圧巻の「サンパチェンス」特大鉢!秋まで花を咲かせる栽培のコツとは?

奥に見えるのは、18株の「サンパチェンス」を植え込んだ特大鉢です。

8月中旬、お盆の真っただ中、猛暑にもかかわらず、花も葉も生き生きとしていて、その見事な姿に思わず足を止めてしまいました。

「なぜここまで大きく育つのだろう?」

そんな疑問から、特大鉢を管理するスタッフに、秋まで元気に花を咲かせるコツを教えてもらいました。

圧巻の咲き姿!まずは「サンパチェンス®」特大鉢をよく観察してみましょう

正面から見ると、その大きさに驚きます。写真ではサイズ感が伝わりにくいため、比較用に600mLのペットボトルを並べてみました。

雨よけハウスで管理している別の「サンパチェンス」の特大鉢は、花が天井まで届きそうでした。花数の多さはもちろん、そのボリューム感にも圧倒されます。

「サンパチェンス」特大鉢を仕立てるための工夫は?

「サンパチェンス」18株を植え込んだ特大鉢は、どうやってきれいなドーム型を保っているのでしょうか。よく見ると、全体をフレームで固定し、内部の枝は細かな網状のワイヤを使って支えられています。

「サンパチェンス」は通常、こんもりとしたドーム状の草姿に育ちます。複数株を植え込んでいる場合は、支えることで、形を整えながら一体感のある美しい姿に仕上げているのですね。

ご家庭でも、複数株植えや大株仕立てに挑戦する際は、フラワーネットや竹ひごの支柱を活用して枝を支える方法が参考になりそうです。

ご家庭で「サンパチェンス」3株植えに挑戦するなら?気を付けるポイント!

今回ご紹介した18株植えの特大鉢は、長年「サンパチェンス」を育ててきた職人が手塩にかけて仕立てた一級品。まさに職人技ともいえる見事な仕上がりでした。

「ここまで大きなものでなくてもいいから、こんな植え方を自宅でも試してみたい!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「サンパチェンス」愛好家の方の中には、12号以上の鉢や地植えで3株植えに挑戦し、見事に咲かせている方もいらっしゃるそうです。1株でも十分なボリュームがありますが、3株植えにすると早い段階から見応えのある姿を楽しめます。ただし、花数が増えるぶん、花がら摘みや肥料切れへの注意も必要です。また、生育とともに枝が広がるため、つる性植物に使うネットなどを使って形を整えるひと工夫も大切になります。

「サンパチェンス」の植栽で、つる性植物に使うネットを活用している様子

まずは1株で「サンパチェンス」らしい大株づくりに挑戦し、次のステップとして3株植えに挑戦してみるのも楽しみ方の一つかもしれませんね^^

「サンパチェンス」特大鉢から学ぶ、栽培のヒント

「サンパチェンス」の管理で特に大切なのは、次の三つです!

①肥料切れさせない

②水切れさせない

③病害虫を早めに防ぐ

花付きをよくするためには、1週間に1回程度、草花用の液肥を規定倍率に希釈して施します。葉色が薄かったり、花芽の動きが鈍くなったりした場合は、肥料切れのサインかもしれません。

一般家庭でも実践できる方法として、「サンパチェンス」特大鉢を管理しているスタッフのおすすめは、「ネイチャーエイド 有機の液肥」を500倍に希釈し、水やりがわりに施す方法です。水やりと同時に施肥できるため手間が少なく、肥料切れの予防にも役立ちます。

「ネイチャーエイド 有機の液肥」のキャップは、約10ml。目安としてご使用いただけます。

密植していると病害虫にも気を付けたいところ。「サンパチェンス」には、ハダニやヨトウムシ、アブラムシが付きます。今年はカイガラムシの食害も見られました。アリが茎や葉にいるときはアブラムシがいる目印にもなります。害虫対策では、週に一度の薬剤散布をします。

元気がない「サンパチェンス」どこを見る?

弱って見えたら要チェック。まずは次のポイントを確認してみましょう。当社インスタグラムでも人気のあらいぐま先生に、「サンパチェンスの元気を取り戻す第一歩」を教えてもらいました。

「なんだか元気がない」「花付きが悪くなった気がする」という方は、まず管理方法を見直してみましょう。

葉色は栄養状態を知るサイン!

「サンパチェンス」は肥料不足になると全体的に葉色が薄くなります。そんなときは、即効性のある液肥を施してみましょう。「ネイチャーエイド 有機の液肥」などを水やりと併せて葉面散布する方法も有効です。

葉面散布は根の働きが弱っているときにも効果が期待できます。ぜひお試しください。

くたっとした茎の原因は?

「サンパチェンス」は水不足になると、花首や茎がくたっと垂れてしまいます。その状態が長く続くと株が傷み、回復に時間がかかることがあります。水切れには十分注意しましょう。

土の表面が乾いたら、朝夕の水やりを

真夏の水やりは、日当たりや土の乾き具合によって調整します。日当たりがよく、日中にしおれやすい環境では、鉢植えに準じた管理がおすすめです。

鉢植えでは毎朝の水やりを徹底していても、真夏日や乾燥が続く時期には土の状態を小まめに確認することが大切です。乾燥が激しい場合は、夕方にも水やりを行います。土の表面が乾いていたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水をやりましょう。

また、設置場所の都合などで鉢皿を使っている場合は、たまった水をそのままにしないよう注意してください。鉢皿に水が長時間たまると、水温の上昇や雑菌の繁殖を招くだけでなく、土の中の空気が不足して根が酸欠状態となり、根腐れの原因にもなります。特に高温期は、鉢皿の水を小まめに捨てるようにしましょう。

根がしっかり張っているかチェック

植え付け適期を外してしまった株や、うまく活着できなかった株は、根張りが不十分な場合があります。根張りが不足すると、水や肥料を十分に吸収できず、生育不良の原因になることがあります。

少しでも長く花を楽しむためには、適期に植え付けてしっかり活着させることが大切です。植え付け時のポイントは、「サンパチェンス」ブランドサイトでも紹介しています。来年の植え付け時に、ぜひ参考にしてください。

猛暑!酷暑!連日の夏日が予報されるときの注意ポイント

真夏の鉢の置き方、置き場は?

真夏日(最高気温が30度以上)が続く予報のときは、10~14時ごろの強い日差しを避ける工夫が有効です。例えば、午前中はしっかり日が当たり、日差しが強くなる時間帯は木陰になる場所へ移動しておく方法があります。

「サンパチェンス」は日当たりを好む植物ですが、近年の猛暑では少し工夫することで株をよい状態に保てます。一方で、日照不足になると花芽が付きにくくなり、葉ばかりが茂ってしまうことがあるため、涼しいからといって一日中日陰に置けばよいというわけではありません。

まずおすすめなのが、鉢の下にレンガやスノコを敷くことです。鉢底が地面に直接触れなくなるため、地面からの熱の影響を受けにくくなります。また、鉢底に空間ができることで風通しや水はけもよくなり、たっぷり水やりをする夏場の根腐れ対策にもなります。

さらに、こうした工夫も効果的です。

・午前中に十分日が当たり、午後は強い西日を避けられる場所に置く

・株元に日陰をつくり、土の乾燥を和らげる

このような対策で極端な水切れや乾燥を防ぎやすくなり、葉焼けや花焼けの予防にもつながります。残暑が厳しい時期には特におすすめです。

「サンパチェンス」は葉水が有効!でも、過湿には気を付けて!

株元だけでなく、ハス口を使って葉の表裏にもしっかり水をかけましょう。

日なたで管理する場合は、葉の表裏に葉水をやりながら株の温度を下げる工夫も効果的です。葉水は水分補給だけでなく、病害虫対策にも役立ちます。

一般的な草花は花に水がかかるのを嫌いますが、「サンパチェンス」は葉水のときに花にかかってしまっても大丈夫です。

ただし、水のやり過ぎによる過湿には注意しましょう。「日なたでの管理は少し不安…」という場合は、猛暑が続く期間だけ、午前中は日が当たり、午後は半日陰になる場所や日よけの資材を活用して管理すると安心です。

秋まで「サンパチェンス」を咲かせたい!夏の終わりこそ差がつく栽培管理

花がらや傷んだ葉を小まめに取り除く

「サンパチェンス」はセルフクリーニングという性質があり、咲き終わった花が自然に落ちやすい植物です。しかし、より美しく育てたい場合は、花がらや傷んだ葉を小まめに取り除くことをおすすめします。株の見た目を整えるだけでなく、病気の予防にもつながります。

「どのくらいのタイミングで花がらを摘めばよいの?」という質問をいただくことがありますが、大きな花を咲かせたい場合は、花弁がまだ残っていても色あせが目立ってきたら摘み取ります。

「サンパチェンス」は種子をほとんど作りませんが、早めに花がらを摘むことで株の消耗を抑えられます。

また、美しい株姿を保つために、上の写真で丸を付けたような花を摘み取ることもあります。咲き進んだ花は花首から簡単に摘み取れますが、比較的元気な花を摘む場合は注意が必要です。新しい芽が伸びる成長点や茎の先端を傷付けないように、花だけを丁寧に摘み取りましょう。これは次の花を咲かせるための大切なポイントです。

もっと咲かせたい人は「つぼみの整理」がおすすめ

撮影に行った日は、約3週間後にたくさんの花を咲かせるために「つぼみの整理」を行っていました。

「サンパチェンス」は、気温の高い時期にあえてつぼみや開花中の花を整理することで、株の消耗を抑えることができます。その結果、新しい花芽の生育に力を集中でき、そろって咲く時期を迎えます。

この日の管理でも、今咲いている花や小さなつぼみを摘み取り、その後に液肥を施していました。順調に生育すると、2〜3週間後に再び花が咲き始め、約1カ月後には見応えのある開花が楽しめます。

ただし、花が順調に咲いている場合は、必ずしも行う必要はないとのこと。より豪華な開花を目指したいときの管理方法の一つとしておすすめです。

本社周辺の「サンパチェンス®」の景色をご紹介します♪

「サンパチェンス オレンジ」が一面に植わっている花壇です。鮮やかなオレンジの花色と爽やかな黄緑の葉色のコントラストがきれいでした。

こちらは、「サンパチェンス」6種セットや3種セットを思わせるような花壇です。1株が大きくなる「サンパチェンス」ですから、壁面に花壇があるようなお家や公園などには、こういった植え方もおすすめですね。

本社エントランス前の水路には「サンパチェンス」のフロートがあります。実はこのフロート…、7月の連休あたりに猛暑でバテてしまいました。花をリセットしたことが効を奏し、8月中旬に花がモリモリと復活していました。

この水路とこれから紹介する「グリーンプラザ」は、平日の9~16時に一般の方にもご覧いただけます。

本社敷地内にある温室「グリーンプラザ」では、さまざまな鉢のサイズで「サンパチェンス」が栽培されています。

上の写真の「サンパチェンス プリティピンク」は、幅50cmほどに育っていました。

こちらは、暑さに強い「コリウス ゴリラ ライムスプライト」と並んでいる、夏らしい組み合わせの「サンパチェンス オレンジ」です。先ほどの「サンパチェンス プリティピンク」と同じくらいの幅ですが、なんといっても高さが出ている!これだけ大きく育ったら1株でインパクト大ですね。

最初の特大鉢の「サンパチェンス」が置いてある場所に戻ります。こちらは「ベゴニア バイキング」と一緒に並ぶ様子がうかがえます。「ベゴニア バイキング」も暑さに強い品種なので、管理の手間がかからずに育っているようです。

真夏の暑さを乗り越えた「サンパチェンス」は、これから秋に向けてさらに見応えを増していきます。本社周辺の「サンパチェンス」もまだまだ見ごろが続きそうです。

皆さんの「サンパチェンス」はいかがでしょうか?これからの管理次第で、さらに大きく、美しく育つかもしれません。ぜひ秋の開花も楽しんでくださいね。

そして、ご自宅で丹精込めて育てた「サンパチェンス」が見事に咲いたら、開催中の「サンパチェンス大きさ自慢コンテスト」にもぜひ挑戦してみてください♪

11月30日まで「サンパチェンス®大きさ自慢コンテスト」が開催中!

「サンパチェンス」発売20周年企画の第2弾として、「サンパチェンス大きさ自慢コンテスト」を2026年11月30日(月)まで開催中です。

美しく咲く今こそ、記念の写真を残すチャンス。「こんなに大きく育った!」「今年は見事に咲いた!」という1枚が撮れたら、ぜひご応募ください。

皆さまの自慢の「サンパチェンス」をお待ちしています♪

「サンパチェンス®」ブランドサイトをリニューアル

「サンパチェンス」の栽培をより楽しんでいただけるよう、ブランドサイトをリニューアルしました。初心者向けの基本情報から、見応えのある大株を目指すための栽培テクニックまで掲載しています。水やりなどのよくあるお悩みにもお応えしていますので、ぜひご覧ください。

関連商品(サカタのタネ 公式オンラインショップ)

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