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特集

とれすぎ野菜活用術 Vol.1 ミニトマトを炒める

2019/02/28

ミニトマトをどっさり使ったレシピを2回にわたってご紹介します。テレビや雑誌などで話題のサバ缶とのコラボレシピは、おいしいだけでなく、栄養面でも大満足の一品です。

煮込まずに炒めるだけの時短トマトソース

家庭菜園だから味わえる収穫したてのみずみずしさ。それを大切にしたミノカモさんの提案は、「煮込まないトマトソース」。さっと加熱するだけなので時間がかからず、主菜にも副菜にも応用可能です。ショウガをニンニクに、大葉をバジルに替えれば、イタリアンなおいしさに。

サバみそトマトライス

●材料(2人分)
ミニトマト:16個/タマネギ:1/2個/サバの水煮:1缶
オリーブオイル:大さじ2/ショウガ:1/2片/大葉:3枚/温かいご飯:茶わん1/2
 
A(混ぜておく)
みそ:大さじ2/みりん:大さじ2
 
●作り方
1 ミニトマトは半分に、タマネギは繊維に沿って幅1cmにカット、ショウガは皮付きでみじん切りにする。
2 フライパンにオリーブオイル、ショウガを入れて熱し、強火でタマネギが透明になるまで炒めたら、Aを入れタマネギと混ぜながらさらに炒める。
3 (2)にサバを入れ、木べらでざっくりと崩しながら混ぜ、仕上げにミニトマトを加えてさっと炒めて火を止める。ご飯にかけて盛り付け、ちぎった大葉を散らしたら出来上がり。

鶏肉や野菜にうまみをプラス

サバと並んで健康志向の人々に近ごろ人気の鶏むね肉。淡泊な味わいに物足りなさを感じるときは「煮込まないトマトソース」の出番です。
作り方は「サバみそトマトライス」の2までの手順は同じ。みそとタマネギが混ざったら、半分に切ったミニトマトを加えて出来上がり。鶏肉だけでなく、白身魚のソテーや豆腐のステーキにかけてもおいしさ倍増です。

「煮込まないトマトソース」をドレッシング代わりに、鶏むね肉の薄切りとミズナをあえたサラダもおすすめ。オリーブオイルとみそ、ミニトマトの風味が、野菜をさらにおいしくしてくれます。

レシピを添えて親しい人へのギフトに

どっさり料理に使っても、まだ手元に収穫物が残っていたら、親しい方へお裾分けはいかがでしょう。100円ショップのラッピングコーナーで見つけた箱やリボンを飾ればギフト感がぐーんと高まります。
メッセージカードやレシピをカードを添えるのもおすすめ。愛情込めて育てた野菜が、絆を深めてくれます。

●料理・撮影 minokamo|ミノカモ

岐阜県美濃加茂市出身。「ごはんで町を元気に!」をテーマに、各地でその土地に根差したメニュー開発、キッチンプロダクトのフードコーディネート、雑誌へのメニュー提案ほか、各世代がつながるイベントも開催。みそ料理も得意とする。各地の郷土食を取材し、紹介する活動も行っている。http://minokamo.info

JADMA

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