家庭菜園・鉢植えでチャレンジ! カラフルミニダイコン
2023/8/1
ミニダイコンは、根が短いので畑がない方でも、鉢植えにしてお庭やベランダなど、省スペースで家庭菜園を楽しめます。さらに、ミニダイコンなら栽培期間が短いのでダイコン栽培が初心者の方にもおすすめです。
家庭菜園でミニダイコンを育てる3つのメリット
1. 鉢植えでも育てられるミニサイズ
通常のダイコンの場合、土を深くまで耕さないと、水はけが悪かったり、土が硬いような畑だと、曲がったり、また根(根が何本かに分かれること)になることがあります。ミニダイコンは、根が短いので、土を深くまで耕す必要がありません。畑がない方でも、鉢植えにしてお庭やベランダなど、省スペースで家庭菜園を楽しめます。
2. 栽培期間が短く、育てやすい
種まきから1カ月半~2カ月程度で収穫できるため、栽培期間が短く、通常のダイコンを育てるよりも、病害虫の被害を受けるリスクが少なく済みます。根が短いので、収穫もラクラクです。
3. 彩り豊かで食べ切りサイズ!
ミニダイコンは彩り豊かで、品種によって、煮物向きやサラダ向きなどがあります。新鮮なうちに食べ切れるサイズです。また、カラフルミニダイコンは、健康によい成分が高いのもうれしいポイントです。
●サンプル栽培地:当社研究農場(千葉県・露地)
2018年9月15日播種、12月12日収穫。
●「通常ダイコン」は、当社青首ダイコン品種です。
ミニダイコン栽培 3つのポイント
1. 土づくり・土選び
畑で栽培する場合、深く耕す必要はありませんが、ふかふかの土だとスクスク育ちます。畑に土壌改良材を入れ、土づくりを行うとよいでしょう。プランターの場合は、野菜栽培向けの培養土がおすすめです。
2. 肥料
追肥は1~2回としますが、秋雨や台風などで生育が悪くなった場合は液肥を施して元気にしましょう。
3. 防虫
秋口は虫が多く発生します。防虫ネットを使うと被害を軽減できます。
ネキリムシやコガネムシの幼虫に
注意!
カブラヤガ、タマナヤガなどヤガ(夜蛾)の幼虫の総称です。幼虫の被害が、一見すると根を切られたように見えるためネキリムシ(根切虫)と呼ばれています。昼間は土中に隠れ、夜間に地表へ出て野菜苗などの地際の茎を食害します。
カラフルで品種選びも楽しいミニダイコン
彩りのバラエティーがあって、品種選びも楽しいミニダイコン。品種の特徴に合わせて使い分けたり、食べ比べたりしてみるのもおすすめです。
1.ころっ娘(ころっこ)
毎年5月下旬~11月上旬、11月下旬~5月上旬
2.あやめっ娘(あやめっこ)
毎年5月下旬~11月上旬、11月下旬~5月上旬
3.紅化粧(べにげしょう)®
毎年5月下旬~11月上旬
「紅化粧®」の3品種
なら同じタイミングで収穫できる!
3品種を温暖地で9月の同時期に種まきすれば、ほぼ同じタイミングで収穫できます。前記以外のタイミングで種をまく場合は、品種ごとの推奨のまき時期にまくことが重要です。
鉢植えや狭い畑の場合は、千鳥植えで密植栽培がおすすめです。間引きをしながら、最終的に上の図のように、互い違いに株間が15~20cmになるようにすることでスペースを有効活用できます。
広い畑の場合は畝幅に合わせてすじまきにします。間引きをしながら、最終的な株間は20~25cmにします。畝の外側の方が生育が早いのに対し、内側は生育がゆっくりなので、外側から収穫します。また、長い時間をかけてゆっくり収穫したい方は、株間が15~20cmの密植栽培をすると生育スピードが緩やかになります。
4.天安紅心(てんあんこうしん)2号
毎年5月下旬~11月上旬
5.江都青長(こうとあおなが)
毎年5月下旬~11月上旬
ミニダイコンを使ったカラフルレシピ
ミニダイコンの自然な色と味わいを存分に楽しんでみては?彩りを生かすだけで、いつもの料理がよりグッと華やかになります♪