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つるなしスナックエンドウの夏まき秋どりに挑戦!!
つるなしスナックエンドウの夏まき秋どりに挑戦!!

つるなしスナックエンドウの夏まき秋どりに挑戦!!

2023/6/27

つるなしスナックエンドウは通常、秋まきがメインです。しかし、つるなしエンドウの「つるなしスナック2号」「ホルンスナック」は、温暖地であれば夏まきも可能です。難易度は高めですが、種まきと栽培の注意点を守って挑戦してみませんか?

夏まき秋どりに向くつるなしスナックエンドウの品種は?

スナックエンドウは通常、秋まき春どり(翌年4~6月収穫)がメインです。秋まき春どりほどの収量はとれませんが、昨今では温暖地で、つるなしスナックエンドウの夏まき秋どり(10~11月収穫)栽培が可能です。つるなしスナックエンドウを夏まきする場合は、霜に当たると枯れてしまう恐れがあるため、温暖地での栽培に向いています。

温暖地で8月中旬から後半に種まき、2か月後から収穫
※種袋に表記している作型と異なるので注意しましょう。

つるなしエンドウ「つるなしスナック2号」

プランターで作れて、うどんこ病に強い!
つるなしスナック2号

実を太らせて、莢ごと食べる品質のよい、おいしいつるなしスナックエンドウです。草丈は普通60~80cm、分枝は少なく莢は下部から付く早生種です。

つるなしエンドウ「ホルンスナック」

丈夫で作りやすく、たくさんとれる
つるなしエンドウ ホルンスナック

草丈は80cmほどで、莢は肉厚で柔らかく、甘みは強く、独特の風味があっておいしいつるなしスナックエンドウです。生育旺盛でとても作りやすい早生種です。

夏まき秋どりする種まきと栽培の注意点

推奨の種まき時期を厳守し、降雨直前・直後を避けて種まきする。
畝に適度な水分を持たせて種まきする。
覆土の厚さは、種の約3倍とする(深過ぎると、発芽不良の原因となりやすい)。
種まき前に水やりをする。種まき直後は水やりを控えて、土にある水分を吸わせるようにする。
種まき後、寒冷紗などによるベタ掛けなどで、適切な湿度を確保する。
移植が嫌い
マメ類と相性抜群♪
ジフィーポット(そのまま植えられるエコポット)

マメ類は移植を嫌います。そんなときにおすすめの資材が「ジフィーポット」です。ポットから苗を取り出すことなく、直接畑に植え付けることができ、根傷みの心配もありません。成長してくると、鉢の外に根が張り出すので、根詰まりも起こしません。

「ジフィーポット」に種まきをしたら、鳥の被害を受けない室内の窓辺などで、本葉が出るころまで管理し、畑に植えれば鳥の被害も軽減できます。

「ジフィーポット」の外側に根が張り出して根詰まりしていない様子
「ジフィーポット」の外側に根が張り出して根詰まりしていない様子
「ジフィーポット」の外側に根が張り出して根詰まりしていない様子
「ジフィーポット」直径5.5cm

また、前作の収穫が終わっていないときに、次の作物を「ジフィーポット」で育苗することで、根詰まり防止にもつながり定植後の生育停滞・収穫量低下を軽減できます。

●マメ類の種まきポイント

「スーパーミックスA」と「赤玉土(小粒)」を6:4で混ぜ込んで使用すると、マメ類によいバランスの取れた培養土になります。

おすすめのつるなしスナックエンドウの種はこちら

JADMA

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