タネから広がる園芸ライフ / 園芸のプロが選んだ情報満載

特集

おいしいエダマメを作りたい!家庭菜園で育てるときの注意点とは?

2018/03/08

ヘルシーかつ手軽に食べられるエダマメは、おやつにおつまみにと子どもから大人まで人気の野菜です。家庭菜園初心者でも比較的簡単に育てられることから、自家栽培している方も少なくありません。

しかし、育てるからにはおいしいものを作りたいですよね。エダマメ栽培経験者はどのようなことに気を付けて育てているのでしょうか?アンケートを取ってみました。

エダマメを育てた経験がある人に質問!おいしいエダマメを育てるために最も気を付けるべきポイントは何だと思いますか?

■調査地域:全国
■調査対象:【性別】女性 【年齢】30 - 39 40 - 49 50 - 59 60 - 【結婚】既婚
■調査期間:2018年04月17日~2018年05月01日
■有効回答数:100サンプル
(サグーワークス調べ)

日当たりのよさと温度管理がエダマメの成長をよくする

アンケートの結果、最も多かった回答は、「日当たりなどの環境」という回答でした。エダマメ栽培経験者の回答をいくつかご紹介します。

「日当たりなどの環境」を選択した方のコメント

・日当たりのよい場所で栽培することが大切です。日当たりが悪いと実が小さくなったり、実の育ちが悪くなります。(40代/女性/専業主婦)

・日当たりの違いによってできたときの色合いや甘さが異なり、日がよく当たる場所では味も濃くなります。(40代/女性/無職)

・暑さには強いのですが寒さに弱く、梅雨の時期など温度が比較的低いときは注意が必要です。(40代/女性/パート・アルバイト)

回答理由の中で多かったのが、日当たりのよさによって実の育ち方が変わるという意見でした。エダマメの実は日当たりがよいとよく育ち、味も濃くなりますが、日照不足だと育ちが悪くなります。

また、エダマメは暑さに強くても寒さには弱いというコメントから、温度管理も大切だということが分かります。よりおいしいエダマメを作るためには日当たりも大事ですが、気温の変化にも配慮するようにしましょう。

害虫対策は必須!エダマメの性質を理解してしっかり対策しよう

2番目に多かった回答は「病気・害虫対策」でした。次いで「土づくり」「その他」「追肥のやり方」の順で回答が集まりました。それぞれのポイントについて、回答者のコメントをご紹介します。

「病気・害虫対策」を選択した方のコメント

・安心して食べられるように薬品を使わずに育ててみましたが、莢の中に虫が侵入してしまい、先手の対策が必要だと痛感しました。(50代/女性/個人事業主)

・カメムシやマメシンクイガなどの対策をしていないと収穫時にほとんど虫に食われていたりすることがあるので、害虫対策は必須です。 (40代/女性/正社員)

防虫ネットを掛けたプランター

「土づくり」を選択した方のコメント

・エダマメは、日当たりがよく保水性のある土を好みます。特に開花期から結実期に土を乾燥させないよう気を付けましょう。(30代/女性/パート・アルバイト)

「その他」を選択した方のコメント

・鳥害対策が大事だと思いました。種や新芽などを食べにくるので、ネットなどで対策が必要です。 (30代/女性/専業主婦)

・エダマメは乾燥に弱いと聞いていたので、水やりに気を配って育てました。(30代/女性/専業主婦)

「追肥のやり方」を選択した方のコメント

・元肥を施した後は、生育が悪いときだけ追肥することがポイントです。エダマメは根に根粒菌がいて窒素を供給するので、生育がよいときの追肥は不要です。肥料が多過ぎると葉ばかりが茂って花が咲かなくなったりします。 (40代/女性/専業主婦)

病気に関してのコメントはほとんどありませんでしたが、害虫被害にあったというコメントは多く寄せられました。せっかく育てたエダマメを虫に食べられてしまわないよう、早めに対策をして、事前に防除するようにしましょう。また、害虫だけでなく、鳥害対策も併せて行うとよいでしょう。

害虫対策に続いて、土質が悪いとエダマメはうまく育たないと考える方が多かったため、土づくりも重要なことだと分かります。その他、エダマメは乾燥に弱かったり、肥料をやり過ぎると生育が悪くなったりする性質があるようです。水やりに気を配り、追肥は生育状態を見ながら、適宜施すようにしましょう。

ポイントを押さえて、おいしいエダマメを育てよう!

家庭菜園でエダマメを育てたことのある経験者に、育てるときの注意点について意見を伺いました。比較的簡単に育てられるエダマメですが、土づくり、害虫対策、水やり、追肥の管理など確実に押さえておいた方がよいポイントがいくつかありました。

これらのポイントをしっかりと押さえれば、おいしいエダマメが収穫できることと思います。ぜひ、自家栽培したエダマメをご家族と味わってみてください。

JADMA

Copyright (C) SAKATA SEED CORPORATION All Rights Reserved.