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特集

Vol.5 オレガノ|暮らしを彩るハーブのはなし

2016/05/12

オレガノ、と聞いてもどんなハーブなのかピンとこない方も多いかもしれません。
オレガノは古くは薬用に利用されてきました。現代ではイタリア料理をはじめ、調理用スパイスとして広く活用されています。
今回は家庭で育てたオレガノで、自家製ドライハーブ作りに挑戦してみませんか?

とっても丈夫でどんどん育つ!オレガノってどんな植物?

ピリッと爽やかな香りのハーブ

オレガノは生育旺盛な植物で、手間をかけなくてもたくさん収穫できるのが魅力のひとつ。一般的に、オレガノはフレッシュな状態よりも乾燥させた方が香りが増します。収穫したオレガノをドライハーブにすれば、料理に使うスパイスとして豊かな香りを楽しめます。

花もかわいい!

オレガノは薄紫色のかわいらしい花を咲かせます。美しい色の花をドライフラワーやポプリの材料にして楽しむのもおすすめ!
オレガノの葉は花が咲く直前が一番香りがよいといわれていますので、収穫の目安にしてみてください。

これだけおさえておけばOK!栽培のコツ

乾燥気味に育てよう

オレガノは丈夫で生育旺盛なハーブです。ただし、湿気に弱いので、高温多湿な日本の気候下では注意が必要。日当たりがよく、できるだけ風通しのよい場所を選んであげましょう。

蒸れないように注意

生育が旺盛なので、どうしても株が混み合ってしまい蒸れる危険性があります。
混み合ってきたと感じたら、刈り込んだり間引きを行ったりして管理しましょう。

基本的にはとっても丈夫なオレガノ。風通しのよいところで乾燥気味にしてあげれば、あまり手をかけなくても育ってくれます。

自家製ドライハーブにチャレンジ!

オレガノが好む栽培条件を整えてあげれば、次々と育ってくることを実感できるはずです。たくさん収穫できたら、ドライオレガノを作ってみませんか?

晴天が続きそうな日にオレガノを刈り取り、風通しのよい雨の当たらない日陰に干し、自然乾燥させます。パリッと乾燥したら、手でもんで細かくします。
これで完成!清潔できれいなガラス容器などに入れて保存しましょう。

オレガノはもともと水分の多い植物ではないので、比較的簡単に作れますよ。

ドライオレガノを使ったおすすめレシピ

ピザからスープまで、いつものトマトソースがワンランク上の味に!

オレガノは、トマトソースとの相性が抜群。ホールトマト缶などを使ってお好みのトマトソースを作っておくと重宝します。

トマトソースを使ったおすすめレシピは、トマトとニンニクの代表的なナポリピザ、マリナーラ。それにオレガノが加われば、シンプルだけどうまみたっぷりのピザに!

ニンニクとオリーブオイルを鍋に入れて弱火にかけ、ニンニクが色づいたらトマト缶を入れて少し煮詰めます。お好みで塩、コショウで味を調えて、トマトソースを作ります。

ピザ生地にトマトソースを伸ばしながらたっぷりと塗り、薄くスライスしたニンニクをのせます。

最後にオリーブオイルとドライオレガノを振りかけ(量はお好みで)、オーブンで焼いたら完成です。焼き立てをお召し上がりくださいね。

トマトソースのほかにも、ミネストローネやチキンとトマトの煮込み料理などにもよく合います。最後にドライオレガノをひと振りすれば、いつもと違うワンランク上の味になっちゃいます♪

チーズとも相性よし!編集スタッフおすすめの2品

オレガノ風味のチーズオムレツ

チーズを入れるタイミングでドライオレガノをプラスすればOK。シンプルだけど、これは本当においしいです!

オレガノ風味のチーズトースト

食パンやお好みのバゲットに、溶けるタイプのチーズをのせて、お好みの量の塩、コショウ、ドライオレガノを振りかけてトーストに。
トマト、タマネギ、パプリカなどとも合うので、お好みで野菜もトッピングしてバリエーションを楽しんじゃいましょう♪

まとめ

オレガノをちょっぴり身近に感じていただけましたか?
とにかく生育旺盛なので、家庭菜園で実感してみてください! たくさん収穫したオレガノは、ドライハーブとして常備しておくのがおすすめです。バジルやタイムなど他のハーブとの相性もよいので、いろいろミックスしてお料理に幅広く使うこともできますよ。

(文:園芸通信編集部)

次回はラベンダーをご紹介する予定です。お楽しみに!

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