カラフル野菜活用術 Vol.1 葉を生かす
2019/08/13
β(ベータ)カロテンを多く含む緑黄色野菜の代表として知られるニンジン。葉にも栄養素がたっぷり含まれているので、捨てずに食べることがおすすめです。
揚げ焼きにした葉はサクサク軽い食感
濃く鮮やかなオレンジ色の果肉が特徴の「ベーターリッチ®」は、ニンジン特有のクセが少ないため、ニンジンが苦手な方々にも大好評!
ステーキ感覚のソテーの付け合わせは、揚げ焼きにした葉。野菜とは思えないほど満足感いっぱいの一皿です。
ニンジンソテーのらっきょうタルタル
●材料(2人分)
ニンジン「ベーターリッチ®」:2本/オリーブオイル:大さじ3
ニンジン「ベーターリッチ®」の葉:適量
らっきょう:8粒ほど(40g)/マヨネーズ:80g/砂糖:小さじ1/2
●作り方
1. らっきょうはみじん切りにして、マヨネーズ、砂糖、ニンジンの葉少々を混ぜておく。
2. ニンジンは皮をむき、太い箇所は長さ3cm、細い箇所は長さ5cmを目安にカット
する。耐熱容器にニンジンと水大さじ3(分量外)を入れてラップをし、600Wの電子
レンジで5~5分30秒、竹串が通るまで加熱する。
3. フライパンに大さじ1のオリーブオイルを入れて熱し、ニンジンを入れ、皮面に数カ
所焼き色が付くように焼く。ニンジンを取り出し同じフライパンに大さじ2のオイル
を入れ、残りのニンジンの葉を入れ揚げ焼きする。
4. ニンジンに1を掛け、葉を添える。
ニンジンを使ってもう1品。簡単ニンジンご飯
鮮やかなオレンジ色が食欲をそそるニンジンご飯は、ニンジンがちょっと苦手な子どもにも大人気。仕上げに、塩を入れた熱湯でさっとゆでた葉をみじん切りにして飾れば、彩りも栄養もさらにアップ。冷めてもおいしいので、お弁当やおにぎりにもおすすめ。
炊飯器で簡単にできるニンジンご飯は、調味料を加えなくてもおいしくいただけます。しっかりした味付けがお好みなら、水と一緒に、しょうゆ大さじ1あるいは塩小さじ1/4を入れてください。
ニンジンご飯
●材料(4人分)
ニンジン「ベータ―リッチ(R)」:1/2本/米:2合/水:400cc
●作り方
1.ニンジンはみじん切りにする。
2.炊飯機にといだ米、水を入れ、その上に1のニンジンを入れて通常通り炊き、炊き上がったら全体を混ぜ合わせる。
レシピに使用したのはベーターリッチ(R)
レシピに使用したのは、サカタのタネで育成した「サカタ交配」の品種「ベーターリッチ(R)」。健康によいベーターカロテンを豊富に含む「ベーターリッチ(R)」は、病気に強く生育旺盛な品種です。
甘みが強く、クセのないおいしさに加え、芯まで赤いので料理の際の見栄えも抜群。ご紹介したレシピのほか、煮物やジュースなど、幅広い料理に活用できます。
●料理・撮影 minokamo|ミノカモ
岐阜県美濃加茂市出身。「ごはんで町を元気に!」をテーマに、各地でその土地に根差したメニュー開発、キッチンプロダクトのフードコーディネート、雑誌へのメニュー提案ほか、各世代がつながるイベントも開催。みそ料理も得意とする。各地の郷土食を取材し、紹介する活動も行っている。http://minokamo.info