

文・編集
園芸通信編集部
ポピー
2025/04/28
今年も徐々に気温が高くなってきました。そんな中、各地で見ごろを迎えるのは、鮮やかな花色のポピー畑です。薄い花弁が日差しを受け、透けたように輝き、風になびく姿は、初夏へと移り変わる情景そのもの。今回ご紹介するのは、シャーレ―ポピー(ヒナゲシ)を中心に大規模植栽している花畑です。見ごろに合わせて、花のイベントや摘み取り体験、特産品を扱うワゴンの出店なども合わせてお楽しみいただけます。ぜひ、大型連休に出かけてみてはいかがでしょうか。
※2025年4月の情報です。お出かけの際は、事前に公式ホームページなどで最新情報をご確認ください。
ポピー・ハッピースクエア
「ポピー・ハッピースクエア」敷地内は、人力車での散策もお楽しみいただけます。人力車から望むポピー畑はひと味違った景色をお楽しみいただけます。※人力車は、イベント期間中の土・日のみ運行
埼玉県鴻巣市の「ポピー・ハッピースクエア」は、栽培面積約12.5haの日本一広いポピー畑として知られています。日本一の川幅を誇る荒川に掛かる「御成橋」下に広がる一面の花畑、その奥に臨む富士山は、富士見百景にも選定されるほどの絶景です。この景色を求めて、県内外から多くの花見客が訪れます。ポピー畑に隣接する約1.3haの麦なでしこ畑も見どころの一つです。
鴻巣市では、2025年5月10日(土)~18日(日)にかけて「第15回こうのす花まつり」の開催を予定しています。これは「花のまち・こうのす」をPRする一大イベントで、市内全域の花々をお楽しみいただけます。模擬店や農産物の販売、花々の摘み取り体験も行いますので、ぜひご家族、ご友人お誘い合わせの上、ご参加ください。
※掲載写真は例年の様子です。 2025年度は、シャーレ―ポピーの種子流通不足の影響により、一部の区画で代替品種として青紫色の花を咲かせるハゼリソウを栽培しています。例年と栽培状況、景観が大きく異なりますので、お出かけの際は、事前に公式サイトをよくご確認ください。
御成橋(御成橋)を背景に咲き誇る一面のポピー畑をご覧ください。 ※例年の様子
天気のよい日は、夕日に映えるポピー畑の幻想的な風景がお楽しみいただけます。※この写真は「第13回こうのす花まつりフォトイベント 」鴻巣市長賞 角張洋司様の作品です。
一面に広がる鮮やかな紫色の麦なでしこ畑も併せてご観賞ください。
ポピー・ハッピースクエア 概要
〒365-0044 埼玉県鴻巣市滝馬室587-1周辺
電話番号:なし
休園日:なし
開園時間:花畑はいつでもご覧いただけます。「花まつり」は、9:00~16:00
入場料:なし
駐車場:無料駐車場あり。「花まつり」開催期間中は、駐車場1台につき栽培協力金(募金)として500円を頂戴しています。
見ごろ: 5月中~下旬
関連イベント:5月10日(土)~18日(日) 「第15回 こうのす花まつり」
あじさかポピー園
ピンク、赤、白のポピーが一面に広がる雄大な景色。散策、写真撮影など多くの方が訪れます。
「あじさかポピー園」は、福岡県小郡市光行の休耕田(作物の栽培を一時的に休止している田畑)を利用したポピー畑です。毎年、地元の子どもたちと共に農地(1万5000~2万平方メートル)いっぱいに種をまきます。この地で大事に育てられたポピーは、4月下旬に見ごろを迎え、約100万本のポピー畑となって咲き誇ります。写真撮影のスポットとしても人気が高く、県内外から多くの方が訪れています。
また、「あじさかポピー祭り」では、地元のお野菜などの販売やキッチンカーの出店もあり、多くの方でにぎわいます。休耕田を利用しているため、運動靴など動きやすい服装でのご参加がおすすめです。
風にゆれるポピーを眺めていると癒やされます。
地元の方々が育てたポピーをぜひご覧ください。
「あじさかポピー祭り」の2日間は、地元のお野菜や特産物などの販売もあり、多くの方でにぎわいます。
サイクリングでもご利用可能です。ぜひお立ち寄りください。
あじさかポピー園 概要
〒838-0132 福岡県小郡市光行366付近
(休耕田を利用しているため、上記の住所になります。)
電話番号:0942-73-3858
休園日:なし
開園時間:いつでもご覧いただけます。
入場料:なし
駐車場:常設なし ※数台は、路肩に止めてご覧いただいています。マナーを守ってご利用ください。 ※「あじさかポピー祭り」期間中のみ無料駐車場あり。①JAみい八坂カントリー、②ポピーの里あじさか館、③光行公民館、④いきいき介護プラザ駐車場のいずれかをご利用ください。
見ごろ:4月下旬からゴールデンウイークごろまで
関連イベント: 2025年5月5日(月・祝)・6日(火・祝)「あじさかポピー祭り」
10:00~16:00予定
文・編集/園芸通信 編集部