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失敗しない!秋冬野菜栽培のコツ!
2023/8/22
露地で育てる秋冬野菜は残暑や台風などさまざまな環境要因にさらされます。特に定植後の小さい状態の苗はまだカラダ(葉や根)もできていないため大きな影響を受けます。この時期をいかに乗り切れるかが秋冬野菜を成功させるポイントになります。そんな過酷な環境を乗り切るため、栽培手順に一工夫するだけのちょっとしたコツをお伝えします。
1. 乾燥が続いているときは定植前日に「植え穴へ約1Lの水」を入れる
定植前日に植え穴に水を入れることで、地中まで水が通る道ができます。そうすることで、定植後に根が水を求めて下に伸びます。地表近くは暑さや乾燥の影響を受けやすいため、地中まで根を伸ばしておくと苗の環境の変化によるストレスも軽減できます。
![水が通る道をつくり、根が下に伸びるようにします。](image-cms/20230808_pathway.png)
![ワンポイント](image-cms/20230808_one_point_base.png)
![ワンポイントマーク](image-cms/20230808_one_point_motif.png)
2. 定植するときは、苗に根の成長を促す液肥をしっかり施す
定植直後は少しでも早く根を畑に活着させることが重要です。そのために定植するタイミングで苗に「根の成長を促す液肥」を施しましょう。液肥には、有効成分をバランスよく配合した「ネイチャーエイド 有機の液肥」がおすすめです。
![ワンポイント](image-cms/20230808_one_point_base.png)
![ワンポイント](image-cms/20230808_one_point_motif.png)
![ネイチャーエイド550gと20kg](image-cms/20230808_natureaid_lineup.jpg)
水で500倍に薄めて葉面か株元に施す(図1)か、200倍に薄めた液肥に苗を浸し(図2)ます。
![水で500倍に薄めて葉面か株元に施す図](image-cms/20230808_usage1.jpg)
![200倍に薄めた液肥に苗を浸す図](image-cms/20230808_usage2.jpg)
500倍に水で薄めた液肥を1週間に一度葉面か株元に施します。
3. 高畝などで排水対策をする
台風などで、畑が冠水してしまうと植物が著しく弱ってしまいます。水はけをよくするために、苗を定植する畝はなるべく高くしましょう。目安は30cmくらいの高さで、水が引きやすくなります。併せて畑に水がたまらないように、畑に溝を掘って水の通り道をつくっておくとよいでしょう。
![30cmの高さの畝の図](image-cms/20230808_drainage.jpg)
それでも冠水してしまった場合は、根を早く回復させることが重要です。根の回復にはカリウムを20%含む液肥「ホストップ」がおすすめです。冠水後、畑から水を抜いてできるだけ早いタイミングで「ホストップ」を葉面から施しましょう。「ホストップ」は、台風到来前に予防としても使用できます。
![ワンポイント](image-cms/20230808_one_point_base.png)
![ワンポイント](image-cms/20230808_one_point_motif.png)
![ホストップ500mlと10L](image-cms/20230808_hostop_lineup.jpg)
予防として台風到来3~7日前に、水で1000倍に薄めて葉面に施します。
できるだけ早いタイミングで、水で1000倍に薄めて葉面に施します。