タネから広がる園芸ライフ / 園芸のプロが選んだ情報満載

特集

失敗しない!秋冬野菜栽培のコツ!
失敗しない!秋冬野菜栽培のコツ!

失敗しない!秋冬野菜栽培のコツ!

2023/8/22

露地で育てる秋冬野菜は残暑や台風などさまざまな環境要因にさらされます。特に定植後の小さい状態の苗はまだカラダ(葉や根)もできていないため大きな影響を受けます。この時期をいかに乗り切れるかが秋冬野菜を成功させるポイントになります。そんな過酷な環境を乗り切るため、栽培手順に一工夫するだけのちょっとしたコツをお伝えします。

1. 乾燥が続いているときは定植前日に「植え穴へ約1Lの水」を入れる

定植前日に植え穴に水を入れることで、地中まで水が通る道ができます。そうすることで、定植後に根が水を求めて下に伸びます。地表近くは暑さや乾燥の影響を受けやすいため、地中まで根を伸ばしておくと苗の環境の変化によるストレスも軽減できます。

水が通る道をつくり、根が下に伸びるようにします。
ワンポイント
ワンポイントマーク
バイテクバイオエース®のおすすめの使い方
バイテクバイオエース3kgと5kg

植え穴に水を入れる前に「バイテクバイオエース」を一握り(約15g)植え穴に入れると、活着がさらに促進されます。

バイテクバイオエースを一握り(約15g)植え穴に入れる写真

2. 定植するときは、苗に根の成長を促す液肥をしっかり施す

定植直後は少しでも早く根を畑に活着させることが重要です。そのために定植するタイミングで苗に「根の成長を促す液肥」を施しましょう。液肥には、有効成分をバランスよく配合した「ネイチャーエイド 有機の液肥」がおすすめです。

ワンポイント
ワンポイント
ネイチャーエイドのおすすめの使い方
ネイチャーエイド550gと20kg
定植時

水で500倍に薄めて葉面か株元に施す(図1)か、200倍に薄めた液肥に苗を浸し(図2)ます。

図1
水で500倍に薄めて葉面か株元に施す図
図2
200倍に薄めた液肥に苗を浸す図
定植後

500倍に水で薄めた液肥を1週間に一度葉面か株元に施します。

3. 高畝などで排水対策をする

台風などで、畑が冠水してしまうと植物が著しく弱ってしまいます。水はけをよくするために、苗を定植する畝はなるべく高くしましょう。目安は30cmくらいの高さで、水が引きやすくなります。併せて畑に水がたまらないように、畑に溝を掘って水の通り道をつくっておくとよいでしょう。

30cmの高さの畝の図

それでも冠水してしまった場合は、根を早く回復させることが重要です。根の回復にはカリウムを20%含む液肥「ホストップ」がおすすめです。冠水後、畑から水を抜いてできるだけ早いタイミングで「ホストップ」を葉面から施しましょう。「ホストップ」は、台風到来前に予防としても使用できます。

ワンポイント
ワンポイント
ホストップのおすすめの使い方
ホストップ500mlと10L
台風到来前

予防として台風到来3~7日前に、水で1000倍に薄めて葉面に施します。

台風到来後

できるだけ早いタイミングで、水で1000倍に薄めて葉面に施します。

おすすめの園芸グッズはこちら

園芸通信 関連特集

種から育てる 知っておきたい秋冬野菜・草花の難易度
秋冬野菜を病害虫から守れ!

オンラインショップ 関連特集

トウモロコシ原料で安心・安全 有機100%なのに効き目が早い!ネイチャーエイド 有機の液肥
土に混ぜるだけ!微生物の力で土が変われば、植物の育ちも変わる!バイテクバイオエース
プロも必見!知っているようで知らない台風・大雨対策 異常気象にも負けない!
あなたはどっち派?初心者でも失敗しないブロッコリーの選び方
ハクサイ栽培は冬月90 甘くて美味しい!初心者でもかんたん収穫!
家庭菜園でおいしい新鮮なキャベツを作ろう 新食感の極上キャベツ新藍

JADMA

Copyright (C) SAKATA SEED CORPORATION All Rights Reserved.