「インスタント園芸」のススメ♪栽培のお悩み対策とレシピ紹介

特集『超初心者でもかんたんハーブの種まき!インスタント園芸の始め方』を公開してから、気付けばあっという間に1年が経ちました。

この特集を参考にしながら、『園芸通信』の園芸初心者スタッフも実際にチャレンジしてみました。今回は、その中で感じた疑問や失敗ポイント、役立った対策をまとめてご紹介します。

ブログの最後には、特集で好評だったおすすめレシピの作り方もご紹介しています。ぜひ最後までお楽しみくださいね^^

初心者でも成功へ!種まき専用グッズ「ジフィーセブン」でインスタント園芸

「ジフィーセブン」は、土や初期肥料を用意しなくてもすぐに始められる便利な種まき専用グッズ。室内で栽培しても汚す心配がなく、手軽に挑戦できるところも初心者にはうれしいポイントです。

※この記事では、「ジフィーセブン 42mm(そのまま植えられる土ポット)」を使用しています。ジフィーセブンと専用トレーがセットになっている「はじめてさんのタネまきセット」を使うのもおすすめです。

とはいえ、どんなに便利でも「植物を育てること」には変わりはありません。ここでは「ジフィーセブン」を使った種まきでも初心者がつまずきやすいポイントと実際にやってみた対策をご紹介します。

お悩み[その1]初心者が迷う「ジフィーセブン」の水やりのタイミング

種から育てるとき、重要になるのが水やり。実は、種まき→発芽で初心者が失敗するワースト1位も水やりだといわれています。

園芸業界では「水やり三年」といわれるだけあって、簡単そうにみえてとても奥が深い…。

便利な育苗資材「ジフィーセブン」を使っていても、乾いているのか湿っているのか分かりにくく、タイミングに迷ってしまいます。私も園芸初心者なので、判断がつきません!

そこで私が実際に育ててみて「これなら分かる!」と感じたポイントをご紹介します。

対策:水をたっぷり含んだ「ジフィーセブン」の重さを覚えておく

「ジフィーセブン」は乾くと、とても軽くなります。表面だけ湿っている状態と、たっぷり水やりした状態では、手で持ったときの重さが全然違います。この重さの違いが、とても分かりやすい「水やりのサイン」になりました。

もちろん、判断する方法は人それぞれ。「自分に合ったやり方を見つけて慣れていくのが大切」と教わりましたが、本当にその通りだと思います^^

その他のおすすめ対策はこちら

1.たっぷり水やりした後、表面の湿り具合を覚えておく

とてもシンプルで、一番お手軽な方法ですね。ただし、注意したいのは、表面が濡れていても中心まで水が届いていないことがあります。もし、この方法でうまくいかないと感じたら、別の方法と組み合わせてみてくださいね。

2.竹ぐしを刺して、どこまでぬれているか確かめる

「ジフィーセブン」に竹ぐしを刺し、水分に触れた部分の竹ぐしの色が変わる位置を確認する方法です。色が変わったところまでは水が浸透している目印になります。ただし、うっかり根を傷つけないように根元から少し離れた位置に刺すのがポイントです。

お悩み[その2]不織布が緑色になっているけれど大丈夫?ちゃんと育つ?

カビなのかな…と不安になる方も多いと思いますが、実はコケ(苔)や藻であることがほとんどです。写真のようなコケや藻自体は、生育に悪い影響がないもの。

根元の緑色になっているのはコケ

とはいえ、カビやコケなどが発生するということは、栽培環境に問題があるサインかもしれません。これらが発生する原因と予防方法、発生してしまったときの対処とひと工夫をご紹介します。

※白くけば立ったものが発生したらカビですので、速やかに取り除いてください。カビの予防はコケと同じですので、ご参考にしてみてください。

予防:風通しよし、日当たりよしの環境で育てると◎

カビやコケ、藻が発生する原因はさまざまありますが、主なポイントは「過湿」です。過湿で育てると、徒長や根腐れにつながる可能性もあります。

風通しがよくて、日当たりのよい場所で管理することで、過失の予防になり、カビやコケ、藻の発生がしにくくなるとのこと。

「風通しがよい」といっても強い風は植物にストレスなので、気を付けないといけません。「湿気がこもらない」「換気ができる」というイメージが近いように思います。

置き場所は特集内の「どこに置けばいい?」をご参考にしてください。

栽培中に、肥料を施すのもコケや藻が発生する要因の一つになることがあります。

「ジフィーセブン」には、もともと肥料が含まれています。そのため本編では追肥について触れていませんが、念のため肥料を足した方もいたかもしれませんね。成長に肥料は大切ですが、多すぎると生育に影響が出たり、カビや藻の発生につながるので注意が必要です。

ところで、カビやコケ、藻は “自然発生” するわけではありません。

①土に最初から胞子などが含まれている

自然由来の原料には、コケの胞子・藻の細胞がごく微量に含まれていることがあります。

②空気中を漂って付着する

コケやカビの胞子は空中を常に漂っています。

そして、

・土がいつも湿っている→過湿 

・光が当たる→コケや藻が光合成する 

・風通しが悪い→蒸れやすい 

・肥料が多い→コケや藻も栄養が好き

といった条件がそろうと、急に発生するのです。

カビやコケなどが見えたら、まず栽培環境を見直してみてくださいね。

※栽培環境に問題がなくても、空気中のカビやコケの胞子が原因で発生してしまうこともあります。

コケ・藻が発生したときのひと工夫:陶器などの透けない器をポットカバーに

“植物の生育に悪い影響はない”とはいえ、室内にコケや藻があるのは気になる方もいらっしゃいますよね。そんな場合のひと工夫をご紹介します。

本編でご紹介したようなポットカバーならぬ、「ジフィーセブン」カバーとして自分好みの容器に入れるのがよいです。コケが気になる場合は、日光を通さないものを選びます。

私は100円ショップで手に入れた陶器やミニチュアのブリキバケツに入れて楽しんでいますよ^^

お悩み[その3]モヤシみたいにヒョロヒョロに育ってしまったときは?

手順通りに育てているつもりなのに、茎だけが細長く伸びてしまったり、草丈のわりに葉が少なかったり…。それは、植物が光を求めて伸びすぎてしまう 「徒長」 と呼ばれる現象です。ここでは、「徒長」を予防するために押さえたい主な対策をご紹介します。

対策1:日照不足を解消!光の向きもチェック

光を求めて、幼い苗が必死に伸びてしまうのが徒長の大きな原因です。日中はしっかり日が当たり、夜は暗くなるサイクルを保つことが大切。

また、光が一方向から入る環境だと、苗がその方向へ傾いて伸びてしまいます。その場合は、容器を180度回して向きを変えると、満遍なく光が当たります。

対策2:夜の水やりはNG!水やりは午前中がベスト

日が落ちて光合成がストップする夕方以降に水をやると、水だけを吸って茎が伸びやすくなることがあります。これを防ぐために「午前中の水やり」を徹底するだけでも改善されます。

対策3:「もったいない」は禁物!間引きがとても大切

「たくさん収穫したい!」という思いから、つい間引きをためらってしまいがちですが、株が込み合うと根が張れず、結果として弱々しい苗になってしまいます。限られたスペースだからこそ、「1株の根をしっかり張らせる」意識で!

根張りよくしっかりとした株に成長させる方が、最終的にたくさん収穫できます。

対策4:風を適度に当てて、茎の伸びすぎを防ぐ

風通しのよいところで栽培すると、苗が軽く揺れて適度な刺激となって、上にばかり伸びるのを抑えられます。室内の場合は、苗に直接強く当たらない程度に風の通り道を作るのも効果的です。

※徒長・カビ・コケは、連載『初心者さんもやってみよう! タネまきから苗育てAtoZ 【第11回】徒長、立ち枯れ、カビ、コケをどう乗り切る?! 』で詳しく解説しています。品目別の管理は『失敗しない栽培レッスン』も合わせてご覧ください。

ここで紹介したのは、あくまでも去年育てたときに気が付いたこと。これで失敗される方が多いポイントと聞き、私も再確認しながら取り組みました(汗)

園芸初心者の私は、栽培中はいつも疑問だらけです。それでも、植物がちゃんと育つことがうれしくて…。今年もベテランスタッフの皆さんに教えてもらいながら、インスタント園芸を楽しみたいと思います!

「インスタント園芸」は、室内園芸の入門編です!「もっと大きく育ててみたい」「たくさん収穫したい」と思ったら、ぜひ「ジフィーセブン」をそのまま鉢やプランターに植えてみてくださいね。根の張るスペースが増えて、ぐんぐん大きく育ちます!

植え付け動画も公開しています!ぜひ、お楽しみください。

動画『【園芸初心者さんにおすすめ】初めてでも簡単種まき!便利なキットで種から育てる【バジル編】』クリックすると動画が再生できます。音量にご注意ください。

特集『超初心者でもかんたんハーブの種まき!インスタント園芸の始め方』に登場したレシピをご紹介!

ここからは、特集「超初心者でもかんたんハーブの種まき!インスタント園芸の始め方」に登場したレシピ5種をご紹介します。

簡単ウェルカムドリンクにもぴったり!さわやかな香りの「ミント氷」

清涼感アップ!すっきり香るミント氷

材料

ミントの葉……適量
水……適量(ミネラルウォーターまたは浄水がおすすめ)

作り方

ミントの葉をさっと洗い、水気をしっかり拭き取ります。
製氷皿にミントの葉を1~2枚ずつ入れます。
上から静かに水を注いで、冷凍庫へ。
完全に凍ったら完成です。

ポイント

●葉を入れた後、勢いよく水を注ぐと浮いてしまうので「静かに注ぐのがコツ」です。
●一度沸騰させてから冷ました水を使うと、より透明で、とてもきれいなミント氷になります。

振るだけ簡単!手作りディルバター

ディルの新鮮な香りで手作りバターが大変身♪

材料

ディル……適量
生クリーム……200ml(高脂肪タイプの方が作りやすい)
塩……適量

作り方

新鮮なディルの葉をよく洗い、水分を切ったら細かく刻みます。
生クリームを空き容器に移して、密閉してから振ります。
数分振り続けると脂肪分と水分が分離してくるので、ふたを開けて固形になり始めていることを確認します。
塩を加え、さらに数分振り続けると水分が出るので、取り除きます。
⑤ 刻んだディルを加え、よく混ぜたら完成です。
※⑤で再び水分が出たら取り除いてください。

ポイント

●塩は、少量ずつ加えて、お好みの味に調節してください。
●バケットやスコーンに合わせると、いつもの朝食やカフェタイムがワンランクアップ♪
●手作りバターは日持ちしないため、早めに食べ切りましょう。
●1~4の手順を省略して、柔らかくした市販のバターに混ぜてもお手軽に楽しめます。

パクチー香るエスニック冷ややっこ

おうちでエスニック気分♪かんたん冷ややっこ!

材料(1人分)

パクチー……適量
豆腐……150g程度の小パック
スイートチリソース……適量
お好みでナッツ類……適量

作り方

パクチーをよく洗って水分を切り、包丁で刻みます。
豆腐にスイートチリソースをかけます。
最後に刻んだパクチーを添えたら完成です。

ポイント

●パクチーは食べる直前にのせると、しんなりしにくいです。
●砕いたカシューナッツやクルミをのせると、香ばしさがプラスされて◎

バジルを大量消費!まるごとバジルオイル

フレッシュバジルの香りをきゅっと閉じ込めて、アレンジ自在!

材料

バジル……適量
オリーブオイル……適量

下準備

空き容器は煮沸消毒し、水分をしっかり飛ばします。

作り方

バジルをよく洗い、軽く水気を切ります。
バジルの葉を茎から切り落とし、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。
空き瓶にバジルの葉を敷き詰めます。
バジルが空気に触れないよう、しっかり浸るまでオリーブオイルを注ぎます。
葉がよく漬かり、香りが移ったら完成です。冷蔵保存で翌日以降により味がなじみます。

ポイント

●水気の残りやオイルから葉が出ているとカビの原因になるので注意してください。
●冷蔵で保存し、1週間を目安に使い切りましょう。
●作りたてはサラダやバケットに、数日後は煮込み料理におすすめです。

ルッコラとベーコンのピザトースト

ルッコラ&オリーブでフレッシュな香りを楽しむトーストに♪

材料(1人分)

食パン……1枚
ルッコラ……お好みで4枚程度
ベーコン……2枚(ハムでもOK)
ミニトマト……お好みで1~2個
塩漬けまたはオイル漬けオリーブ……適量
ピザ用ソース……適量
シュレッドチーズ……適量
オリーブオイル……適量

作り方

ルッコラとミニトマトを洗い、水気をよく切ります。
ルッコラとベーコンは食べやすい大きさに、トマトは半分または4等分に切ります。
トースターにアルミホイルを敷き、食パンにピザ用ソース、ベーコン、チーズ、ミニトマト、オリーブをのせて、チーズが溶けるまで焼きます。
チーズがアツアツのうちにルッコラをのせたら完成です。

ポイント

●食パン以外でもOK!バケットやフォカッチャなどお気に入りのパンで♪
●焼く前にお好みのトマトソースやチリソースを塗るのもおすすめです。

育て方をもっと知りたい方必見!『失敗しない栽培(野菜)レッスン』

『失敗しない栽培レッスン』では、「初心者でもできる!」をモットーに代表的な野菜の育て方を図解入りで分かりやすく解説しています。

3月に『バジル』が公開されました

『パクチー』も公開中です!

ぜひ、参考にしてインスタント園芸をお楽しみください。

家庭菜園・園芸用品なら「サカタのタネ」

家庭菜園・園芸用品の「サカタのタネ」では、種子・苗・球根をはじめ、肥料・除草剤・園芸資材などを幅広く提供しています。

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これから家庭菜園やガーデニングを始めたい方はもちろん、長年生産者として営まれてきた方にも満足いただけますので、ぜひご利用ください。

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