新色の登場でますます魅力度アップした「よく咲くスミレ」と、「ピエナ」。ガーデナー杉井志織さんおすすめの、ワンランク上の楽しみ方をご紹介します。
新色を生かす組み合わせを見つける
バリエーションの増えたパンジー、ビオラ。花色だけではなく、草姿の変化にも注目!グラデーションがかかる品種は、同系色の色幅を重視。明るい色みから暗めの色目、軽い感じ、重厚感のある感じなど自在に。
スモーキーなニュアンスカラーはパステルカラーの花色と合わせると、エレガントな印象にまとまります。ニュアンスカラーでも軽やかさを演出できるのが魅力。置き場所や器の質感、周りの彩りも考えて使い分けるのがポイントです。
パンジー よく咲くスミレ ロゼ

Aサンゴミズキ
Bよく咲くスミレ ロゼ
Cチェッカーベリー
Dネメシア アレンジ
グラデーションの花色のよさを引き立たせるときは、ワインレッドに近い赤や、ブロンズリーフなどのシックな赤、ベビーピンクやライラック色までの色幅を合わせると、冷たい冬の空気の中でも動きのある景色が作れます。
パンジー よく咲くスミレ ブルーフィズ

Aよく咲くスミレ ブルーフィズ
Bイベリス
Cガーデンプリムラ アラカルトシュシュ®ホワイト
D斑入りシラン
ウエーブするように横に広がる草姿に、花茎が春風に揺れるように育つ草姿の植物と合わせるのがおすすめ。
ビオラ ピエナ® ピーチ

Aビオラ ピエナ® ピーチ
Bアリッサム
Cデージー
Dヘミジキア キャンディーキッス
花色が変化するのが魅力。合わせる植物はシンプルな花形や、多粒まきのアリッサムなどグラデーションで合わせると色合いの変化が楽しめる鉢に。
品種の特徴を生かす
緩行性化成肥料を植え付けの培養土に混ぜ込みます。そして排水性と通気性をよくするために、培養土に1割程度赤玉土の小粒を混ぜるとよいでしょう。通気性と排水性をよくすることで、水やり後に地温が極端に下がるのを、土の中の空気で緩和させるのと、通気性がよくなったところに、根が張りやすくなるので葉数が増え、花数が増えます。水はけと肥料と通気性で、「よく咲くスミレ」のパフォーマンスを引き出して存分に楽しんでください。
野菜と一緒に植える

Aよく咲くスミレ レモネード® ピーチ
Bよく咲くスミレ パイナップル
Cパセリ
Dイチゴ
Eサンチュ
冬の寒さが得意な葉野菜を主役に、パートナーとして「よく咲くスミレ」で花色をプラス。寒さでも元気な葉野菜に、見た目もビタミンカラーの「よく咲くスミレ」で、デリシャスコンテナを楽しみます。育てながら食べるときには、葉を外側から適時収穫します。少しあると重宝するリーフレタスやパセリは、お弁当にも、一品足りないときの彩りにもぴったり。葉を収穫してボリュームダウンしたコンテナも、「よく咲くスミレ」の花色がカバーします。
配置のポイント
まずは「よく咲くスミレ」の配置から決めます。野菜は数種類を組み合わせることで見栄えがよくなります。
野菜の収穫方法

葉の外側からかき取ります。

内側から新芽が出てきたら根付いた証拠。
パセリは早めに収穫して柔らかさを味わって!