キンセンカ(カレンジュラ)の育て方・栽培方法
難易度:マークが多いほど難易度が上がります。
- 学名Calendula officinalis L.
- 和名/別名キンセンカ(金せん花)
- 英名Pot Marigold
- 原産地/生産地南ヨーロッパ、地中海沿岸
- 分類キク科カレンデュラ属
- 発芽地温20℃前後
- 用途花壇、鉢植え、切り花
- 日当たり日なた
- 耐寒性強
- 地植え適所・土質有機質に富む弱アルカリ性の土
- 植えつけわい性種は株間15~20cm、高性種は25~30cm間
栽培暦
※寒地、寒冷地の種まきはフレームか室内で行い、夏まきの場合は50%遮光下の涼しい場所で行います
※秋冬に咲かせるには、四季咲き性のある品種を選ぶことが大切です
※上記の区分は目安です。実際の栽培地の条件により異なる場合があります
キンセンカとは
早春から初夏にかけて、橙色や黄色の頭状花を次々に長く咲かせる秋まき一年草の代表種のキンセンカ。その花色と盃状に咲く花の形から「金盞花」と名づけられ、丈夫で作りやすい草花として親しまれています。
種まき
発芽適温は15~20℃。種は三日月形をした、長さ約1cmと比較的大きなものなので、ポットに直まきして苗を育てます。一般には秋の彼岸ころがまきどきですが、寒地では春まきします。冬期に咲かせる場合は、盛夏のころなので、日除けをした涼しい場所でまくようにします。
育苗
子葉が出たら苗が徒長しないよう、よく日に当てます。夏の育苗は、黒の寒冷紗を使った50%遮光下で行います。
本葉が出始めたら間引いて1本にします。間引き後は、週に1度1000倍に希釈した液肥を与え、丈夫な苗に育てます。
定植
本葉4~6枚になり、ポットに根が回ったら、日当たり、水はけのよい場所に定植します。
有機質に富む弱アルカリ性の土を好むため、苗を植える2週間前までに苦土石灰をまき、堆肥、元肥を施し、よく耕して土ごしらえをしておくことが大切です。
わい性種は株間15~20cm、高性種は25~30cm間隔に植えつけます。
病害虫
育苗中にヨトウムシ、アブラムシがつくことがあるので、早めに殺虫剤をまいて駆除します。開花のころからうどんこ病が発生するので、殺菌剤を散布します。