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特集

横浜発!バラ便り 港・横浜へローズガーデンを訪ねよう横浜発!バラ便り 港・横浜へローズガーデンを訪ねよう

2017/03/02

サカタのタネ本社がある横浜市の花はバラ。
バラ好きな方はもちろん、園芸愛好家であればぜひ訪れたい、魅力あふれる横浜のローズガーデンをご紹介します。

この春開催される「第33回全国都市緑化よこはまフェア」に向けて、会場となる、山下公園と港の見える丘公園のバラ園が昨年、リニューアル。横浜市の委託により、サカタのタネ造園緑花部を主体とするコンソーシアム(共同事業体)でバラ庭園の育成管理を実施しています。このコンソーシアムは当社と横浜イングリッシュガーデン(※)、および横浜を代表する造園企業6社により構成されています。

元々のバラ園を一部継承しつつ、新たなコンセプトの下に生まれ変わったバラ園は、異なる個性を発揮しながら、バラとともに低木、宿根草や一年草を混植し、四季折々の彩りが楽しめるという共通点を備えています。2016 年のバラ開花シーズンには約半分の蕾を摘み取り、株の充実に努めました。全国都市緑化よこはまフェア期間中には見事な開花となることが期待されています。

(※) 運営企業は株式会社tvk コミュニケーションズ

ロケーション抜群! 山下公園ロケーション抜群! 山下公園

港・横浜のシンボル、マリンタワーと氷川丸に挟まれた、絶好のロケーションに山下公園のバラ園があります。伝統的なバラ園の歴史を継承しながら新しい品種を加え、つるバラやスタンダード仕立てのバラを多用した立体的な植栽に。バラと草花の華麗な競演による色彩のコンチェルトが楽しめる、「未来のバラ園」として生まれ変わりました。

山下公園

■植栽
バラ約190品種 約2650株
■場所
横浜市中区山下町279
みなとみらい線 元町中華街駅より徒歩3分
※ 問い合わせ先 045-671-3648(横浜市都心部公園担当)

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個性溢れる2つのエリア、港の見える丘公園個性溢れる2つのエリア、港の見える丘公園

西洋館が立ち並ぶ山手地区に隣接した屈指の観光名所でありバラの名所。2つのバラ園が異なるコンセプトでリニューアルされました。横浜市イギリス館前に広がるバラ園は「イングリッシュローズの庭」。宿根草やリーフプランツとの混植は、周囲の景観とマッチしてとてもロマンチック。大佛次郎記念館前にある沈床花壇は「香りの庭」。香りが強いバラの品種を主に、四季折々の芳香性花木・草花を添えた、五感を刺激されるお庭です。

港の見える丘公園

■植栽
バラ約330品種 約2200株
■場所
横浜市中区山手町114
みなとみらい線 元町中華街駅より徒歩5分
※ 問い合わせ先 045-671-3648(横浜市都心部公園担当)

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多彩なバラの競演 横浜イングリッシュガーデン多彩なバラの競演 横浜イングリッシュガーデン

もっとバラを楽しみたいという方に、ぜひ訪れていただきたいのが、「横浜イングリッシュガーデン」です。古今東西の銘花を集めた1700 種類のバラを中心に、横浜の気候風土に合った草花や樹木が個性豊かに植栽されたイングリッシュガーデンは、まさに一見の価値あり。香り高い四季咲きのバラをふんだんに使っているので、春から秋までバラを楽しむことができます。

多くの株は植栽後5年を迎え、円熟期に当たるバラたちはふんだんに花を咲かせます。数あるバラの中でも全国都市緑化よこはまフェアの成功を祈念して命名された‘ル・ポール・ロマンティーク’‘セント・オブ・ヨコハマ’‘メサージュ・ドゥ・ヨコハマ’やフェアの親善大使を務める園芸王子こと三上真史さんをイメージした‘爽’は絶対に見逃したくないバラです。その他にも横浜にちなむ‘ローズ・ヨコハマ’‘はまみらい’‘シティー・オブ・ヨコハマ’などが全てそろっているのは横浜イングリッシュガーデンだけです。

また、全国都市緑化よこはまフェアのパートナー会場として例年とは異なる装いで皆さまをお迎えし、ゴールデンウイークには一足先に咲かせた「先どりバラ」の展示もご覧いただけます。

横浜イングリッシュガーデン

■場所
横浜市西区西平沼町6-1 tvk ecom park内
相鉄線 平沼橋駅より徒歩10分
駐車場、横浜駅西口より無料送迎バスあり
(水曜運休・祝日は運行)
■開園時間
10:00~18:00
※ 冬季は日没まで
■入園料
大人 500~1,000円
小人(小・中学生) 200~400円
(季節により変動します)
■公式サイト
http://www.y-eg.jp/ ※ 問い合わせ先 045-326-3670

インタビュー

河合伸志氏

バラ育種家の河合伸志(かわい たかし)氏

横浜イングリッシュガーデンのスーパーバイザーであり、山下公園、港の見える丘公園のバラ園リニューアル後の技術責任者と緑化フェアのアドバイザーを務められる河合伸志氏に、バラへの想いをお聞きしました。横浜イングリッシュガーデンのスーパーバイザーであり、山下公園、港の見える丘公園のバラ園リニューアル後の技術責任者と緑化フェアのアドバイザーを務められる河合伸志氏に、バラへの想いをお聞きしました。

舞台は主役と脇役で成り立つもので、バラが主役のガーデンも同じです。脇役として低木や多年草を混植し、一年草もポイントに用いること。バラの花が少ない時期を補い、また花盛りのバラを引き立ててくれます。

私が携わる横浜イングリッシュガーデンでは、約1700 品種ものバラを、他のさまざまな植物と効果的に配置し混植しています。主役たるバラそのものの充実度と、舞台ともいえる景観の美しさを兼ね備えることを目指しています。

横浜イングリッシュガーデンにおける植栽が、皆さまのご家庭でのガーデニングにも応用できる、バラの品種選びや植物の組み合わせ例として、お役に立てれば幸いです。

河合伸志氏育成 横浜生まれのバラ

ル・ポール・ロマンティーク

メサージュ・ドゥ・ヨコハマ

3月25日(土)から横浜を舞台に「第33回全国都市緑化よこはまフェア」が開催!3月25日(土)から横浜を舞台に「第33回全国都市緑化よこはまフェア」が開催!

緑豊かな潤いのある都市づくりへの寄与を目的に、1983 年から開催されている花と緑のイベント。今回は「歴史と未来の横浜・花と緑の物語」をテーマに、美しい花と緑豊かなまち横浜の実現を開催理念としています。

臨海部の「みなとガーデン」、郊外部の「里山ガーデン」をメイン会場とする他、花や緑の見どころを「パートナー会場」とし、また市内の18 区で開催されるイベントとも連携しながら、横浜市全体で盛り上げていきます。春の花を代表する、サクラ、チューリップ、バラをテーマフラワーに設定し、横浜を彩る100万本の花で皆さまをお出迎えします。


第33回全国都市緑化よこはまフェア(ガーデンネックレス横浜2017)第33回全国都市緑化よこはまフェア(ガーデンネックレス横浜2017)

■開催期間
2017年3月25日(土)~6月4日(日)(72日間)
■メイン会場
「みなとガーデン」山下公園、グランモール公園、港の見える丘公園、横浜公園、日本大通り、象の鼻パーク、新港中央広場、運河パーク「里山ガーデン」横浜動物の森植物公園予定地(よこはま動物園ズーラシアに隣接)
■主催
横浜市、公益財団法人都市緑化機構
■問い合わせ
第33回全国都市緑化よこはまフェア実行委員会事務局
TEL 045-671-3789
■公式サイト
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/ryokkafair/

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