とれすぎ野菜活用術 Vol.2 ミニトマトを漬ける
2019/04/05
ミニトマト活用術の第2回は保存にも便利なピクルス。昆布やミョウガなどを加えることで、ご飯にもよく合うさっぱりした和風の味わいに仕上げました。
ご飯やビールのお供に。和風テイストのピクルス
ピクルス液にきび砂糖を使用することで、ちょっぴり複雑で奥行きのある味わいが楽しめます。漬けてすぐいただく浅漬けはさっぱりとしたおいしさが味わえます。味が染みた翌日以降はそのまま食べるだけでなく、魚介類や鶏肉とのあえ物にも。ピクルス液も調味料としてご利用ください。
トマトのミョウガピクルス
●材料(作りやすい量)
ミニトマト:20個/ミョウガ:4個
酢:1/2カップ
A
水:1/2カップ/きび砂糖(砂糖でも可):大さじ4/塩:大さじ1/2
だし用昆布:長さ10cm
●作り方
1 ミニトマトは沸騰したお湯に5秒ほど入れたらすぐボウルの水に入れて熱を取り、皮をむいておく。ミョウガは繊維に沿って薄切りにする。ミニトマトとミョウガは、瓶か容器に入れておく。
2 Aを鍋に入れて沸騰したら火を止めて酢を入れ、ミニトマトとミョウガを入れた容器に注ぐ。
*漬け込んで約1時間で浅漬け状態に。保存は冷蔵庫で。
タコや白身魚との相性は抜群! ミョウガが味のアクセント
イタリア料理では定番のトマトと魚介の組み合わせ。トマトピクルスも、タコや白身魚との相性は抜群です。トマトのピクルスと魚介を、トマトのうまみが溶け出したピクルス液であえるだけの手軽さも魅力。食卓にもう一品欲しいときに、ぜひお試しください。
レシピを添えて親しい人へのギフトに
どっさり料理に使っても、まだ手元に収穫物が残っていたら、親しい方へお裾分けはいかがでしょう。100円ショップのラッピングコーナーで見つけた箱やリボンを飾ればギフト感がぐーんと高まります。
メッセージカードやレシピカードを添えるのもおすすめ。愛情込めて育てた野菜が、絆を深めてくれます。
レシピに使用したのは「アイコ」
レシピに使用したのは、サカタのタネで育成した「サカタ交配」の品種「アイコ」。果肉が厚くてゼリーが少ない長卵型のミニトマトです。しっかりした果肉は、生食だけでなく加熱料理にも適しています。
葉周病や葉かび病、斑点病などの病気に強い上に、果実の割れも少なく、実付きがよいのが特長。野菜づくりの初心者の方にもおすすめの品種です。
●料理・撮影 minokamo|ミノカモ
岐阜県美濃加茂市出身。「ごはんで町を元気に!」をテーマに、各地でその土地に根差したメニュー開発、キッチンプロダクトのフードコーディネート、雑誌へのメニュー提案ほか、各世代がつながるイベントも開催。みそ料理も得意とする。各地の郷土食を取材し、紹介する活動も行っている。http://minokamo.info