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特集

Vol.4 ミント|暮らしを彩るハーブのはなし

2016/04/27

清涼感のある香りが特徴のミントは、男女問わずに親しまれているポピュラーなハーブのひとつ。
料理やスイーツ、ハーブティーなどの飲み物から、化粧品・消臭芳香剤など、アロマとして楽しめる用途の幅がとても広い、万能ハーブです。
繁殖力が高く初心者にも育てやすいミントを栽培して、清涼感に包まれた爽やかな夏を楽しみませんか?

すっきり爽快! ミントってどんな植物?

ミントはとにかく丈夫で繁殖力が強いのが特徴。初心者でも育てやすいハーブです。
寒さに強く、冬を越すこともできるので、上手に育てれば毎年収穫も可能。スーパーで買うよりお得な手軽さが魅力ですよね。

種類がいっぱいのミント!サカタのタネ厳選5種

変種ができやすく、世界中で品種改良が行われているミントは、数百種を超えると言われるほど。あなたは何種類のミントを知っていますか?
その中から、今回はサカタのタネが厳選したおすすめのミント5種をご紹介します。

■ペパーミント
香り高く、辛口の清涼感とあふれる爽やかな風味が特徴。夏にスカッとしたモヒートを作りたいときや、ハーブティーにもぴったり。

■スペアミント
ペパーミントに比べて甘さがあり、清涼感も穏やか。いろいろなお料理に活用できます。

■グレープフルーツミント
グレープフルーツに似た柑橘系の強い香りが、水やりの時から爽やかに漂うミントです。ハーブティーはもちろん、サラダのアクセントにもおすすめ。

■ストロベリーミント
やや甘めのストロベリーの香りが強い、女性におすすめのミントです。摘んだ葉をポットに入れ、熱湯を注いで3~5分蒸らせば、香り高いハーブティーになります。乾燥させてポプリにしても。

■モロッカンミント
スペアミントより、やや強い香りがします。とても爽やかで、ホットでもアイスでも生きる清涼感が特徴。辛口のモヒートや夏のミント氷、モロッコ風ミントティーにもおすすめ。

これだけおさえておけばOK!栽培のコツ

ミントはとても繁殖力が強い植物。育てやすい反面、植え方にも注意が必要です。
根がどんどん張っていくので、他の植物やハーブ、別の品種のミント同士でも、寄せ植えにすると隣の植物を枯らしてしまう可能性も…。
畑や花壇などで地植えにするとどんどん広がっていってしまうので、鉢やプランターに単独で育てるのが基本です。

もしも一度にたくさん採れたら…

葉を水にさらしたあと、ぬれた新聞紙やキッチンペーパーにくるんで密閉袋に入れます。野菜室で保存することで冷気に直接当たらず、ある程度長く保存が可能です。

また、茎が簡単に折れる程度に乾燥させて保存することもできます。葉の部分を摘み取り、刻んで乾燥剤と一緒に密閉容器で保存したものは、ポプリや布袋に入れて入浴剤にして楽しめます。

ミントを使ったおすすめレシピ♪

夏の涼しいおもてなしに!カンタンおしゃれなミント氷

製氷皿に水を張り、ひとマスごとに1枚ずつミントの葉を浮かべます。あとは冷凍庫で凍らせるだけ。
一度沸かした水を使うと、透明でガラス玉のようなミント氷ができあがります。
アイスティーやソーダ、ジンジャーエールを注いで。

トマトと柑橘のさわやかサラダ

オリーブオイル、酢またはレモン汁、塩、こしょうを混ぜて作ったフレンチドレッシングに細かく切ったフレッシュのスペアミントを加えます。
くし型切りにした完熟トマトと、皮をむいたオレンジやグレープフルーツなどに和えると、清涼感たっぷりのおいしいサラダに!
他にも、モロッカンミント、グレープフルーツミントなど、お好みのミントでお試しください。

フレッシュミントのソルベ

鍋に水とグラニュー糖を入れて火にかけ、砂糖を溶かし、冷ましたらレモンやライムの果汁とみじん切りにした好みの量のミントの葉(水分量300~400ccあたり20~25枚程度)を入れて、バットなどで板状にして冷凍庫で冷やします。
完全に凍ったら、フードプロセッサーでシャーベット状にします。フードプロセッサーがない方はジッパー付きの袋に入れて板状に凍らせ、手でもんで砕いてもOK。お好みで、キウイなどのフルーツを加えてもおいしいです。

まとめ

たくさんの種類がある中から、特におすすめのミントをご紹介しました。
爽やかな清涼感が魅力のミントは、気温が上がるこれからの季節にぴったりのハーブ。
ご家庭で育てたミントで、ぜひおすすめレシピをお試しください!

(文:園芸通信編集部)

次回はオレガノをご紹介する予定です。お楽しみに!

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