タネから広がる園芸ライフ / 園芸のプロが選んだ情報満載

特集

捨てないで!その土、まだ使えます!家庭菜園向け プランター版「土のリサイクル」

2019/8/6

皆さんは農家が土を捨てているのを見たことがありますか?
農業では土は代々受け継がれ育てるものです。一度使った培養土も同じです。
土を再利用するには、土のチカラを復活させることが大切。ご家庭で簡単にできる土のリサイクル法をご紹介します。

[監修]サカタのタネガーデンセンター横浜
 小杉 波留夫

古い土がよくない理由と再利用のための3つのポイント。

古い土はなぜよくないのでしょうか。その理由は主に4つあります。これらを改善すれば、土を再利用することができます。

古い土がよくない理由 古い土がよくない理由

病原菌が付きやすい根(残渣(ざんさ))が残っている

土が壊れた粉(微塵(みじん))が水はけを悪くする

植物を育む腐植※が減っている

植物が吸収した肥料分やミネラルが抜けている

※腐植とは、土壌微生物の排せつ物や動植物の死骸が微生物の作用により徐々に分解・変質してできたものです

再利用のための3つのポイント 再利用のための3つのポイント

  • 1一度使った土をふるいにかけ、植物の根と粉を捨て、害虫がいたら取り除く
  • 2肥料分とミネラル補充する
  • 3腐食を補充して土をふかふかにする

リサイクルの手順 リサイクルの手順

何度も使った土や連作した土ならしっかり 8step 何度も使った土や連作した土ならしっかり 8step

手間をかけてしっかりリサイクルすることができます。
※連作とは、毎年、同じ場所で同じ野菜もしくは同じ科の野菜を栽培することです。

手順 手順

ふるいにかける

適度に乾いた状態の古い土をふるいにかけて、植物の根と微塵を取り除きます。ふるいの一段目と二段目に残ったものと、シートに落ちたものは捨て、三段目に残った土を使用します。

※二段目に残ったごろ土は、
鉢底石として再利用もできます。

ふるいにかけるイメージ

らくらく土フルイスタンドがおすすめ

「らくらく土フルイスタンド」なら、網の目の異なるふるいを使い分ける必要はなし。一度の作業で大きな根からみじんまで、一気に分別できるのでとても便利です。

矢印 矢印

発酵させて熱処理するための材料を入れる

使用する土をシートに移して、「バイテクバイオエース」を混ぜます。

【分量】20Lの土に
・バイテクバイオエース:約60g

発酵させて熱処理するための材料を入れるイメージ
矢印 矢印

発酵させる菌が活発になるためのえさと水分を与える

米ぬかや粉末油かすと、水分を与えるために適量の水で希釈した「ネイチャーエイド」を加えます。

【分量】20Lの土に
・米ぬかや粉末油かす:約60g
・ネイチャーエイド:約10ml

発酵させる菌が活発になるためのえさと水分を与えるイメージ
矢印 矢印

土の水分量をチェックする

水分量の目安は、「土を握って、崩れない程度」です。

土の水分量をチェックするイメージ
矢印 矢印

ビニール袋に移す

45Lの家庭用ゴミ袋に土を入れ、上部をしっかりとひもで縛ります。

ビニール袋に移すイメージ
矢印 矢印

日光に当てる

土の入ったビニール袋を、雨の当たらない、日当たりのよいベランダに2~3週間置いておきます。

日光に当てるイメージ
矢印 矢印

菌の発酵を待つ

ベランダに置いている間に、土が発酵して菌が繁殖していきます。

※菌糸の発生は環境・確認のタイミングによって視認できない場合があります。

菌の発酵を待つイメージ
矢印 矢印

肥料分とミネラルを補充する

シートに三段目に残った土を広げて、土をふかふかにする「ジフィーミックス」(「スーパーミックスA」)、ミネラル補給に「ミリオン」、肥料に「マイガーデン」を入れて混ぜ合わせます。

【分量】20Lの土に
・ジフィーミックスまたは
スーパーミックスA:
4~6L
・ミリオン:約100g
・肥料:約60g

肥料分とミネラルを補充するイメージ
矢印 矢印

きれいになった土に植物を植えて、新たな気持ちで家庭菜園・ガーデニングをスタートさせましょう!

完成イメージ 完成イメージ

△ページTOPへ

JADMA

Copyright (C) SAKATA SEED CORPORATION All Rights Reserved.