秋冬野菜を病害虫から守れ!

ハクサイなどの秋冬野菜をふんだんに入れた「お鍋」。寒い時期には格別ですよね。しかし、秋冬野菜が生育する9~10月ごろは、虫や病気も多く発生する時期です。せっかく育てた野菜がちゃんと収穫できるかどうかは、しっかりとした病害虫対策にかかっています。

コガネムシの幼虫対策

「コガネムシ」って?
秋になると、コガネムシの成虫は畑や草地に卵を産み付けます。ふ化した幼虫は、植え付け後の苗の根を食べてしまう厄介な虫です。

家庭園芸用サンケイ
ダイアジノン(R)粒剤3

種まきや苗の植え付け時に土に混ぜます。

【コガネムシの幼虫対策で使用できる主な作物】
レタスキャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、ねぎ、たまねぎ、はくさい、だいこん、豆類(種実)、きゅうり、すいか、メロン、かぼちゃ、かんしょ(さつまいも)


根こぶ病対策

「根こぶ病」って?
アブラナ科の野菜で最も気を付けたい病気です。根に大小のこぶができてしまい、正常な生育ができなくなります。一度病気が発生すると、病原菌は長年にわたって畑に残ってしまいます。その畑に連作することでさらに病原菌の密度が増し、被害が重くなってしまうのです。

ネビジン(R)粉剤
種まきや苗の植え付け時に土に混ぜます。

【根こぶ病対策で使用できる主な作物】
キャベツ、はくさい、ブロッコリー、カリフラワー、かぶ、だいこん、非結球あぶらな科葉菜類、なばな類、みずかけな

秋から冬にかけて畑以外の植物は寒さで枯れたり、葉を落としていきます。そのような中、畑で青々としている野菜は虫にとってごちそうです。防虫ネットを使って虫が入らないように対策しましょう。

防虫ネットAJメッシュシート(R)
0.25mmの細かい目合いで飛来害虫をシャットアウトします。

家庭菜園用ムシコン(R)
泥跳ねを軽減する黒マルチは病気の発生の軽減や、地温を上昇させるのに役立ちます。銀色ストライプ入りの「ムシコン」ならアブラムシやウリハムシを近づけない効果も。


ラスボスRタイプ
光のコントラストに誘引される虫の習性を生かした「ラスボスRタイプ」。

写真の記事は、家庭菜園誌『野菜だより2021年9月秋号』(ブティック社発行)で紹介されています。

アブラナ科の野菜はよくチョウが卵を産み付けにきます。葉に穴ができていたら葉裏をチェックしましょう。卵や幼虫が潜んでいる可能性があります。小さいうちに捕殺できるとよいのですが、それが難しい場合は園芸用の殺虫剤を使って防除しましょう。

ベニカベジフル(R)スプレー
速効性と持続性を兼ね備えた殺虫剤。成分は葉裏まで浸透し、葉の中や葉裏の害虫まで退治します。

【アオムシ対策で使用できる作物】
キャベツ、はくさい、ブロッコリー

※こちらで紹介している薬剤は、公開時に適用があるものです。薬剤を使用する場合は、薬剤メーカーのホームページなどで最新の適用病害虫名・対象作物名をご確認のうえ使用薬剤の説明書をよく読んで、記載内容に従った安全適正の使用をお願いします。

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