全国でも有名なヒマワリ畑があります。南アルプス、八ヶ岳、富士山などの美しい山々を背景に、60万本ものヒマワリが一面に咲き誇ります。高原を吹き抜ける爽やかな風はなんとも心地よく、どこまでも続くヒマワリ畑をより特別なものにしてくれます。7月下旬からは、「北杜市明野サンフラワーフェス」が始まります。イベントはメイン会場、浅尾新田会場、農村公園会場の3会場で開催され、各会場は少し離れていますが徒歩10~15分程度なのでハイキング気分で回ってみましょう。軽食を食べられる模擬店も設営され、にぎやかな雰囲気を楽しむことができます。ヒマワリ畑のすぐ近くには、季節の花が楽しめる山梨県立フラワーセンター ハイジの村もあります。こちらに足を延ばしてみるのもいいでしょう。
施設概要
〒408-0201
山梨県北杜市明野町浅尾5664
電話番号:0551-42-1423
北杜市明野サンフラワーフェス2018:2018年7月21日~8月19日
イベント開催時間:8:00~17:00(天候により変更の可能性あり)
イベント開催期間の入園料:無料
駐車場:有料駐車場あり
ヒマワリの見ごろ:7月下旬~8月下旬(開花状況は気温により変動するため事前にご確認ください)
ひまわりの丘公園
兵庫県小野市にひまわりの丘公園はあります。同園は、自然環境の中で子どもから年配の方まで一日中ゆったりと憩える公園として平成14(2002)年に完成しました。面積は8ヘクタール(甲子園の約2倍)と広々しており、シンボルである「ひまわりの塔」からはのどかな田園風景や夕日を眺めることができます。花の小径には四季折々の花を植え込み、夏には38万本のヒマワリ、秋には380万本のコスモスがまるで花のじゅうたんのように咲き誇ります。わんぱく広場にある海賊船パニックワールドの大型遊具は、いつも子どもの楽しげな声が飛び交っています。公園には売店やレストランもあるので、一日中遊ぶことができます。季節の移ろいを感じつつ、のんびりとした時間を過ごせる公園です。
施設概要
〒675-1317
兵庫県小野市浄谷町1545−321
電話番号:0794-62-1147
休園日:年中無休、公園管理棟は12月31日~1月1日休館
開園時間:8:30~17:00
入園料:無料
駐車場:無料駐車場あり
ヒマワリの見ごろ:7月上旬~中旬(開花状況は気温により変動するため事前にご確認ください)