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ホウレンソウ 寒締め吾郎丸® 今までにない至極のおいしさ 一年のうちに一度だけ出会える ホウレンソウ 寒締め吾郎丸® 今までにない至極のおいしさ 一年のうちに一度だけ出会える

ホウレンソウ 寒締め吾郎丸® 今までにない至極のおいしさ
一年のうちに一度だけ出会える

2023/9/5

一般消費者にもっとおいしいホウレンソウを消費してほしいという思いから、さまざまな魅力を詰め込んだ、昔ながらの日本ほうれんそうタイプの「寒締め吾郎丸」。えぐみが少なく、軸に筋が残りにくいので食べやすいだけでなく、寒さに当てると、いっそう甘みが乗っておいしくなります。まさに日本ほうれんそうと寒締めのいいとこ取り!冬だけに会えるホウレンソウ「寒締め吾郎丸」をご紹介します。

秋冬の逸品ホウレンソウが新登場!
「寒締め吾郎丸®」とは?

ちぢみホウレンソウの栽培イメージ
他社品種:ちぢみホウレンソウ

深い切れ葉が特徴の昔ながらの東洋種、日本ほうれんそうは誰もが認めるおいしさでしたが、収穫のボリュームが少ないという欠点がありました。

寒締め吾郎丸の栽培イメージ
「寒締め吾郎丸」

「寒締め吾郎丸」は、限界まで葉の枚数を増やすことで収量性を改善しました。また、1株当たりの葉枚数が多くなったことで成長が分散されるため、一本一本の茎が太くなり過ぎることがなく、口の中で筋が残らず食べやすいです。また、あくが少なく、甘みを感じやすいのも特長で、家庭菜園にもおすすめの品種です。

「寒締め吾郎丸®」のココがプレミアム!

1. 大きさがプレミアム

コンパクトだけど葉枚数が多い。 立性なので収穫しやすい。

2. スタイルがプレミアム

昔ながらで懐かしい、若い人には新しい、ギザギザの葉の赤根ホウレンソウ。

3. 味がプレミアム

生でも甘い茎。火を通すことで甘みがさらに増加。 舌に残る独特の渋みが少ないのも魅力。

4. 食感がプレミアム

しっかりなのに柔らかい。筋が出にくく食べやすい。

5. 1年に1度だけ出会える季節限定

寒さが厳しい時期のお楽しみ。一度作ったらもう普通のホウレンソウには戻れない、極上のホウレンソウ。

寒さに当てることで絶品の味わいに!
「寒締め吾郎丸®」の栽培ポイント

「寒締め吾郎丸」は、寒さに当てることで甘みが増し、絶品の味わいになります。特に葉軸に甘みが乗り、筋が残らず、程よく柔らかい食感があるので、軸好きにはたまらない味わいです。また、葉は濃緑色で、葉の枚数が多く、畑に長く置けてとり遅れしにくい優れた特長があります。

まき時期

温暖地・暖地は9月中旬~10月中旬まき、高冷地・冷涼地は9月中旬まきが適します。寒締め栽培の場合、温暖地・暖地は10月上~中旬まき、高冷地・冷涼地は9月中~下旬まきが適します。

< 家庭菜園用作型図 >

寒地・寒冷地のまきどきは9月から10月上旬、収穫期は10月中旬から2月末、トンネルは12月から2月末。温暖地・暖地のまきどきは9月中旬から10月末、収穫期は10月上旬から3月上旬、トンネルは12月中旬から2月中旬。
※栽培方法・時期は目安です。適温での種まき、地域や条件に合わせた栽培をおすすめします。

畑づくり

完熟堆肥を入れ、深く耕すことは、ホウレンソウ栽培の基本です。連作障害を回避することも重要です。また、土壌の酸性が強い場合は生育が悪く不ぞろいになるので注意が必要です。そのため、あらかじめpH(酸度調整)を6.5前後に調整します。

2週間以上前

苦土石灰を1平方メートル当たり2~3握り(150g)入れて、深く耕します。

1週間前

1平方メートル当たり完熟堆肥を約2kg、有機配合肥料を2~3握り(約120g)を入れて、耕します。追肥はいりません。

畝立て

畝幅は60~90cm、畝高は通常5cmほどですが、水はけがよくない畑は10~20cmの高畝にします。

種まき

すじまき、または点まきします。

まき溝

すじまきにする場合、深さ1cm、幅が3cmほどで、底はできるだけ平らにならします。まき溝の条間は、15~20cmにします。

種のまき方

まき溝に種を1~2cm離してばらまきし、1cmほど覆土して、軽く土を押さえます。種まきが終わったら、しっかりと水やりをします。種まき後も、発芽まで乾かないように水やりします。
「寒締め吾郎丸」は、株間を広げることでさらに葉枚数が増え、株が太ります。

発芽後の管理

間引き

種まき後、5~7日ほどで発芽します。1回目の間引きは、本葉1~2枚のときに株間を3cmほどにします。2回目の間引きは、本葉3~4枚のときに株間を6cmほどにします。「寒締め吾郎丸」は、株間を広げることでさらに葉枚数が増え、株が太ります。

病虫害

アブラムシ、シロオビノメイガ、ハスモンヨトウなどが問題になります。被害が拡大する前に、早めの防除を徹底します。

収穫

草丈が20cmくらいに大きくなったものから、順次収穫します。気温が高い時期は早めに、低い時期は大株にして収穫します。根元が特に甘くておいしいので、引き抜いて収穫する場合は、残す株の根を傷めないように周りの土を軽く手で押さえながら、そっと引き抜きます。手で引き抜けない場合は、ハサミかナイフを少し土に差し込むようにして、根元を切って収穫します。

「寒締め吾郎丸」は、露地で寒さに当てることで、軸の部分の糖度が13度(※)になることも。えぐみが少なく、とってもおいしいのでモリモリ食べられます!しかし、寒さのピークを越え、暖かくなってくると再び生育を始め、一気に糖度が下がってしまうので、とり遅れのないように注意します。


撮影日:2023年2月 撮影地:横浜市

※栽培環境によります。雨・雪後を避け、地面が乾燥しているときを選び収穫することで、甘みの乗ったおいしい「寒締め吾郎丸」を収穫することができます。
※過度な低温は葉傷みなどの原因になりますのでご注意ください。

サカタのタネのいち押し 寒締め吾郎丸®の常夜鍋

 常夜鍋とは、ホウレンソウと豚肉を煮て、ポン酢などでいただくあったかレシピです。「寒締め吾郎丸」は甘みが強くえぐみが少ないので、素材のおいしさを味わえるシンプルな味付けがおすすめ。1株当たりのボリュームも多いのでたっぷり味わえます。

「寒締め吾郎丸®」の種と
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