2017/02/23
花が咲いたら水と肥料やり
エダマメは特に誘引、整枝は不要です。花が咲き始めると肥料と水を求めるので、このタイミングで追肥、水やりを行いましょう。また、雨が降らず畑が乾燥するとしおれるので、晴れが続いて土が乾いていれば適宜水やりが必要です。エダマメは採りたてが一番おいしいので、収穫したらゆでてすぐ食べてしまいましょう。
実入りをよくするには開花期の追肥と水やりが一番
エダマメの栽培で「実が入らない」「小さい実しかできない」という声を聞きますが、これらの問題はしっかり追肥してやると解決することができます。花が咲きだすころから必要なチッ素量が急激に増えるので、追肥を忘れずに行います。
追肥時期は、1回目は花の咲き始めころに、2回目は半月後に行います。追肥量は速効性化成肥料を、1平方メートル当たり一握り(約30g、チッ素成分で2~4g/平方メートル)が目安です。1回目は目安量の全てを株間に施し、2回目は株の両脇に掘った溝に半量ずつ施します。追肥後は土と肥料を軽く混ぜて、肥料が流れないようにします。
また、肥料分は水分とともに吸収されるため、追肥後の水やりも必要です。また、開花が始まるころからはエダマメが最も水を必要とする時期になるので、開花以降、土の表面が白く乾き、葉がしおれて内側に巻くような場合にはしっかり水をやります。この時期の水不足は実入りが悪くなる原因にもなります。
エダマメは肥料をやらなくても栽培できる野菜だと考えられがちですが、実際は水稲やコムギよりもチッ素分が必要な野菜です。整枝・誘引などはいりませんが、大きな実が入るように追肥と水やりは丁寧に行いましょう。