ヒマワリの育て方・栽培方法
難易度:マークが多いほど難易度が上がります。
- 用途花壇、鉢植え
- 日当たり日なた
- 耐寒性弱
- 地植え適所・土質日当たり、水はけのよい場所が適地。有機物を多く含む肥沃な土。草丈と同じくらい根が深く伸びるので、深さ40cmくらいまで耕し、堆肥、腐葉土、元肥をすき込む。
栽培暦
※寒地および寒冷地では、ポットにまいてフレームで育苗する。暖地では7~8月まきで、10~12月に咲かせることもできる。遅まきでは、切り花用品種がよく咲く
※上記の区分は目安です。実際の栽培地の条件により異なる場合があります
ヒマワリとは
夏の青空に似合うヒマワリは子供から大人まで人気の花。さまざまな品種があるので、作り比べても楽しいですね。
種まき
種が大きく、まきやすい草花です。発芽適温は20~25℃、4~6月がまきどきです。移植を嫌うので、直まきします。高性種は30~40cm間隔、花壇用、切り花用の中高性種は20cm間隔に2~3粒ずつ点まきし、1cmぐらい覆土します。
まく場所が決まっていない場合は、ポットにまいて育苗します。7.5~9cmポットに種まき用の配合土を入れ、1ポットに2~3粒ずつまきます。
育苗
ポットにまいた種は、1週間前後で発芽します。この間、水を切らさないよう注意します。育苗期間は3週間ぐらいです。
よく日に当て、本葉が出始めたら週に1度、液肥を与えます。本葉がよく展開したら、元気のよい苗1本を残すように間引きます。
定植
日当たり、水はけのよい場所が適地です。ヒマワリは荒れ地でも育つ丈夫な草花ですが、よく作るためには、有機物を多く含む肥沃な土にして作るようにします。
草丈と同じくらい根が深く伸びるので、深さ40cmくらいまで耕し、堆肥、腐葉土、元肥をすき込むようにします。
ポットに根が回ったら、苗が老化しないうちに定植します。ヒマワリは生長が早いので、肥料切れしないよう月に1度、追肥を与えるようにします。
なお、中高性種は、本葉4枚ぐらいの小苗のうちに1度摘心して育てると、姿よく咲かせることができます。
開花
蕾が見える頃になると、地上部が重くなり、倒れやすくなるので、支柱を立て、誘引します。
梅雨明け後、晴天が続いて土が乾くと下葉が落ちやすくなるので、株元に敷きわらをし、乾きがひどいときは週に1度、たっぷり水をやるようにします。
分枝の多い小輪咲きのヒマワリは、終わった花を切り取るようにすれば、株が弱らず、長く花が楽しめます。
熟した種は、食用になります。また、実のついた枝を取り、ドライフラワーとしても楽しめます。
病害虫
アブラムシ、ズイムシがつくことがあります。
最近多くなったハモグリバエは、根から吸収させて効果のある殺虫剤を株元にまいて駆除します。
雨が多いと発生するべと病は、長雨のあと、殺菌剤を散布して駆除します。