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面倒な作業から解放! 水やり感覚で液肥散布ができる ニュースプレックス 面倒な作業から解放! 水やり感覚で液肥散布ができる ニュースプレックス

面倒な作業から解放!水やり感覚で液肥散布ができるニュースプレックス

2016/03/24

植物の成長をよりよくするために、追肥はとても重要。その追肥には、速効性のある液体肥料(液肥)がおすすめです。
でも、液肥を正しい濃度に希釈するのは意外と面倒…。そもそも追肥のタイミングがよくわからない…。そんな悩みをお持ちの方も多いのでは?
今回は効果的な追肥の方法や、液肥散布に便利なアイテムをご紹介します。コツを押さえて満足のいく野菜・花栽培を目指しましょう!

なぜ追肥に液肥がおすすめなの?

そもそも肥料には大きく分けて「固形肥料」と「液体肥料」の2種類があります。
一般的に「固形肥料」はゆっくりと長く効き、「液体肥料」はすばやく短期間に効くという特徴があります。

追肥とは、植物の生育にともなって不足してくる養分を補うために施す肥料なので、養分不足の時にはすぐに効かせる必要があります。養分が不足することを予測して、固形肥料を施しておくという手もありますが、その予測はプロでもなかなか難しいもの。

そのため、速効性のある液肥がおすすめなのです。

肥料切れのサインとは!?

では、どのタイミングで追肥をすればよいのか?
それは植物や生育環境によりさまざまですが、一般的には「葉や新芽の色が薄くなった」「葉が小さくなった」「花つき、実つきがわるくなった」などが判断材料になります。
常に植物を観察して、小さな変化を見抜きましょう。

色が薄くなったミニトマトの葉

色が薄くなったミニトマトの葉

すぐに肥料を効かせたい時は葉面散布

通常、肥料は土壌に散布し、根から肥料が吸収されて植物全体へと効いていきます。
先にもお伝えしましたが、追肥はすぐに効かせる必要があります。

明らかに肥料切れの状態で、一刻も早く肥料を効かせたい! という時に、土に肥料をやって根から吸収させるという流れを省く手段があります。それが葉面散布です。
肥料が切れてしまった植物の葉に、直接液肥をかけて肥料を効かせるという方法です。

一般的に肥料は根から吸収させるものなので、葉に直接肥料をかけるということに抵抗があるかもしれませんが、大丈夫です! 根からの吸収を待つより短時間で肥料が効いていきます。液肥にはこんな散布方法があるのです。

でも液肥はそのままでは使えない

「追肥にはぜひ液肥を」と伝えてきましたが、実はちょっと面倒なことがひとつ。
それは希釈が必要なことです。通常、液肥は500~1000倍に薄めて使用するものがほとんどです。
ジョロに液肥を入れて水で500倍に希釈して散布、なくなったらまた500倍に希釈して…。
少しの鉢やプランターならそれでもよいですが、庭や畑の広いスペースに散布したい場合はとても手間ですよね。

また、正しい希釈倍率を守らずに原液の濃度に近い液肥を散布すると、植物が肥料焼けを起こして生育に悪影響を与えてしまうことも。

そこでおすすめしたいのが、これらの悩みを解消してくれる希釈散布器「ニュースプレックス」です。
「ニュースプレックス」は面倒な液肥の希釈と散布を同時に行うことができる優れものなのです。

葉面散布もカンタン

正しい希釈倍率で葉面散布もカンタンにできる「ニュースプレックス」

「ニュースプレックス」はこんなに便利!

「ニュースプレックス」の使用方法はいたって簡単。
使用する液肥の正しい希釈倍率(散布したい倍率)を確認し、計量カップなどを使って下記の倍率表に従って専用ボトルに液肥と水を入れればOK。面倒な倍率計算は必要ありません!
あとはホースにつないで空気穴を押さえて散布すれば、100倍に薄まった液肥が出てきます。
散布したい倍率に合うように、一次希釈の倍率をコントロールします。

【例】例えば1000倍で希釈したい場合は、ボトル内に水450ml、液剤50mlを入れて10倍に薄めておけば、タンク内10倍×散水時100倍=1000倍希釈になります。

一般的な内径12~15mmの水道ホースで使用可能です

一般的な内径12~15mmの水道ホースで使用可能です

希釈倍率早見表

※1 液剤だけであれば、約100倍の散布倍率
※2 液剤100CC+水400CCならば、約500倍の散布倍率

ジョロで追肥を行う場合、低い場所にしか散布できませんが、「ニュースプレックス」は水圧を利用することで上方向にも散布できるため、高い位置の葉面散布にも適しています。
また、親指ひとつで水と液肥を切り替えられるので、「ニュースプレックス」があれば水やりと液肥散布が同時に行えます。

親指ひとつで水と液肥を切り替えられます

本体中央の上部にある穴を押さえると、液肥の散布が始まります。穴を押さえない時は水だけが出ます

「ニュースプレックス」使用時の注意点

「ニュースプレックス」はパーツ部分に網目の部分があります。 この部分はゴミなどが詰まりやすく、何回か使用したあとは洗浄することをおすすめします。詰まってしまうと正しく液肥が希釈されない場合がありますので、ご注意ください。

また、「ニュースプレックス」にはストッパーがついていないので、 水を止める際は元栓を閉める必要があります。

「なぜストッパーがついていないの?」とよく聞かれるのですが、 それは商品を長持ちさせるためなのです! ストッパーがあると便利ですが、水圧の影響で本体の耐久性が低下し、壊れやすくなってしまいます。 なるべく長く使っていただきたいという思いから、現在の「ニュースプレックス」が完成しました。

「ニュースプレックス」の使い方をわかりやすく説明した動画を用意しました。実際の作業風景をご覧いただけます!

動画 「ニュースプレックスで液肥散布!」

まとめ

液肥による追肥のコツと、便利な「ニュースプレックス」をご紹介しました。
植物が出す肥料切れのサインを感じた時、手間がかからず楽に液肥散布ができる便利な園芸用品です! 長く使えて、水やりと液肥散布の負担を軽くしてくれる「ニュースプレックス」をぜひお試しください。

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