2023/11/14
「まさかキュウリやトマト、ナスが枯れるなんて…」そんな衝撃を受けた2023年の夏。どんなにプロ級の方でも酷暑と日照りに悩まされました。その環境下でもしっかりと育ち、たくさん収穫ができた「おうち野菜」シリーズ。できるだけ育てやすい苗を選んで、たくさん実ってほしいですよね。
今回「シェア畑」の菜園アドバイザーの方に「おうち野菜」を栽培していただき、おすすめポイントをお伺いしました。合わせて、家庭菜園で初心者が失敗しない夏野菜の栽培ポイントをご紹介します。
「シェア畑」とは?
「シェア畑」とは、首都圏を中心に136カ所で展開している無農薬畑のレンタルサービス(貸農園)です。農園には、農具や資材、種や苗、肥料が用意されているので手ぶらで通えるのが魅力です。また、経験豊富な菜園アドバイザーによるサポートで、初心者でも安心して農作業に挑戦できます。お好きな時間に、お好きなペースで通える農園として注目を集めています。
菜園アドバイザーとは?
「シェア畑」に勤務する菜園アドバイザーは「シェア畑」の利用者からの疑問や質問、お困りごとの相談に乗ってくれる農業・家庭菜園に精通したスタッフです。「誘引って何?」「親づる?子づる?このつるは切っても大丈夫?」といった質問にも答えてくれます。農具の使い方や畑の作り方、病害虫対策も教えてくれます。また、菜園アドバイザーが育てた野菜の試食もできます。
※2023年11月現在。一部農園を除く
>>「シェア畑」ホームページhttps://www.sharebatake.com
「おうち野菜®」とは?
「おうち野菜」は、サカタのタネが提供する“楽しい”コンテンツがもりだくさんの家庭菜園向けの種と苗のシリーズです。病気に強くて育てやすい、たくさん収穫できる、家庭菜園に慣れていない初心者から上級者まで安心して栽培できます。定番の品種から珍しい野菜まで12品目をラインアップしています。
「シェア畑」の菜園アドバイザーが「おうち野菜®」を栽培してみて、育てやすさを実感
今回、菜園アドバイザーの方を含む「シェア畑」の利用者の方に「おうち野菜」を育てていただきました。ここでは、菜園アドバイザーの2名の方に「おうち野菜」の育てやすさと品種の魅力についてお伺いしました。
キュウリ栽培を得意とする小島さん
園芸歴13年。日本園芸協会認定「美味安全野菜栽培士」の資格所持。キュウリをはじめ、夏野菜を中心に栽培しています。畝づくりを得意としており、菜園アドバイザーとして畑づくりに関する相談や無農薬栽培のサポートをしています。
小島さん大絶賛 !!
4株を育てて過去最高の3カ月で480本!「夏バテ知らず」は猛暑に負けず、みずみずしいキュウリが長くたくさんとれます!
キュウリ「夏バテ知らず」は、2023年の猛暑にもバテずに、2本仕立ての4株で1日10本以上、3カ月で過去最高の480本を収穫できました。最盛期は1日20~30本採れました。「夏バテ知らず」は節に二つ実ったのですが、これも初めてのことでした。
他品種は3週間ぐらいで収穫期を終えましたが「夏バテ知らず」は3カ月にわたり収穫が長く続きました。こんなに長期間、たくさん収穫できるキュウリは初めてです。しかも、水やりをほとんどしていません。キュウリは水が必要な野菜だと思うのですが、今年は雨に恵まれず、トマトが枯れるほどの日照の中でもマルチングだけでバテずに育ったのはすごいと思います。
果肉は、苦みやえぐみも一切なくて、みずみずしくておいしかったです。家庭菜園だからこそ味わえる、採れたての味は甘さも格別ですので、ぜひ、キュウリ「夏バテ知らず」を育ててみてください。
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菜園アドバイザー小島さんが家庭菜園におすすめの「おうち野菜」品種
『ナス「夏豊作」は、育てやすくて、長くとれる!お店では手に入らないトロトロ食感を楽しめます』
「夏豊作」は、白ナスに挑戦しなくても、手軽に「トロトロ食感」のナスが食べられるので家庭菜園で育てるのにおすすめです。育てやすくて、長く採れるのもおすすめポイントです。お店に並ぶ長ナスと違う食感をお楽しみください。
『他品種よりも2倍採れました!ズッキーニ「夏みのる」は、なめらか食感がおいしく、箸が止まらないです』
ズッキーニは、家庭菜園で育てても本来の味が感じられない品種もありますが「夏みのる」は、ズッキーニ独自の味が楽しめてよいと思います。収穫初期はとても形がよく、1株で20本採れ、他品種と比較すると2倍ぐらい収穫できました。
家庭菜園では、さまざまな料理に使える野菜というところもうれしいポイントです。ピーラーなどで薄くスライスすると、食感がものすごく滑らかでおいしくて、箸が止まりませんでした。
『トウガラシ「満作」は、勝手に2本仕立てになって、よく育って、大きい実がたくさんなりました!ピーマン代わりに毎日食べました』
トウガラシ「満作」は、大きな実がたくさん実りました。苦くなく辛くない※、皮も薄くてシャキっとしていておいしいので、ピーマンの代わりに炒め物などで毎日でも使えると家族から大好評でした。「こんなトウガラシ見たことない!」と見た目の目新しさもあると思います。
ピーマンは2本仕立てにするために、1番花が咲いている下の節から伸びている一番強い小枝を2本仕立てにしますが、「満作」は勝手に2本仕立てになってくれたので、育てやすいし、よく育つ印象で初心者の方でも挑戦できそうですね。
※乾燥や高温により、辛い実ができる場合もございます。
『ここまで糖度が高くなるミニトマトは珍しいですね。「とってもアイコ」は完熟させるととっても甘い!』
ミニトマト「とってもアイコ」は完熟するととても甘いですね。最初はちょっと早採りして食べていましたが、完熟させて食べてみたら甘くておいしかったので「えええ!」と、とても驚きました。完熟させるとここまで糖度が上がるミニトマトは珍しいですね。来年もぜひ育てたいと思います。「とってもアイコ」は“とっても甘い!”と思います。
『小玉スイカ「くろたん」は「皮のヘリまで甘い!」とスイカ好きの家族からも絶賛でした』
スイカ「くろたん」は、二つ実り、スーパーで買うと1200円ほどしそうなサイズに育ちました。花合わせ(人工授粉)をしていたらもっと実りがよかったと思います。今年は、梅雨に備えて根元にビニールカバーを敷いたものの、雨量が少なかったので、逆に水分が足りませんでした。その分、甘みが増したのかもしれませんね。
収穫期は、適期を見極めるために2日おきに畑に足を運びました。割ってみると、それはもうみずみずしくて!スイカにこだわる家族から「くろたんは皮のヘリまでめちゃくちゃ甘くておいしいね」と絶賛されました。スイカは、栽培に慣れてきてステップアップしてきたらチャレンジしたい野菜ですよね。
※なり始めは普通のスイカのようにしま模様がありますが、徐々に全体が黒っぽくなってきます。
『密植栽培でもたくさん実るのでオクラ「満天」は、ベランダ栽培や園芸初心者に育てやすい』
オクラ「満天」は、1ポットに複数本が植わっていて、間引きせずに育てることをすすめられたので、そのまま育てました。ラベル裏面の栽培方法に書かれているように密植でもたくさん実ったのでよかったです。ベランダ菜園やスペースに余裕がない方にもおすすめしています。オクラは放っておくと大木になってしまうので、その心配がいらないのも初心者に育てやすい品種だと思います。
『早く実が付くので育てやすい!ミニトマト「キャロルツリー」は、自然と2本仕立てになっていて驚きました』
ミニトマト「キャロルツリー」は、生育がよくて、早く採れ始めました。その分、収穫期が終わるのも早かったですが、かわいい実が早く付いてとても楽しめました。育てて驚いたのが、自然と二股になり、勝手に2本仕立てになっていました。オクラ「満天」と同じですが、草丈が低いので、家庭菜園初心者の方やプランター菜園、ベランダ菜園にはおすすめしたい品種です。
トマト栽培を得意とする鳥居さん
園芸歴18年。トマトに魅了され、これまで100種類以上のトマト、ミニトマトを栽培。現在は30種を育てています。放任栽培にこだわり、そのノウハウを生かして初心者でも楽しくおいしい野菜づくりができるようにアドバイスをされています。
鳥居さん大絶賛 !!
トマト100種類を育てた中で「キャロルツリー」が一番かわいい!
草丈が低くて育てやすく、皮が薄くて誰でも食べやすいミニトマト
ミニトマト「キャロルツリー」は、育ててみて驚きました。私は、草姿がコンパクトで房なりするミニトマトに憧れて、これまでさまざまな品種を育ててきました。そういったミニトマトは、せっかく赤く熟しても、おいしくなくてがっかりしたことがあります。ところが「キャロルツリー」は、草姿がコンパクトなのに、おいしい実がたくさん実りました。
草丈が低いので収穫もしやすく、ベランダ菜園に向いていて、初心者の方にも育てやすいと思います。果肉が柔らかく、皮が薄いので子どもや年配の方にも食べやすくておすすめです。花や実の見た目が私の理想にマッチしていて、おいしくてこんなにかわいいトマトに出会えてうれしいです。
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菜園アドバイザー鳥居さんが家庭菜園でおすすめする「おうち野菜」品種
『たわわに実って”辛い”という当たりなし!安心して食べられる甘長トウガラシなら「満作」がおすすめです』
「トウガラシ「満作」は、実が大きいので食べ応えがありますね。土がよいところで育てたら、たわわに実りました。 甘長トウガラシは、これまでにも育てたことがあるのですが、他品種は辛い実が混ざっていて、食べるときにとても神経を使います。「満作」は、たくさん実っても辛いのに当たったことがありません※。安心して食べられる甘長トウガラシです。
※乾燥や高温などの栽培環境より辛い実ができる場合があります。
『「夏バテ知らず」はキュウリ栽培が苦手でも育てられて、たくさん実ります』
キュウリ「夏バテ知らず」は、その名の通り夏バテ知らずで収穫初期にすごくよく採れました。8月に入って他品種は枯れてきても「夏バテ知らず」は、全く枯れずに元気です。 私は、キュウリを上手に育てるのが苦手だったのですが「夏バテ知らず」はコンスタントによく採れました。栽培しやすく、しっかり実ったので今シーズンはキュウリをたくさん食べられました。キュウリをたくさん食べたい方におすすめです。
『たくさん採れてインパクト大!珍しい野菜に誰もが驚きました。一回は育ててほしいナス「夏豊作®」』
ナス「夏豊作」は、 7月までにたくさん収穫でき、10月になってもよく育っていました。 油を多めに揚げると淡い紫色になってきれいだし、柔らかくておいしかったです。お客様に差し上げると見た目の珍しさとおいしさで喜ばれました。九州の長ナスともまた違う味わいが楽しめます。
『放任栽培でも育てやすいマクワウリ「すっきりメロン」は、メロン嫌いも食べられるメロンです』
マクワウリは育てるのが難しいので、他の品種で失敗したことがあります。「すっきりメロン」は今年の悪条件下でもよく育ち、5個も実ったのでうれしかったです。私はメロンのピリピリしたところが苦手ですが、マクワウリはすっきりとした甘さで、ピリピリしないのでおいしく食べられます。簡単に育てられるので、スイカやメロンに挑戦する前におすすめの品種です。
『見た目が珍しいラグビーボール形のカボチャ「スイートタックル」は、実付きがよくて放任栽培でも実りました』
カボチャは、授粉を行う手間があります。「スイートタックル」は、 実付きがよいので、授粉すれば放任栽培でも1苗に5~6個が実りました。写真の後ろに映っている実は、1.8kgで収穫できました。マルチの中で育てた1株は今年の酷暑で地温が高くなり過ぎて枯れましたが、草の茂みで日よけして植えた1株は生育もよく、畑を占領する勢いで、覆うように育ちました。丸いカボチャを育て尽くしたと感じたらラグビーボール形の「スイートタックル」がおすすめですね。
「シェア畑」利用者から「育てやすい」「また育てたい」という声も!
今回「シェア畑」の利用者の皆さまを対象に「おうち野菜」の育てやすさに関するアンケートを実施しました。
家庭菜園で野菜苗の購入時の決め手は?
- 育てやすさ
- おいしさ
- 苗の品質
「おうち野菜」の育てやすいと感じたポイントは?
- しっかり実がついて収穫できた
- あまり手間をかけずに収穫できた
- おいしかった
「おうち野菜」は「しっかり実が付く」「手間が少ない」と多く回答いただき「育てやすい」「また育てたい」と声が寄せられました。ここではそのコメントの一部をご紹介します。
アンケートに寄せられた皆さまの声
-
キュウリ「夏バテ知らず」
わき芽も出てよく育ち、
病気にも強い気がします。
(30代・男性) -
ミニトマト「キャロルツリー」
あえて露地栽培しましたが
1mくらいの草丈で、
わき芽も出過ぎませんでした。
植えて収穫しただけ。楽チン!
(50代・女性) -
ミニトマト「とってもアイコ®」
プランターで育てました。
一度エアコンの室外機から出る熱風で、
実までしわしわになったのですが、
水やりをしたら復活しました。丈夫ですね。
(60代・男性) -
マクワウリ「すっきりメロン」
よく育っています。
おいしければ来年もやりたいです。
(50代・男性) -
カボチャ「スイートタックル®」
あまり手間をかけなくても収穫できました。
放っておいてもどんどん実が付いてきて、
葉が枯れてきても頑張って実を付けていました。
(50代・女性) -
大玉トマト「つよまる®」
実割れすることなく、
大玉のトマトがしっかり収穫できた。
とてもみずみずしくて、美味しかった。
(50代・女性)
※写真はイメージです。
- ■ 調査地域:関東全域
- ■ 調査対象:シェア畑の利用者
- ■ 調査期間:2023年7月下旬~9月下旬
(当社調べ)
菜園アドバイザーが語る『家庭菜園初心者に気を付けてほしいポイント』
どんなに苗選びに気を付けても、育てやすい品種を選んでも、栽培ポイントを抑えられていないとせっかくの苗がダメになってしまいます。ここでは家庭菜園初心者によくある失敗ポイント、夏場の家庭菜園の注意ポイントをご紹介します。
※神奈川県横浜市での栽培方法です。地域や条件に合わせた栽培方法をおすすめします。
初心者必見!家庭菜園で失敗しないための三つのコツ
夜間の寒暖差で苗がダウン!植え付け時期に気を付けましょう!
夏野菜の苗を植える4~5月は、まだまだ夜間に寒くなることが多く、寒暖差で苗枯れや生育不良を起こす原因になります。植え付け時期、適温を守ることで定植直後の苗枯れを防げます。また夜間の寒さ対策にトンネルハウス、苗キャップなどの活用も効果的です。
密植に注意!植えた苗が近過ぎませんか?スペースに余裕を持って!
根張りをよくするためには、株と株の間が必要です。密植をしてしまうと苗に勝ち負けが出て生育に差が出ます。また、葉や枝が絡まってしまって風通しが悪くなり、病害虫の発生要因にもつながります。適正な株間で植えるのも大事ですが、菜園計画以外で植えたくなった苗のためにスペースを空けておくのも対策の一つです。
穴を掘ったら植え付ける前にたっぷり水を注いでください。植え付け直後は水をかけ過ぎません。
「苗を植えたらたっぷり水やりを!」というのが誤解を生んでいるポイントで「植え付ける前の植え穴にしっかりと水を注ぐ(かん水)こと」が肝心です。植え付けた直後の苗に水を与え過ぎてしまうと根腐れの原因になります。
誰でもできる酷暑対策!夏野菜の栽培ポイント
小島さん「株元をすっきりさせ生育をサポート!病害虫の予防にもなります」
すべての野菜に共通していえますが、株元はすっきりさせた方が苗の生育がよくなります。密集していると、うどんこ病、温かくなってからのアブラムシなど病害虫が出やすくなります。とにかく足元を気にして、下を向いたら株元が見えるようにしています。
鳥居さん「草や葉を茂らせて地温を抑えたり、日陰を作るようにしています」
日射が強い時期のマルチングは地温が上がってしまうので、草を茂らせて、根を守って育てています。大玉トマトは、ほどよく葉を茂らせることで、実が割れずに樹の上で完熟まで実らせることができます。日に当たり過ぎて表面がガサガサにただれてしまうのも防げます。
小島さん「水やりは日中を避け、畝間に流し込みます」
水やりは日中を避けてください。多くの畑で、黒マルチングを敷いていますから、カンカン照りの日中、特に10~15時は水を株元に直接かけるとお湯になってしまいますよね。根が傷みますので、マルチングを避け、畝と畝の間にバケツで水を流してください。根は、地上部の枝先ぐらいまで地中を張っていますから、畝間にも根を張っています。しっかりと畝間に水をやるだけで十分です。
菜園アドバイザーが語る、品目別!夏野菜の栽培ポイント
トマト
トマトは葉を茂らせて日よけをします。また、特に大玉トマトは収穫期に雨が降ると、急激に水を吸って膨れてしまい大味になったり裂果するので、雨よけハウスなどで対策するとよいです。ひびや尻腐れ病が出たときは石灰を含む肥料を施します。
キュウリ
親づるの5~6節目までは花が付いてももったいないと思わずにとにかく取ります。6節目以降は子づるの本葉が5~6枚ほどになったら、2~3枚の上で切り(摘芯)、ピックアップして子づるをどんどん上に伸ばしていくと、孫づるが育ち、たくさん採れます。
ナス
下段2~3節のときに花が付いたら摘みます。もったいないと思って1本でも実らせてしまうと、それ以降の生育が悪くなります。
ナスは水が好きですが、畑の場合は1週間に1回程度しっかりと水やりをすれば大丈夫です。水をやり過ぎても根腐れするので注意してください。収穫するときに葉を2~3枚残すように切り戻しするとわき芽が成長して秋まで長く収穫できるようになり、”秋ナス”が楽しめます。
カボチャ
育てると畑を覆うようにつるが伸び1~2m程成長するので畑の幅が必要です。省スペースで育てるなら、棚を使った立体栽培もおすすめです。実が大きくなると重量があるので、落果しないように注意してください。
果梗(ジョイント部分)が茶色くなり始め、コルク化が進んだら収穫時期です。
ズッキーニ
密植すると実が小さくなってしまうので注意が必要です。1m以上に育ち、場所を取るのでスペースに余裕を持って栽培するとよいです。花が咲いたら、早朝に花合わせ(人工授粉)します。2株以上育てている場合は、別の株同士でするとより実付きがよくなります。
トウガラシ
伸ばすべき枝を見極めて伸ばし、わき芽や余分な枝を切ると収量を増やせます。間違えて切ってしまってもわき芽が出ていたら、それを伸ばします。夏に株をしっかりと育てることで9月以降に収穫量が増えますから長く収穫を楽しめます。
※トウガラシは高温にかなり強いですが、低温に弱いので植え付け時期に注意が必要です。
オクラ
オクラは寒さに当たると立ち枯れしてしまいます。最低でも地温15℃が必要なので、夜温が下回らないGW明けの定植が望ましいです。気温が高くなって、アブラムシが付く場合は、葉の裏など小まめに確認してください。
スイカ
スイカは定植直後にビニールトンネルをかけ、雨と風をよけると生育不良を防げます。気温が高くなるとビニールトンネルの中が蒸してアブラムシが付くので、例年5月ごろからビニールトンネルの下だけ開けて、風通しをよくします。35度を超える日が続く場合は、ビニールトンネルは外してよいと思います。花が咲いたら、花合わせ(人工授粉)が必要です。
マクワウリ
マクワウリの定植直後の管理は、スイカと同様で、ビニールトンネルなどで雨と風をよけるとよいです。
省スペースで育てる場合は、立体栽培もできますが、実が大きくなると重量があるので、ネットなどを張って落下しないようにする工夫が必要です。
「おうち野菜®」のご購入はこちら
今回ご紹介した「おうち野菜」の苗は、サカタのタネ オンラインショップでご購入いただけます。
※販売期間は毎年11月中旬~4月末までになります。