
皆さんは農家の方が土を捨てているのを見たことがありますか?
農業において土は、代々受け継ぎながら育てていく大切な資産です。実は、家庭菜園やプランター栽培で使った培養土も捨てずに適切な手入れを行えば、土をリサイクルして繰り返し使えます。
土のリサイクルで大切なのは、古い根や微塵を取り除き、不足した肥料分・ミネラル・腐植を補って、土本来の力を取り戻してあげることです。
今回は、家庭でも簡単にできる土のリサイクル方法と、古い土をよみがえらせるポイントをご紹介します。
「古い土がよくない」4つの理由と「土のリサイクル」3つのポイント
古い土はなぜよくないのでしょうか。その理由は主に4つあります。これらを改善すれば、古い土をリサイクルできます。
古い土がよくない4つの理由
- 病原菌が付きやすい根(残渣ざんさ)が残っている
- 土が崩れた粉(微塵 みじん)が水はけを悪くする
- 植物を育む腐植※が減っている
- 肥料分やミネラルが抜けている
※腐植…土壌微生物の排せつ物や動植物の死骸が微生物の作用により徐々に分解・変質してできたもの
古い土をリサイクルするための3つのポイント
- 一度使った土をふるいにかけ、植物の根と粉を捨て、害虫がいたら取り除く
- 肥料分とミネラルを補充する
- 腐植を補充して土をふかふかにする
土のリサイクルのやり方
1回しか使用していない土なら、手間をかけずに2stepで簡単に土のリサイクルができます。何度も使った土や連作※した土なら、手間をかけた8stepでしっかり土のリサイクルを行います。それでは、具体的なやり方について説明していきます。
※連作…毎年、同じ場所で同じ植物もしくは同じ科の植物を栽培すること
1回しか使用していない土のリサイクルなら…
「簡単2step」
準備するもの

「簡単2step」のリサイクル手順
動画を見る
1. ふるいにかける
古い土をふるいにかけて、植物の根と微塵を取り除く。
適度に乾いた状態の古い土をふるいにかけて、植物の根と微塵を取り除きます。
「らくらく土フルイスタンド」なら、網の目の異なるふるいを使い分ける必要はありません。一度の作業で大きな根から微塵(みじん)まで、一気に分別できるのでとても便利です。
「らくらく土フルイスタンド」の場合は、3段目に使える土が残る。
ふるいの1段目と2段目に残ったものと、シートに落ちたものは捨て、3段目に残った土を使用します。2段目に残ったごろ土は、鉢底石として再利用できます。
2. 腐植と肥料分、ミネラルを補充する
ふるいの3段目に残った土に、腐植・ミネラル・肥料を入れて、よく混ぜ合わせる。
シートにふるいの3段目に残った土を広げて、腐植を補充して土をふかふかにする「ジフィーミックス(かんたんタネまき・さし芽の土)」または「スーパーミックスA」)、ミネラル補給に「パワフルシリカ」、肥料に「マイガーデン粒状肥料」を入れてよく混ぜ合わせて、「簡単2step」の完成です!
【分量】20Lの土に
- 「ジフィーミックス」または「スーパーミックスA®」:4~6L
- 「パワフルシリカ」:100~300g
- 「マイガーデン粒状肥料」:約60g
何度も使った土や連作した土のリサイクルなら…
「しっかり8step」
準備するもの

- ふるい
- ジフィーミックス(かんたんタネまき・さし芽の土) またはスーパーミックスA®
- バイテクバイオエース®
- ネイチャーエイド 有機の液肥
- パワフルシリカ
- マイガーデン®粒状肥料
- スコップ
- じょうろ
- 粉末油かす または 米ぬか
- ビニール袋
「しっかり8step」のリサイクル手順
1. ふるいにかける
古い土をふるいにかけて、植物の根と微塵を取り除く。
適度に乾いた状態の古い土をふるいにかけて、植物の根と微塵を取り除きます。
「らくらく土フルイスタンド」なら、網の目の異なるふるいを使い分ける必要はありません。一度の作業で大きな根から微塵(みじん)まで、一気に分別できるのでとても便利です。
「らくらく土フルイスタンド」の場合は、3段目に使える土が残る。
ふるいの1段目と2段目に残ったものと、シートに落ちたものは捨て、3段目に残った土を使用します。2段目に残ったごろ土は、鉢底石として再利用できます。
2. 微生物の働きを促す資材を入れる
「バイテクバイオエース」を入れる。
使用する土をシートに移して、「バイテクバイオエース」を混ぜます。
【分量】20Lの土に
- 「バイテクバイオエース」:約60g
3. 発酵させる菌が活発になるためのえさと水分を与える
菌が活発になるためのえさと水で希釈した液肥をジョーロで加える。
粉末油かす または 米ぬかと、水分を与えるために適量の水で希釈した「ネイチャーエイド 有機の液肥」をジョーロで加えます。
【分量】20Lの土に対して
- 「粉末油かす」または「米ぬか」:約60g
- 「ネイチャーエイド 有機の液肥」:約10ml
4. 土の水分量をチェックする
土を握って水分量を確認する。
水分量の目安は、「土を握って、崩れない程度」です。
5. ビニール袋に移す
土をビニール袋に入れて、上部をしっかりとひもで縛る。
45Lの家庭用ゴミ袋に土を入れ、上部をしっかりとひもで縛ります。
6. 日光に当てる
雨の当たらず、日当たりのよい場所に土の入ったビニール袋を置く。
土の入ったビニール袋を、雨の当たらない、日当たりのよいベランダに置きます。
7. 有機物の分解が進むのを待つ
菌糸の発生している様子。
ベランダに置いている2~3週間の間に、油かすや米ぬかなどの有機物を餌にして微生物が活発に働きます。
※菌糸の発生は環境・確認のタイミングによって視認できない場合があります。
8. 肥料分とミネラルを補充する
腐植・ミネラル・肥料を入れて、よく混ぜ合わせる。
菌が繁殖したビニール袋の土をシートに広げて、腐植を補充して土をふかふかにする「ジフィーミックス(かんたんタネまき・さし芽の土)」または「スーパーミックスA」、ミネラル補給に「パワフルシリカ」、肥料は「マイガーデン粒状肥料」を入れてよく混ぜ合わせて、「しっかり8step」の完成です!
【分量】20Lの土に対して
- 「ジフィーミックス」または「スーパーミックスA」:4~6L
- 「パワフルシリカ」:200~600g
- 「マイガーデン粒状肥料」:約60g
まとめ
土は一度使ったら終わりではなく、適切な手入れをすることで再び活用できます。
古い根や微塵を取り除き、不足した肥料分やミネラルを補うことで、土は本来の力を取り戻します。土の状態に合わせて「簡単2step」と「しっかり8step」を使い分けて、上手に古い土をリサイクルしてみてください。
きれいになった土に植物を植えて、新たな気持ちで家庭菜園・ガーデニングを再スタートさせましょう!

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