タネから広がる園芸ライフ / 園芸のプロが選んだ情報満載

特集

9月の菜園スケジュール

暑さが一段落すると秋冬野菜の栽培が本格化します。この時期は一晩ごとに夜温が下がってくるので、種まきや植えつけは遅れないように気をつけます。ダイコンは9月中旬までに直まきをして、発芽後は成長に合わせて間引きを行います。ハクサイを苗から育てる場合は9月中~下旬が定植適期です。秋ナスは順調に生育していれば収穫のピークを迎えますが、気温が低下してくる9月下旬~10月上旬には片付けます。1日の日長が短くなるとともに、台風、長雨の時期でもあり、早めの対策と作業を心がけましょう。

台風対策 台風対策

「くろぷり」
台風が近づいてきたら、枝の負担を減らし、風に揺れることで実が傷つくのを防ぐために、収穫できそうな実をすべて収穫します

天気予報をチェックして、台風が接近しそうになったら事前に強風と大雨の対策を立てます。畑に水はけがわるい場所があるようなら、あらかじめ排水溝を作るなどできるだけ水がたまらないようにします。ナスなど果菜類の栽培が続いている場合は、数株まとめて寒冷紗で覆い、上からヒモでしばっておきます。台風が通過したら、風で倒れて自力で立ち上がれない株は支柱に誘引し直します。折れた枝はハサミで切り戻し、ひどく傷ついた葉は除去します。泥で茎葉が汚れてしまったら、真水で洗い流すようにしましょう。

ハクサイ、ダイコンなどの育苗管理 ハクサイ、ダイコンなどの育苗管理

ダイコンを間引く際は、子葉が整形のものは将来根形がよく、不整形のものは根形がわるくなりやすいので、よく観察して形のよい苗を残すように!

8月にポットに種まきしたハクサイは、間引きをしながら育て、ポットに根が回る今月には定植します。畑は定植2週間前までに苦土石灰、1週間前までに堆肥と元肥を施して耕しておきます。定植前日、ポットの苗にたっぷりと水をやり、定植の際に土がくずれないようにします。苗を購入した場合も同様です。ダイコンの種まきは品種と作型によりますが、9月中旬までには種をまき終わります。2~3日で発芽してくるので、双葉が開いてから数回に分けて間引きを行い、本葉が6~7枚で1カ所に1本を残します。

アブラナ科葉菜類の病虫害防除 アブラナ科葉菜類の病虫害防除

アブラナ科葉菜類
ハクサイは、結球が始まるまでは株を安定させるために、雨や水やりで土が流れてしまった時は株元への土寄せをしっかりと行いましょう

ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーといったアブラナ科の葉菜類は、生育初期に害虫の被害を受けやすいことが悩みの種です。ヨトウムシ、コナガ、アオムシなどは成虫が飛来し卵を産みつけます。うっかりして幼苗が食害にあうと、葉脈だけを残して全滅してしまうことも。農薬を使わない防除法としてはこまめに見回って見つけ次第捕殺すること。あるいは防虫ネットをトンネル状にかけると被害を抑えることができます。寒さが訪れ、野菜も大きく育ってくると、自然に被害は少なくなります。

タマネギの種まき タマネギの種まき

タマネギの苗
タマネギは、定植する時の苗の大きさが大事。草丈は25~30cm程度、太さは鉛筆くらい(7~8mm)を目安にするとよいでしょう

タマネギは栽培期間が長く、苗からのスタートが一般的ですが、種まきも難しくはありません。早生種では9月中旬、中生・晩生種では9月下旬~10月上旬に種をまきます。品種を組み合わせると、早採りから貯蔵用まで、長期間収穫が楽しめます。畑に苗床を用意するか、育苗箱で種まき育苗し、11月中旬~12月上旬にかけて定植をします。タマネギは酸性土壌に弱いので、土作りの際には適量の苦土石灰を忘れずに施します。

オンラインショップ 関連特集

JADMA

Copyright (C) SAKATA SEED CORPORATION All Rights Reserved.